
2026年9月6日(日)、中山競馬場では秋華賞トライアルの紫苑ステークス(GⅡ)が行われます。
舞台は中山芝2000m。
今年は、春の牝馬クラシック戦線で上位争いを演じた馬が集結。
なかでも注目を集めるのが、5月のオークスで2着に好走したドリームコアです。
さらに、桜花賞で3着に入ったジッピーチューン、オークス4着のリアライズルミナス、クイーンC4着のマスターソアラなど、重賞実績を持つ馬がスタンバイ。
一方で、ミモザ賞を勝って以来の実戦となるベンヴェヌータ、函館のかもめ島特別2着から挑むアストリル、前走1勝クラスを勝ち上がったサムシングスイートやナイスプレーアスクも侮れません。
紫苑Sは秋華賞への切符を懸けた重要な一戦。
今回は出走予定11頭を一頭ずつチェックしながら、現時点での本命候補と穴馬、そして秋華賞につながる馬を考察していきます。
紫苑ステークス2026の基本情報
- 日程:2026年9月6日(日)
- 競馬場:中山競馬場
- レース:紫苑ステークス(GⅡ)
- 条件:3歳牝馬
- 距離:芝2000m
- 予定頭数:11頭
- 秋華賞トライアル
JRAによると、今年の紫苑ステークスは9月6日に中山芝2000mで開催。3着以内に入った馬には秋華賞の優先出走権が与えられます。
春のクラシックから約3カ月半。
夏を越して成長した馬と、春の実績馬がぶつかることになります。
今年は特に、
「オークス上位馬の復帰戦」
という意味でドリームコアに注目が集まります。
出走予定馬
| 馬名 | 性齢 | 予定騎手 |
|---|---|---|
| ドリームコア | 牝3 | ルメール |
| ジッピーチューン | 牝3 | 北村友 |
| リアライズルミナス | 牝3 | 津村 |
| サムシングスイート | 牝3 | 団野 |
| ベンヴェヌータ | 牝3 | 石橋脩 |
| ファムクラジューズ | 牝3 | 菊沢 |
| アストリル | 牝3 | ミシェ |
| ナイスプレーアスク | 牝3 | 岩田康 |
| マスターソアラ | 牝3 | 大野 |
| ロングトールサリー | 牝3 | ○○ |
| ジワタネホ | 牝3 | 三浦 |
中山芝2000mは「器用さ+持続力」が重要
紫苑Sの舞台となる中山芝2000mは内回りコース。
スタート地点から1コーナーまでは約400mありますが、スタート直後から坂を上る形になります。
その後は向正面にかけて下り、3コーナー付近からペースが上がりやすいコース形態。
最後の直線は310mと短い一方、ゴール前には中山名物の急坂があります。
そのため、
- コーナーを器用に回れる
- 好位~中団で立ち回れる
- 早めのペースアップに対応できる
- 最後まで脚を持続できる
- 急坂をこなすパワーがある
こうした能力が重要になります。
特に中山2000mでは、東京のような長い直線で最後に瞬発力だけを競う形になりにくい。
JRAも、中山芝2000mは小回りコーナーをスピードに乗って回るため外を回ると距離ロスが大きく、最後の急坂もあることから、パワーと器用さが要求される舞台と説明しています。
今回の11頭では、中山2000mで実績を持つ馬を高く評価したいところです。
紫苑Sは春の実績馬をどう評価するか
今回の最大のポイントは、春のクラシック実績馬と夏場に使われてきた上がり馬の比較。
特に注目すべきは、
ドリームコア
ジッピーチューン
リアライズルミナス
の3頭です。
ドリームコアはオークス2着。
ジッピーチューンは桜花賞3着。
リアライズルミナスはオークス4着。
いずれもGⅠで掲示板に入った実績があります。
一方で、ベンヴェヌータやサムシングスイート、ナイスプレーアスクなどは夏を経て成長している可能性があります。
ここをどう評価するかが予想のポイントになりそうです。
◎本命:ドリームコア
現時点での本命はドリームコア。
やはりオークス2着という実績は、このメンバーでは一枚上と判断します。
2026年のオークスでは東京芝2400mで2着。
勝ち馬には敗れたものの、3着以下を抑えてGⅠで連対した能力は高く評価できます。
そして今回、距離が2400mから2000mへ短縮されます。
これはドリームコアにとってマイナスとは考えにくいでしょう。
オークスで2400mをこなしていることから距離への不安はありませんし、むしろ中山2000mで問われる持続力・立ち回り能力を持っていれば、十分対応できる条件です。
さらに血統面も魅力。
父はキズナ。
母は2018年の紫苑Sを勝ったノームコアです。
つまり今年は、
母ノームコア→娘ドリームコア
という親子制覇がかかります。
JRAもドリームコアについて、母ノームコアが2018年紫苑Sを制していることを紹介しています。
そして鞍上はルメール騎手。
春のオークスでもコンビを組んで2着。
継続騎乗で秋初戦を迎えられる点も大きな材料です。
最大のポイントは休み明け。
オークス以来となるため、仕上がり具合が鍵になります。
ただ、紫苑Sから秋華賞を目指す有力馬としては十分に想定されるローテーション。
能力を素直に評価して、本命とします。
印:◎ ドリームコア
○対抗:ジッピーチューン
対抗はジッピーチューン。
この馬も春のGⅠで強烈な実績を残しています。
2026年の桜花賞では、12番人気という低評価を覆して3着。
1着スターアニス、2着ギャラボーグに続く3着でした。
桜花賞で3着というだけでも十分評価できますが、そこに至る過程も面白い馬。
春にはクイーンCでも2着に好走しており、マイル路線で安定して上位争いを演じています。
今回は1600mから2000mへの距離延長。
ここが最大のポイントです。
父はロードカナロア。
一般的には短距離~マイルのイメージが強い血統ですが、母系や自身の競馬内容から2000mまでこなす可能性は十分あります。
また、桜花賞で最後まで伸びて3着に入った内容から、単純なスピードだけの馬ではありません。
中山2000mで好位~中団から立ち回る形なら、距離を克服して上位へ来ても不思議ではありません。
北村友一騎手とのコンビも継続。
実績を考えれば、本命と差のない対抗評価です。
印:○ ジッピーチューン
▲単穴:リアライズルミナス
単穴にはリアライズルミナス。
こちらもオークス4着という確かな実績があります。
2026年のオークスでは、好位~中団からレースを進めて4着。
勝ち馬との差はありましたが、2400mのGⅠで掲示板を確保した点は評価できます。
特に注目したいのが、今回の距離。
オークスの2400mから2000mへ短縮。
これはむしろ歓迎材料と考えられます。
前走は新潟芝2200mの燕特別で3着。
夏場に一度実戦を使っていることで、休み明けの春実績馬とは違うアドバンテージがあります。
津村騎手とのコンビも継続。
GⅠで4着という能力に加え、夏の実戦を使っている点を評価して3番手とします。
印:▲ リアライズルミナス
☆穴:アストリル
穴候補として注目したいのがアストリル。
戦績は8戦2勝、2着3回、3着2回、4着1回で、3着内率は非常に高い安定型です。
前走は函館芝1800mのかもめ島特別。
重馬場の中で2着に入りました。
その前には函館芝2000mの遊楽部特別を勝利。
つまり、
1800m~2000mへの対応力
をすでに見せています。
さらに中山2000mに必要な持続力という点でも魅力があります。
春のGⅠ実績馬3頭に比べればネームバリューは落ちますが、夏場に使っている点は大きなメリット。
重馬場の函館1800mでも崩れなかったタフさも評価できます。
今回はミシェル騎手とのコンビ。
人気が低いなら、馬券的には非常に面白い存在です。
印:☆ アストリル
△ベンヴェヌータ
ベンヴェヌータは無傷2連勝。
しかも2勝目は中山芝2000mのミモザ賞でした。
3月29日のミモザ賞では、少頭数ながら逃げる形から押し切って勝利。これで新馬戦に続く連勝となりました。
中山芝2000mで勝っている点は非常に大きい。
父ロゴタイプという血統からも、中山の小回り・持続力勝負への適性は感じさせます。
一方、ミモザ賞から約5カ月半ぶり。
また、これまで逃げて勝った経験しかない点もポイント。
重賞で他馬にプレッシャーをかけられた際に、同じような競馬ができるかは未知数です。
能力は高く評価しつつ、今回は相手候補まで。
印:△ ベンヴェヌータ
△マスターソアラ
マスターソアラはクイーンC4着。
2026年2月のクイーンCでは、後の桜花賞3着馬ジッピーチューンらと対戦し4着でした。
つまり、今回のメンバーで言えばジッピーチューンとの比較材料があります。
マイルでの実績が中心ですが、今回は2000mへ距離延長。
父シスキンで、母系にはダイワメジャーの血が入っています。
2000mへの対応力がポイントになりますが、能力そのものは軽視できません。
休み明けとなるだけに、仕上がりが重要。
印:△ マスターソアラ
△サムシングスイート
サムシングスイートは夏場の上昇馬。
8月1日の中京芝2000m・1勝クラスを勝利しています。
しかも今回と同じ2000mを経験していることが大きなポイント。
春の重賞実績こそありませんが、夏を越して力をつけている可能性があります。
中京2000mから中山2000mへの舞台替わりは、器用さという点では課題。
それでも同距離勝ちという実績は魅力で、相手候補には入れておきたいところです。
印:△ サムシングスイート
△ナイスプレーアスク
ナイスプレーアスクも上昇馬。
7月11日の函館芝1800m・1勝クラスを勝利しています。
これで今回の11頭の中では、夏場に勝利して勢いをつけてきた馬の一頭。
函館芝1800mという舞台から、中山2000mへの対応も期待できます。
中山2000mは最後の坂があるため、函館で見せた持続力が生きれば面白いでしょう。
ただし、今回はGⅡ。
春のGⅠ上位馬と比較すると、実績面では一枚下。
押さえ評価とします。
印:△ ナイスプレーアスク
ファムクラジューズは巻き返しに期待
ファムクラジューズは評価が難しい一頭。
前走はフローラSで10着。
GⅡでは結果を残せませんでした。
ただし、前走だけで能力を決めつけるのは危険。
2月のフリージア賞では東京芝2000mを勝利しており、2000mへの適性はあります。
前走は道中で掛かるなど、力を出し切れなかった可能性もあります。
馬体回復と精神面の改善があれば一変してもおかしくありません。
今回は大穴候補として押さえておきたい存在です。
ジワタネホは勢いが魅力
ジワタネホは8月1日の新潟芝2000m未勝利戦を勝利。
キャリアはまだ浅いものの、2000mで勝っている点は魅力です。
三浦皇成騎手とのコンビで、勢いに乗って重賞へ挑戦。
ただし、今回のメンバーにはGⅠ上位馬が複数います。
重賞でいきなり同等のパフォーマンスを出せるかが課題。
現時点では押さえまでの評価です。
ロングトールサリーは距離適性に注目
ロングトールサリーはオークスにも出走した経験があります。
オークスでは11着でしたが、2400mのGⅠ経験は今回のメンバーの中でも貴重。
前走は小倉芝1800mの筑紫特別で3着。
夏場に一度使っているため、実戦勘という面ではプラス材料です。
2000mへの距離短縮も悪くありません。
春のGⅠでの敗戦だけで人気が落ちるなら、穴として面白いでしょう。
紫苑S2026の展開予想
11頭立てと少頭数。
この点は展開を読むうえで非常に重要です。
明確な逃げ候補はベンヴェヌータ。
ミモザ賞ではハナを切って押し切っています。
今回も逃げる形が濃厚でしょう。
ただし11頭立てで他馬が積極的に競りかけなければ、極端なハイペースにはなりにくいと考えます。
ベンヴェヌータがペースを作り、
アストリル、リアライズルミナス、ドリームコアあたりが好位~中団
という形を想定。
ジッピーチューンやマスターソアラは中団以降。
3~4コーナーから徐々にペースが上がり、最後は中山の急坂を含めた持続力勝負になるでしょう。
この形なら、オークスで2400mをこなしているドリームコアにはかなり向きそうです。
紫苑S2026は「オークス組」を素直に評価
今回、特に注目したいのが春のGⅠ実績。
ドリームコアはオークス2着。
リアライズルミナスはオークス4着。
ジッピーチューンは桜花賞3着。
この3頭は春の牝馬クラシックで結果を残しています。
一方、紫苑Sは秋華賞トライアル。
春の実績馬が秋初戦でどこまで仕上がっているか、という点が重要です。
ただし、休み明けだからという理由だけで評価を下げる必要はありません。
秋華賞そのものの過去10年データを見ると、前走オークス組は6勝、3着内率38.5%と好成績。オークス以来の休養を過度に不安視する必要はないというデータもあります。
もちろん紫苑Sと秋華賞は別レースですが、春のGⅠから秋初戦へ向かうローテーション自体は十分に実績があります。
最終予想
現時点での印は以下の通りです。
| 印・馬名 | 評価 |
|---|---|
| ◎ドリームコア | オークス2着+母ノームコアの血統。能力を最上位評価 |
| ○ジッピーチューン | 桜花賞3着。2000m克服なら逆転まで |
| ▲リアライズルミナス | オークス4着+夏に2200mを経験 |
| ☆アストリル | 1800~2000mで安定。夏場の実戦も魅力 |
| △ベンヴェヌータ | 中山2000m無敗。逃げ切り注意 |
| △マスターソアラ | クイーンC4着。能力は上位級 |
| △サムシングスイート | 2000m勝ち+夏場の成長に期待 |
| △ナイスプレーアスク | 函館1800m勝ち。上昇度に注目 |
| △ロングトールサリー | オークス経験+1800mで3着 |
| △ファムクラジューズ | 2000m勝ちあり。巻き返し警戒 |
| △ジワタネホ | 2000m未勝利勝ち。勢いは魅力 |
本命ドリームコアの強み
やはり最大のポイントはオークス2着。
GⅠで2400mを走って2着という実績は、今回のメンバーでは非常に大きなアドバンテージです。
しかも母ノームコアは2018年の紫苑S勝ち馬。
中山芝2000mへの適性を血統面からも期待できます。
さらにルメール騎手。
秋華賞を見据えた一戦ではありますが、ここで3着以内を確保すれば本番へ向けて非常に大きな意味を持ちます。
現時点では能力・実績ともに最上位と判断します。
ジッピーチューンは距離克服がカギ
逆転候補がジッピーチューン。
桜花賞3着という実績はドリームコアにも引けを取りません。
むしろ今回のレースで最大の焦点は、
「ジッピーチューンが2000mをこなせるか」
でしょう。
1600mで見せたスピードを中山2000mでも発揮できれば、ドリームコアとの一騎打ちになる可能性があります。
北村友一騎手がどの位置で運ぶのかにも注目です。
リアライズルミナスは展開の恩恵も
3番手のリアライズルミナスは、オークス4着という実績に加えて、8月1日に新潟2200mを使っている点が魅力。
夏場の実戦を一度経験していることで、休み明けの春実績馬とは違う状態面のアドバンテージがあるかもしれません。
オークスと同じ2400mではなく、今回は2000m。
距離短縮でさらにレースがしやすくなる可能性があります。
穴ならアストリル
馬券的に面白いのはアストリル。
重賞実績こそありませんが、
芝1800m勝ち
芝2000m勝ち
かもめ島特別2着
と、中距離での安定感は十分。
今回の11頭は実績馬に人気が集中する可能性があるため、オッズ次第ではかなり魅力的な存在です。
特にベンヴェヌータが作る流れを好位~中団で追走できれば、最後の坂でしぶとく伸びるシーンを期待できます。
紫苑ステークス2026まとめ
2026年の紫苑ステークスは、秋華賞を目指す3歳牝馬にとって重要な一戦。
今年は、
オークス2着ドリームコア
桜花賞3着ジッピーチューン
オークス4着リアライズルミナス
という春のクラシック実績馬が中心です。
そこに、中山2000mを勝っているベンヴェヌータ、函館で安定した走りを見せているアストリル、夏場に勝ち上がったサムシングスイートやナイスプレーアスクが挑みます。
現時点での本命は、◎ドリームコア
対抗に、○ジッピーチューン
単穴は、▲リアライズルミナス。
そして穴なら、☆アストリル
を狙いたいところです。
特にドリームコアは、オークス2着の能力に加えて、母ノームコアとの親子紫苑S制覇というドラマもかかっています。
中山芝2000mは最後の急坂を含む持続力勝負になりやすい舞台。
春の実績だけではなく、夏を越してどこまで成長したかも含めて、秋華賞へ向けた勢力図を占う一戦になりそうです。
最終的には枠順、馬体重、当日の馬場状態を確認したうえで評価を微調整したいレースです。
買い目予想
本走は毎日無料予想とWIN5対象レースの為、レース当日それぞれ買い目と1着予想を公開いたします。
※本記事の予想と、当日に出す予想は異なる場合があります。


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