凱旋門賞2026予想|ダリズ本命!マルテーズクロス・ヴァランディール・メイショウタバルを徹底考察

第105回凱旋門賞(GⅠ)

2026年10月4日(日)23時05分、フランス・パリロンシャン競馬場で第105回凱旋門賞(GⅠ・芝2400m)が行われます。

今年は16頭が出走予定。

日本からはアドマイヤテラとメイショウタバルの2頭が参戦し、欧州勢には2025年の凱旋門賞馬ダリズ、パリ大賞典とヨークのグレートヴォルティジュールSを制したマルテーズクロス、ニエル賞勝ちのヴァランディール、ヴェルメイユ賞を勝ったフレンドリーソウルなど、実績馬が揃いました。

凱旋門賞は日本馬にとって最大級の海外GⅠ。

今年も「日本馬初制覇」に大きな注目が集まりますが、欧州勢にはロンシャンでの実績や現地の馬場への適性を持つ馬が多く、非常に興味深いメンバー構成となりました。

現時点での本命は、昨年の覇者ダリズです。


馬番馬名性齢騎手
1ダリズ牡4バルザ
2サダッド牡4ドーソ
3チェスナットロケット牡4グラン
4アドマイヤテラ牡5C.デ
5メイショウタバル牡5武豊
6アローイーグル牡5メンデ
7ベイシティローラー牡4マーフ
8ミニーホーク牝4ビュイ
9カルパナ牝5キーン
10フレンドリーソウル牝5J.ド
11ヴァランディール牡3ルクー
12ベンヴェヌートチェッリーニ牡3ムーア
13ブライトライト牡3マリー
14モルティーズクロス牡3マーカ
15サンダリングオン牝3ブドー
16ダイヤモンドネックレス牝3スミヨ

2026年の凱旋門賞は、10月4日(日)にパリロンシャン競馬場の芝2400mで開催。

日本時間23時05分発走予定で、JRAでも海外馬券発売の対象となっています。

今年は16頭立て。

ゲート番号も確定しており、ダリズは5番、マルテーズクロスは11番、ヴァランディールは4番、カルパナは6番。

日本馬はアドマイヤテラが12番、メイショウタバルが13番に入りました。


凱旋門賞は日本の2400mとはかなり性格が異なるレースです。

ロンシャンには長い上り下りがあり、単純な瞬発力だけでは押し切れません。

重要なのは、

  • 2400mを走り切るスタミナ
  • 起伏への対応力
  • 欧州特有の芝への適性
  • コーナーでの立ち回り
  • 最後まで脚を持続させる能力

です。

さらに今年は馬場状態が大きなポイント。

9月末時点ではロンシャンは例年より乾燥しており、公式計測ではGOOD TO SOFT相当。その後も比較的乾いた天候が予想されており、今年の凱旋門賞は重馬場ではなく、良~稍重寄りの馬場になる可能性が高いと報じられています。

これは日本馬にとっても重要です。


本命はダリズ。

最大の理由は、すでに凱旋門賞を勝っていることです。

2025年の凱旋門賞では、ミニーホークをハナ差で退けて優勝。

そして今年は9月6日のフォワ賞を使って凱旋門賞へ向かうローテーションを選択しました。

フォワ賞ではベイシティローラーを1馬身半差で退け、最後は余裕を残して勝利。

フランシス=アンリ・グラファール調教師も、このレースを理想的な前哨戦と評価しています。

しかも今年のダリズは昨年より成長しているとの陣営コメントも出ています。

そして何より重要なのがロンシャンでの実績。

昨年の凱旋門賞を勝っているだけでなく、今年もフォワ賞を同じコースで勝利。

コース、距離、馬場への対応力という点では非常に強力です。

5番ゲートも悪くありません。

一方、凱旋門賞連覇は簡単ではありません。

1977、1978年のアレッジド以来、牡馬による連覇は達成されていません。

それでも、現在のロンシャン2400mに対する完成度を考えれば、まず中心に置きたい存在です。

連覇という歴史的記録への挑戦にも注目したい本命馬です。


対抗はマルテーズクロス。

今年の3歳世代から最も注目したい1頭です。

7月のパリ大賞典を勝利すると、その後ヨークのグレートヴォルティジュールSも勝利。

Racing Postでは、ヨークでの勝利が自己最高レベルのパフォーマンスと評価されており、キャリアベストの状態で凱旋門賞へ向かうとされています。

さらに大きいのが3歳馬の斤量。

今年の牡馬3歳は56.5kg。

対して4歳以上の牡馬は59.5kg。

実に3kg差があります。

2400mの凱旋門賞でこの斤量差は非常に大きな要素。

11番ゲートは極端な外ではありませんが、ダリズの5番に比べると立ち回りには工夫が必要でしょう。

それでも、

3歳+56.5kg+2400m実績+上昇力

という組み合わせは魅力的。

今年の凱旋門賞で最も警戒したい3歳馬として対抗評価にします。


単穴はヴァランディール。

こちらも3歳馬。

そして4番ゲートを引いたのが非常に魅力的です。

今年はここまで4勝を挙げており、唯一の敗戦はパリ大賞典でのマルテーズクロスに次ぐ4着。

その後、9月のニエル賞では同じパリロンシャン芝2400mを使い、1馬身強の差をつけて勝利しています。

つまり、

ロンシャン2400mをすでに経験済み

というのが最大の強み。

しかも56.5kg。

4番ゲートからロスなく立ち回れるなら、最後の直線での伸びにも期待できます。

ニエル賞勝ちの内容から、コース適性という点では今回のメンバーでも非常に高い評価ができます。


日本馬からはメイショウタバルを最上位評価。

日本馬初の凱旋門賞制覇を狙う存在です。

最大の武器は自分でレースを作れること。

2026年は大阪杯2着、そして宝塚記念を勝利。

宝塚記念では逃げる形から最後まで粘り切り、GⅠタイトルを獲得しました。

ゴールドシップ産駒らしい持続力も魅力です。

そして凱旋門賞で重要なのが、

前に行けること。

日本馬が欧州のタフな馬場で戦う場合、後方一気だけに賭けるよりも、自分のリズムで運べるタイプの方が展開の影響を受けにくい面があります。

武豊騎手とのコンビも大きな注目材料。

武豊騎手にとって凱旋門賞は12回目の騎乗となります。

ただし、今回は13番ゲート。

さらに59.5kg。

そして宝塚記念から約4か月の休養明けで、フランスでの前哨戦を使っていません。

陣営は宝塚記念から直接凱旋門賞へ向かうプランを選択しており、フランスでの調整を進めています。

このローテーションがどう出るかは未知数ですが、能力と展開適性を考えて☆とします。


カルパナは牝馬58kg。

牡馬4歳以上より1.5kg軽く、さらに6番ゲート。

非常に魅力的な条件です。

今年はヨークシャーオークスを制した実績があり、2400m前後の持続力勝負にも対応可能。

さらに2026年は安定した成績を残しており、牝馬ながら古馬牡馬との斤量差を生かせれば上位進出が可能でしょう。

6番ゲートも好材料。

馬場が極端に悪化しない今年の条件なら、かなり面白い存在です。


牝馬勢ではフレンドリーソウルも警戒。

9月のヴェルメイユ賞を勝って、そのまま凱旋門賞へ向かいます。

このヴェルメイユ賞はロンシャン芝2400m。

つまり、今回と同じコース・距離を直前に経験しています。

しかも逃げる形から最後まで押し切っており、2400mへの距離適性も確認できました。

7番ゲートも悪くありません。

5歳牝馬で58kgですが、ロンシャン2400mの直近実績という点では非常に魅力的です。


日本馬2頭目のアドマイヤテラ。

こちらはメイショウタバルとは対照的に、差し・持続力型として評価したい存在です。

2026年は阪神大賞典をレコードで勝利。

さらに天皇賞・春では3着に入っています。

JRAの公式プロフィールでも、阪神大賞典のレコード勝ちによってスピードの持続力が証明されているとされています。

また、2025年の目黒記念も勝っており、2400m前後への適性は十分。

今回の最大のポイントはクリスチャン・デムーロ騎手。

過去6年で凱旋門賞を2勝している騎手が騎乗します。

さらにアドマイヤテラは9月上旬からフランス入りし、ロンシャンで最終調整。

現地調教でも落ち着きがあり、直線での反応も良かったと陣営から報告されています。

一方で12番ゲートと外目。

59.5kgもあり、今回は△評価としました。

それでも日本馬2頭の中では、現地適応という面で非常に興味深い存在です。


ミニーホークは2025年凱旋門賞2着馬。

昨年はダリズとハナ差の接戦を演じました。

つまり、このレースに対する適性はすでに証明済み。

昨年の実績だけなら当然上位評価ですが、今回は10番ゲート。

また、今年の成績を含めて昨年ほどの勢いを見せられるかがポイントです。

それでも前年2着馬という実績は無視できません。


3歳牝馬のサンダリングオンにも注目。

55kgという斤量は大きな魅力です。

凱旋門賞は3歳馬が斤量面で有利になるため、牝馬55kgは非常に大きいアドバンテージ。

3番ゲートからロスなく運べるのもプラスです。

一方、古馬の一線級との比較では未知数の部分があります。

そのため評価は△までですが、軽斤量を生かして上位へ食い込む可能性には注意したいところです。


最後にベンヴェヌートチェッリーニ。

今年のアイリッシュダービーを制し、その後キングジョージでも3着。

3歳馬として高い能力を持っています。

一方、直前のニエル賞では5着に敗れており、ロンシャン2400mへの対応力には少し不安があります。

ただし今回は1番ゲート。

16頭の最内枠からロスなく立ち回れれば、前走からの巻き返しがあっても不思議ではありません。


今回の展開で鍵を握るのは、メイショウタバル、フレンドリーソウル、ベイシティローラーあたり。

特にメイショウタバルは日本で逃げ・先行を得意としており、13番ゲートからどのような位置を取るかが注目されます。

ロンシャンは単純な直線だけの勝負ではなく、起伏を含めて長く脚を使う必要があります。

そのため、

序盤:隊列形成
↓
中盤:じっくり折り合い
↓
フォルスストレート:徐々にペースアップ
↓
最後の上りで持続力勝負

という展開を想定します。

前に行く馬が無理に飛ばす形ではなく、3~4コーナーから徐々にペースが上がり、最後は長く脚を使える馬が伸びる形が理想です。

そうなると、

ダリズ
マルテーズクロス
ヴァランディール
メイショウタバル

あたりが展開の中心になると見ます。


凱旋門賞を予想するうえで、今年は例年以上に馬場を重視したいところ。

9月下旬のロンシャンは非常に乾燥していましたが、9月末には雨が入り、一時は公式ペネトロメーターが「souple」とされました。

ただし、GoingStickではGOOD TO SOFT相当で、その後の乾燥した天候によってレース当日は良~良稍重程度まで回復する可能性が報じられています。

この馬場なら、

重馬場巧者だけを重視する必要はありません。

むしろ、良~稍重のロンシャン2400mでスピードと持続力を両立できる馬が有利になりそうです。

この点でもダリズ、マルテーズクロス、ヴァランディールは魅力的。

日本馬ではメイショウタバルがどこまで欧州芝に対応できるかが最大の焦点になります。


最大の武器:先行力と持続力

宝塚記念勝ちというGⅠ実績があり、自分からレースを動かせます。

一方で、

  • 59.5kg
  • 13番ゲート
  • 約4か月ぶり
  • 欧州での実戦経験なし

という不確定要素があります。

最大の武器:2400~3200mの持続力

阪神大賞典、天皇賞・春で長距離性能を証明。

さらにフランスで3週間ほど調整し、ロンシャンでの実戦を想定した準備を進めています。

クリスチャン・デムーロ騎手も大きな魅力。

一方で12番ゲートと59.5kgが課題です。

現時点では、展開ならメイショウタバル、現地適応ならアドマイヤテラという見方をしています。


現時点の本命はダリズ。

最大の理由は、2025年の凱旋門賞を勝っているだけではありません。

2026年もフォワ賞を勝ち、ロンシャン2400mへの適性を再確認。

5番ゲートも好位置で、昨年の経験を生かして連覇を狙える態勢が整っています。

対抗はマルテーズクロス。

3歳56.5kg、パリ大賞典勝ち、グレートヴォルティジュールS勝ちという実績は魅力十分です。

単穴にはヴァランディール。

ニエル賞でロンシャン2400mを勝っており、4番ゲートも魅力。3歳56.5kgも大きな武器です。

そして日本馬ではメイショウタバルを☆。

宝塚記念勝ちの実力に加え、逃げ・先行という脚質は凱旋門賞でも武器になり得ます。


印馬名評価ポイント
◎ダリズ昨年の覇者。フォワ賞も勝利しロンシャン適性を証明
○マルテーズクロス3歳56.5kg。パリ大賞典・ヨーク重賞勝ち
▲ヴァランディールニエル賞勝ち。ロンシャン2400m適性+4番ゲート
☆メイショウタバル宝塚記念勝ち。先行力と持続力に期待
△カルパナ6番ゲート+牝馬58kg。2400m適性も魅力
△フレンドリーソウルヴェルメイユ賞勝ち。同じロンシャン2400m
△アドマイヤテラ阪神大賞典勝ち+天皇賞・春3着。C.デムーロ
△ミニーホーク昨年2着。前年のロンシャン適性を評価
△サンダリングオン3歳牝馬55kg+3番ゲート
△ベンヴェヌートチェッリーニアイリッシュダービー勝ち+最内1番ゲート

2026年の凱旋門賞は、前年覇者ダリズを中心に、3歳馬の軽斤量を生かすマルテーズクロス、ヴァランディール、そして日本馬2頭が挑む国際色豊かな一戦となりました。

本命はダリズ。

昨年の凱旋門賞勝ちだけでなく、今年のフォワ賞でもロンシャン2400mを快勝。

5番ゲートも含めて、現時点では最も条件が揃っていると見ます。

対抗はマルテーズクロス。

3歳56.5kgという斤量に加え、パリ大賞典とグレートヴォルティジュールSを制している上昇馬。

▲ヴァランディールもニエル賞でロンシャン2400mを経験済みで、4番ゲートからの立ち回りが魅力です。

日本馬ではメイショウタバルに注目。

宝塚記念を勝った能力はもちろん、武豊騎手とのコンビでどのようなレースを作るのかが最大の見どころです。

一方、アドマイヤテラも阪神大賞典勝ち、天皇賞・春3着という長距離実績があり、C.デムーロ騎手とロンシャンでの現地調整という点から侮れません。

今年は重馬場ではなく、比較的速い馬場での決着になる可能性があり、例年とは違う適性が求められる凱旋門賞になる可能性があります。

◎ダリズ
○マルテーズクロス
▲ヴァランディール
☆メイショウタバル

日本馬2頭が歴史を変えるのか、それともダリズが史上でも限られた「凱旋門賞連覇」の偉業へ進むのか。

2026年の凱旋門賞は、日本競馬にとっても非常に注目度の高い一戦です。

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