
026年9月5日(土)、札幌競馬場では第61回札幌2歳ステークス(GⅢ)が行われます。
舞台は札幌芝1800m。2歳馬による重賞だけに各馬のキャリアはまだ浅く、完成度や距離適性、洋芝への対応力が重要になる一戦です。
今年は、函館芝1800mの新馬戦を2歳コースレコードとなる1分47秒6で制したショウナンガレオン、札幌芝1800mの新馬戦を快勝したノヴァヴェローチェなど、将来性を感じさせる馬が顔をそろえました。
JRAによると、札幌2歳ステークスは2026年も札幌芝1800mで施行され、過去10年では1枠と8枠の好走率が高いほか、1~3月生まれの馬が好成績。また、前走と同じ騎手が騎乗する馬の3着内率が31.2%で、乗り替わり組の12.8%を大きく上回っています。
今回は、こうしたデータと出走馬の前走内容を合わせて、札幌2歳ステークス2026を予想していきます。
札幌2歳ステークス2026の基本情報
- 日程:2026年9月5日(土)
- 競馬場:札幌競馬場
- レース:第61回札幌2歳ステークス(GⅢ)
- 条件:2歳オープン
- 距離:芝1800m
- 斤量:55kg
- 頭数:12頭
JRA公式でも、今年の札幌2歳ステークスは9月5日に札幌芝1800mで行われることが発表されています。
札幌開催を締めくくる2歳重賞で、ここから秋以降のクラシック戦線へ飛躍する馬が出てくる可能性も十分。
過去にはこのレースから後のGⅠ戦線へ進んだ馬も多く、2歳秋の時点での完成度だけではなく、1800mをこなす持続力にも注目したいレースです。
札幌芝1800mのコース傾向
札幌芝1800mは、スタンド前からスタートして最初のコーナーまでの距離が約180mと短いのが特徴。
札幌競馬場は高低差が小さく、コーナーも比較的緩やか。直線も約266mと短いため、東京や新潟のように長い直線で一気に差し切るタイプとは求められる能力が少し異なります。
基本的には、
「好位から立ち回れる器用さ」+「長く脚を使う持続力」
が重要になる舞台です。
一方、札幌2歳Sそのものでは差し馬の活躍も目立ちます。
過去10年では差しが5勝を挙げており、複勝率も30.4%で脚質別トップというデータがあります。
つまり、
- 前々で運べる馬
- 好位で折り合える馬
- 4コーナーから長く脚を使える差し馬
このあたりを重視したいところです。
札幌2歳Sは「前走内容」が重要
2歳重賞では、単純な前走着順以上に「どんな競馬をしたか」が重要です。
過去10年の札幌2歳Sでは、3着以内30頭のうち28頭が前走1着馬だったというデータもあります。
今年も基本的には、
前走を勝って勢いに乗っている馬
を中心に考えたいところ。
その意味で最も目を引くのがショウナンガレオンです。
◎本命候補:ショウナンガレオン
今回の中心はショウナンガレオンと見ます。
最大の魅力は、なんといってもデビュー戦の内容です。
7月5日の函館芝1800m新馬戦を1分47秒6で勝利。
しかも、この時計は2歳コースレコードでした。JRAのレース結果でもレコード勝ちが確認でき、3番手から2番手へ進出すると、最後は余力を残して勝利しています。
単純な時計だけではなく、内容も優秀。
スタートから好位につけ、3~4コーナーで進出し、直線では先頭へ。最後まで大きく追われることなく後続を振り切った形でした。
この競馬なら札幌芝1800mへの対応力も十分期待できます。
さらに父はFlightline。
日本ではまだ未知数な部分もありますが、ショウナンガレオン自身がすでに芝1800mで結果を出しているため、血統面だけで距離を疑う必要はありません。
気になるのは約2カ月ぶりの実戦。
ただし2歳馬のこの時期としては、休養期間が長すぎるわけではありません。
むしろ新馬戦からどこまで成長しているかに注目したい一頭です。
印:◎ ショウナンガレオン
○対抗:ノヴァヴェローチェ
対抗にはノヴァヴェローチェ。
こちらも非常に魅力的です。
7月26日の札幌芝1800m新馬戦で、2番手から進めて直線で抜け出し、2着馬に0.6秒差をつけて快勝。
勝ち時計は1分48秒2でした。
ショウナンガレオンより時計は0.6秒遅いものの、ノヴァヴェローチェには大きな強みがあります。
それが、
今回と同じ札幌芝1800mをすでに経験していること。
2歳馬にとって、札幌の洋芝1800mを一度経験していることは決して小さくありません。
しかも内容は2番手から抜け出す正攻法。
札幌芝1800mで求められる立ち回りの良さという点では、かなり評価できます。
父は2021年の年度代表馬エフフォーリア。
陣営からも能力を高く評価するコメントが出ており、初戦では直線で物見をするなど幼さを見せながら勝利したとのこと。まだ本気で走り切っていない可能性もあります。
完成度と舞台適性ならこちらを上位に取る手もあります。
印:○ ノヴァヴェローチェ
▲単穴:コスモハナミズキ
3番手はコスモハナミズキ。
前走は札幌芝1800mのコスモス賞。
逃げる形から最後まで粘って3着でした。
勝ち馬とは1.0秒差がありましたが、同じ札幌芝1800mで実戦経験を積んでいることは大きなプラス材料。
さらに2月21日生まれで、JRAが示す「1~3月生まれが好成績」という過去データにも該当します。
前走と同じ佐々木大輔騎手が騎乗する点もプラス。
JRAの過去10年データでは、前走と同じ騎手が騎乗する馬の3着内率が31.2%。乗り替わり組の12.8%に対して明確な差があります。
前走で逃げる形を経験したことで、今回はペースへの対応力も高まりそう。
相手なりに走るタイプなら、相手候補として面白い存在です。
印:▲ コスモハナミズキ
☆穴候補:ハヤブサカツオー
穴ならハヤブサカツオーを警戒。
8月16日の札幌芝1800m新馬戦では、道中5番手付近から徐々にポジションを上げ、4コーナーでは2番手まで進出。
結果は3着馬に0.3秒差の2着でした。
勝ち切れなかったとはいえ、札幌芝1800mを経験済みで、コースへの対応力を示している点は魅力。
父サートゥルナーリア、母父ハービンジャーという血統も、洋芝の1800mという舞台では無視できません。
初戦から大幅な上積みがあれば、人気以上に走る可能性があります。
△デザートスピリット
デザートスピリットも押さえたいところ。
この馬は前走が札幌芝1500mの未勝利戦。
ルメール騎手とのコンビで、6~7番手付近から差し込んで勝ち馬と同タイムの2着でした。
その前には新潟芝1600mでも4着。
1400~1600mを使われてきた馬ですが、競馬ぶりを見る限り距離延長が全く駄目というタイプには見えません。
今回は横山和生騎手に乗り替わり。
札幌芝1800mへの適性が未知数な分、評価を上げすぎるのは危険ですが、展開ひとつで浮上する余地はあります。
△テンカタイヘイ
テンカタイヘイは前走が函館芝1800mの新馬戦。
重馬場の14頭立てで、後方から差を詰めて勝利しています。
8番人気ながら0.2秒差で勝ち切った点は評価したいところ。
前走はかなりタフなコンディション。
その中で1800mを経験しているのは今回の舞台でプラスに働く可能性があります。
丹内騎手との継続騎乗も好材料。
派手さはないものの、相手なりに差し込んでくるタイプとして警戒したい一頭です。
△アオイゲート
アオイゲートは初戦が札幌芝2000m。
7頭立ての新馬戦で、道中後方から4コーナー付近で進出して3着でした。
勝ち馬から0.5秒差なら大きく崩れたわけではありません。
むしろ今回1800mへの距離短縮は、この馬にとって悪くない可能性があります。
父キズナという血統も中距離への対応力を期待しやすいところ。
初戦よりレース慣れを見込めれば、相手候補に加えておきたい馬です。
イドムは連闘がポイント
イドムは評価が難しい一頭。
8月29日の札幌芝1800m未勝利戦を勝利しており、同コース適性は十分です。
4番手から3番手付近で運び、最後までしぶとく伸びて0.3秒差で勝利しています。
ただし今回は中1週どころか連闘。
2歳馬の重賞としてはかなり厳しいローテーションです。
一方で、前走と同じ札幌芝1800mで勝利していることは大きな強み。
状態面が維持できていれば、人気薄でもヒモに入れる価値はあります。
ランダムナンバーは上昇度に注目
ランダムナンバーは8月22日の札幌芝1800m未勝利戦で6頭立て6着。
前走だけを見ると強く推しにくい存在です。
ただ、その前には札幌芝1500mで0.3秒差の競馬をしており、距離延長そのものはこなせそう。
今回は一気に相手が強化されるため、基本的には評価を下げたいところです。
ロードレスポンスは展開待ち
ロードレスポンスも札幌芝1800m経験馬。
ただし近2走はいずれも着差があり、現状では重賞で上位争いするにはもう一段階の成長が必要でしょう。
ローカルの小回りで前々につける形になれば、展開次第で粘り込みがあるかもしれません。
テングカゼは一変が必要
テングカゼは新潟芝1800mの新馬戦で8着。
上がり34.8秒を使っているものの、勝ち馬から2.2秒差と離されています。
札幌芝1800mへの舞台替わりがプラスになる可能性はありますが、今回は重賞。
現状では強く推す材料が不足しています。
ロゼハイスクールは厳しい評価
ロゼハイスクールは近2走の内容から今回は厳しい評価。
8月29日の札幌芝1500m未勝利戦では大きく離されており、そこから中1週で重賞への出走となります。
距離延長と重賞という条件を考えると、今回は評価を下げたいところです。
札幌2歳S2026の展開予想
逃げ候補はコスモハナミズキ。
これにノヴァヴェローチェやハヤブサカツオーなどが続く形でしょう。
札幌芝1800mは最初のコーナーまでが短く、序盤から極端に速くなれば内枠・先行勢が位置取り争いで脚を使う可能性があります。
ただし、2歳馬の1800m戦。
古馬のような激しい先行争いにはなりにくく、基本的には平均~ややスロー寄りを想定。
そうなると、
好位~中団で折り合って、3~4コーナーから長く脚を使える馬
を重視したいところです。
その形なら、ショウナンガレオンとノヴァヴェローチェの2頭はかなり展開に合いそうです。
札幌2歳S2026で注目したいデータ
1枠と8枠が好成績
JRAの過去10年データでは、1枠と8枠の3着内率がともに50%。
特に8枠は10頭が3着以内に入っています。
一方で、枠順だけで決めるのは危険。
今年は12頭立てで極端な外枠でも距離ロスはそこまで大きくならないため、最終的には能力・脚質との組み合わせで判断したいところです。
2歳戦だけに誕生日も重要
過去10年の3着以内馬30頭のうち28頭が1~3月生まれ。
2歳秋の重賞では、馬体の完成度や競走馬としての成熟度が結果に影響しやすいことが分かります。
今年はショウナンガレオンが2月13日、ノヴァヴェローチェが1月31日、コスモハナミズキが2月21日、ハヤブサカツオーが2月28日。
このあたりはデータ面でもプラス材料です。
札幌2歳ステークス2026の最終予想
今回の予想では、完成度・前走内容・距離適性・札幌適性を総合して以下の評価とします。
| 印・馬名 | 評価 |
|---|---|
| ◎ショウナンガレオン | 函館1800mをレコード勝ち。能力最上位候補 |
| ○ノヴァヴェローチェ | 札幌1800m新馬戦を0.6秒差。舞台適性◎ |
| ▲コスモハナミズキ | コスモス賞3着。先行力とコース経験を評価 |
| ☆ハヤブサカツオー | 札幌1800m経験あり。上積み注意 |
| △デザートスピリット | 1500m未勝利勝ち。距離延長が鍵 |
| △テンカタイヘイ | 函館1800m勝ち。差し脚に警戒 |
| △アオイゲート | 札幌2000m経験。距離短縮で浮上も |
| △イドム | 札幌1800m勝ち。ただし連闘が課題 |
本命はショウナンガレオン
最終的な本命はショウナンガレオン。
最大の理由は、やはり函館芝1800mでの1分47秒6という時計。
2歳馬としては非常に優秀で、しかも単なる時計勝負ではなく、好位から進出して最後は余力を残す内容でした。
今回は札幌へのコース替わりですが、函館と札幌はいずれも北海道の洋芝。
コース適性という意味でも大きな不安はありません。
もちろん2歳馬なので、初戦からの成長度や気性面など未知の部分はあります。
それでも現時点の実績比較では、一歩リードしていると判断します。
対抗ノヴァヴェローチェとの比較
一方、対抗のノヴァヴェローチェは「札幌芝1800mをすでに経験している」という大きな強みがあります。
新馬戦の1分48秒2も十分優秀。
さらに先行して抜け出す競馬は今回の舞台に合います。
したがって、
能力ならショウナンガレオン、舞台適性ならノヴァヴェローチェ。
という比較になります。
この2頭が現時点では中心。
ただし2歳重賞だけに、経験馬や展開利のある馬が割って入る可能性は十分あります。
馬券の狙い方
本命・対抗を中心に考えるなら、
馬連
- 1-8
- 1-4
- 1-6
- 8-4
三連複
- 1-8-4
- 1-8-6
- 1-8-5
- 1-8-3
- 1-4-6
あたりを基本線として考えたいところ。
特に2歳戦はキャリアが浅いため、人気馬だけで決まるとは限りません。
ただし札幌2歳Sは過去データを見ると上位人気の信頼度も比較的高く、1番人気の過去10年複勝率は70%。また、1着馬の多くは上位人気に集中しています。
そのため今回は、
「ショウナンガレオンを軸に、ノヴァヴェローチェを厚く、コスモハナミズキとハヤブサカツオーへ」
という組み立てを基本とします。
まとめ
札幌2歳ステークス2026は、ショウナンガレオンとノヴァヴェローチェの比較が最大のポイントになりそうです。
ショウナンガレオンは函館芝1800mを2歳コースレコードで勝利。
ノヴァヴェローチェは札幌芝1800mの新馬戦を0.6秒差で快勝。
どちらも先行~好位から競馬ができるため、札幌芝1800mへの適性は高そうです。
そこにコスモス賞3着のコスモハナミズキ、札幌芝1800m経験のあるハヤブサカツオー、テンカタイヘイやアオイゲートなどがどこまで迫れるか。
現時点では、
◎ショウナンガレオン
○ノヴァヴェローチェ
▲コスモハナミズキ
☆ハヤブサカツオー
を中心に考えたい一戦です。
特にショウナンガレオンが新馬戦で見せたパフォーマンスが本物なら、ここで重賞タイトルを獲得して一気にクラシック候補へ名乗りを上げる可能性があります。
2歳馬同士の一戦だけに、当日の馬体重、パドック、馬場状態まで確認したうえで最終判断したいレースです。
買い目予想
本走は毎日無料予想とWIN5対象レースの為、レース当日それぞれ買い目と1着予想を公開いたします。
※本記事の予想と、当日に出す予想は異なる場合があります。


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