【第38回フェアリーステークス2022】過去データから見えてきた”買うべき馬”

中山競馬場 1600メートル(芝)で行われる3歳牝馬オープン戦『フェアリーステークス2022

当レースは3歳牝馬限定の芝1600メートル。

当レースでの勝ち馬は2020年のスマイルカナ、2021年のファインルージュが桜花賞で3着と健闘している。
また2017年の勝ち馬アエロリットはNHKマイル(GⅠ)を勝利するなど、今後の戦果に期待出来る馬が多数出走する。

こちらも過去10年の傾向から考察していきたいと思う。

<引用元:JRA公式チャンネル>

未勝利明けの馬は危険

過去10年の3着内馬30頭中8頭がJRAのオープンクラスのレースに出走経験があった馬。

こちらは3着内率13.3%と不振気味

特に2018年以降はオープンクラス初出走となった馬が4連勝中という結果が出ている。
その中でも3頭は前走で未勝利戦を勝ったばかり。
未勝利勝ち直後の馬でも勝ち負けの戦いが出来るレース傾向となっている。

前走からのローテーションにも注目したい

まずは下記のデータをご覧頂きたい。

中2週以下の馬の戦績

1着1頭、2着0頭、3着0頭、4着以下25頭
勝率2.4% 3着内率14.3%

中3週の馬の戦績

1着2頭、2着1頭、3着2頭、4着以下23頭
勝率7.1% 3着内率17.9%

中4週~中8週の馬の戦績

1着3頭、2着7頭、3着6頭、4着以下57頭
勝率4.1% 3着内率21.9%

中9週以上の馬の戦績

1着4頭、2着2頭、3着2頭、4着以下25頭
勝率12.1% 3着内率24.2%

この様に、相手を選ぶのであれば中4週以上のしっかり休養を挟んだ馬が良さそうだ。
勝ち馬(軸)として据えるのであれば、中3週の馬もしくは中9週以上の休養を挟んだ有力馬から選ぶのがセオリーとなりそうだ。

当レースも前走距離が重要

前走もマイル戦に出走していた馬が強い。

過去10年の3着内馬の30頭中19頭は、前走でも芝1600メートルのレースに出走していた。
しかも、この条件の馬から9頭の1着馬が出ている。

前走と同じ距離という事で、馬も走りやすいという事ではなかろうか。
しかし、3着内率は芝1800メートル以上だった馬の方が高くなっている。

前者の3着内率が21.6%に対し、後者の3着内率は25.0%となっていた。
しかも後者の条件で2着に入った4頭は、驚く事に単勝8番人気以下だった。これは4頭全てに共通している点だ。

デビュー戦の支持率が影響か

過去5年に絞ってみると、勝ち馬の全ては新馬戦で3番人気以内に支持されていた。

更にこれらは15頭以上の多頭数のレースでの支持率だ。
前評判の高かった馬がここでも大暴れする傾向がある。
多頭数のレース経験の有無で何かしら変わってくるのかもしれない。

上記の内容を元に、当レースの推奨馬を挙げたいと思う。

推奨馬

◎本命 ビジュノワール

新馬戦で1番人気で堂々の1着。
9月に走ってからここまで使われずにいたという事を考えると、ここまでしっかりと休養と調教を挟んで更に一段階ギアを上げているかもしれない。
データとの合致もしている為、ここは本命で。

○対抗 ニシノラブウインク

キャリア5戦目となる当レース。
ここまで一度も大崩れなく、前走でようやく未勝利を勝ち取った。

ここではそういった馬も通用するといったデータがある為、メンバー内で熟練の競馬を見せてくれるのではなかろうか。ここは対抗で。

▲単穴 ポケットシンデレラ

本来1600メートルからの臨戦馬で埋めたかったが、こちらの馬はデータ上単穴候補として入れざるを得ないローテーションであり、前走1800メートルからの臨戦馬。

3着内率が最も高くなっている所をついている為、ここは単穴で。

エリカヴィータ」「スターズオンアース」など他にも相手候補として入れたい馬は多々いるが、言っても切りがないので上述の馬を選定した。
気持ち的には前者を本命に推したい気持ちもあるが、ここはデータに則った形で推奨馬を上げさせてもらう事とする。
以上の内容とデータをご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。

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