
2026年10月12日(月・祝)、京都競馬場では第69回MBS賞スワンステークス(GⅡ)が行われる。
舞台は京都芝1400m外回り。1着馬にはマイルチャンピオンシップの優先出走権が与えられる、秋のマイル路線を占う重要な一戦だ。
今年は昨年のスワンステークスを制したオフトレイルを筆頭に、1400m重賞で実績を持つウインマーベル、3歳馬のダイヤモンドノット、牝馬のエリカエクスプレス、ショウナンザナドゥ、中京記念2着のミニトランザットなど、非常に層の厚いメンバーが集まった。
現時点の出走予定馬から、京都芝1400mへの適性、近走内容、展開を踏まえて有力馬を分析していく。
※以下は出走予定馬段階での予想です。枠順、馬場状態、最終的な出走馬確定後に評価が変わる可能性があります。
出走予定馬
| 馬名 | 性齢 | 予定騎手 |
|---|---|---|
| オフトレイル | 牡5 | 菅原明 |
| エリカエクスプレス | 牝4 | 武豊 |
| ダイヤモンドノット | 牡3 | 横山武 |
| ジョイフルニュース | 牝4 | 大野 |
| ミニトランザット | 牡4 | 西村淳 |
| ウインマーベル | 牡7 | 松山 |
| マイネルチケット | 牡4 | 津村 |
| アイサンサン | 牝4 | 幸 |
| ララマセラシオン | 牡5 | 横山琉 |
| ミトノオルフェ | 牡4 | 坂井 |
| ショウナンザナドゥ | 牝4 | 池添 |
| ワイドラトゥール | 牝5 | 北村友 |
| スズハローム | 牡6 | 藤懸 |
| サンダーストラック | 牡3 | ○○ |
| レザベーション | 牡3 | 原 |
| ビッグシーザー | 牡6 | Mデム |
| ネオトキオ | 牡6 | 安藤洋 |
| ワタシマツワ | 牝4 | 小林美 |
| レイベリング | 牡6 | 鮫島駿 |
| ショウナンアデイブ | 牡7 | ○○ |
| ランフォーヴァウ | 牝4 | 石川 |
スワンステークス2026の予想印
| 印 | 馬名 | 評価 |
|---|---|---|
| ◎ | オフトレイル | 昨年覇者。京都1400m適性と末脚を最上位評価 |
| ○ | ショウナンザナドゥ | 前走朱鷺S勝ち。55kgも魅力 |
| ▲ | ダイヤモンドノット | 3歳55kg。1400m重賞2勝の実績が光る |
| ☆ | ミニトランザット | 中京記念2着。持続力勝負なら浮上 |
| △ | エリカエクスプレス | クイーンS4着。武豊騎手で一変警戒 |
| △ | ウインマーベル | 1400m巧者。長期休養明けがポイント |
| △ | スズハローム | ダービー卿CT勝ちの実績は魅力 |
| △ | ワイドラトゥール | 差し展開なら末脚が怖い |
| △ | マイネルチケット | 展開ひとつで粘り込み注意 |
有力馬考察
本命はオフトレイル
現時点で本命にしたいのはオフトレイル。
2025年のスワンステークスを制しているディフェンディングチャンピオンで、今年も同じ京都芝1400mが舞台になる。
昨年はこのレースで2着馬に0.1秒差をつけて勝利。JRAの過去データでも、2025年の勝ち馬オフトレイルは前走馬体重464kg、前走2着という条件を満たしている。
今年は58kgを背負う点は楽ではないが、安田記念では6着と大きく崩れていない。
さらに京都芝1400m外回りは、単純な逃げ・先行力だけで押し切るコースではない。
3コーナー付近の上りから下りに入り、そのままスピードに乗って直線へ向かうため、瞬発力だけではなく長く脚を使う能力が求められる。
昨年この舞台を勝っているオフトレイルにとって、コース適性は大きな武器。
菅原明良騎手とのコンビで、道中は中団付近で脚をため、4コーナーから進出する形なら連覇の可能性は十分ある。
◎オフトレイル。
対抗はショウナンザナドゥ
対抗にはショウナンザナドゥを抜擢したい。
前走は新潟芝1400mの朱鷺ステークスを勝利。
今回と同じ1400mで結果を出していることは大きい。
スワンステークスはマイルCSを見据えた一戦ということもあり、単純な1200m型スプリンターよりも、1400~1600mで持続力を発揮できる馬を評価したい。
ショウナンザナドゥは55kgで出走できる点も魅力。
京都芝1400m外回りでは、3コーナーからの下りを利用したロングスパートになりやすいだけに、1400mでのスピードとマイル寄りの持続力を兼ね備えている点は強調材料だ。
池添騎手とのコンビで、好位~中団から流れに乗れれば、オフトレイルを逆転するシーンも考えておきたい。
○ショウナンザナドゥ。
3歳馬ダイヤモンドノットに注目
3番手はダイヤモンドノット。
3歳馬で55kgという斤量は魅力的だ。
同馬は京王杯2歳ステークスとファルコンステークスを制しており、1400m重賞で2勝を挙げている。今回も横山武史騎手とのコンビが予定されている。
古馬との対戦では、これまでとは違う相手関係になる。
前走セントウルステークスは8着だったが、1200mから1400mへの距離延長はプラスに働く可能性がある。
むしろ1400mで実績を残してきた馬だけに、今回の条件替わりは歓迎したい。
京都外回り1400mで重要になる持続力を考えれば、3歳55kgの恩恵も含めて上位評価できる。
▲ダイヤモンドノット。
穴ならミニトランザット
穴候補として面白いのがミニトランザット。
前走は中京記念で2着と好走している。
今回のスワンステークスは、過去10年で6番人気以下の馬が13頭も3着以内に入っている波乱含みの重賞。JRAも「人気薄の馬が穴をあけた例も多い」としており、人気だけで評価を決めるのは危険だ。
ミニトランザットは、1400mから1600m付近で持続力を生かすタイプとして評価したい。
京都芝1400mは最後の直線だけの瞬発力勝負ではなく、3コーナーからの下りを利用したロングスパートになりやすい。
この形なら、中京記念で見せたような長く脚を使う競馬が生きる可能性がある。
人気が上がりすぎなければ、馬券に加えておきたい。
☆ミニトランザット。
エリカエクスプレスは武豊騎手で要警戒
エリカエクスプレスも上位争いに加えたい。
前走はクイーンステークスで4着。
今回は武豊騎手とのコンビが予定されている。
京都芝1400mでは、道中でどれだけ無駄な力を使わずに運べるかが重要になる。
武豊騎手なら、ペースを読みながら好位~中団の絶好ポジションを取る可能性がある。
1800mから1400mへの距離短縮で流れが速くなる点は課題だが、前走クイーンSで古馬牝馬相手に4着なら能力的には軽視できない。
展開が極端な瞬発力勝負にならなければ、上位進出まで警戒したい。
△エリカエクスプレス。
ウインマーベルは長期休養明けが最大のポイント
実績だけなら上位評価したいのがウインマーベル。
芝1400mの重賞を3勝している1400m巧者で、今回も松山弘平騎手とのコンビが予定されている。
問題は約11か月ぶりの実戦となる点。
能力が高いことは疑いようがないものの、今回は休養明け。
いきなり重賞で本来のパフォーマンスを出せるかが最大の焦点になる。
それでも1400m適性を考えれば、完全に消すのは危険。
調教内容が良ければ、最終的に評価を上げる可能性もある。
現段階では**△ウインマーベル**としておきたい。
スズハロームも差し脚に注意
スズハロームも無視できない。
2026年にはダービー卿チャレンジトロフィーを制しており、マイル重賞を勝てる能力を持っている。
今回は安田記念17着以来のレースとなる点がポイント。
前走の大敗だけを見れば評価を下げたくなるが、1400~1600mで本来の力を出せるなら、このメンバーでも十分通用する。
京都外回りは差し馬が脚を伸ばす余地のあるコース。
展開が前崩れになれば、一気に浮上する可能性がある。
△スズハローム。
京都芝1400mはロングスパートがポイント
JRAによると、京都芝1400m外回りは向正面の2コーナー出口付近からスタート。
最初のコーナーまで約500mあり、スタート後は上り坂を進み、3コーナー付近から一気に下る。
そのままスピードに乗って4コーナーを回るため、3コーナーからのロングスパートになりやすい。
直線は約400mで、坂はなくほぼ平坦。
そのため、
- 1400mのスピード
- 1600m級の持続力
- 下り坂でスピードを落とさない能力
- 直線での末脚
この4点を重視したい。
単純な逃げ・先行力だけで押し切るより、好位~中団で脚をためて長く伸びるタイプを狙いたい舞台だ。
スワンSは人気薄にも警戒
スワンステークスで面白いのが、人気馬だけで決まるとは限らない点。
JRAの過去10年データでは、1番人気の3着内率が40%にとどまる一方、6番人気以下の馬が3着以内30頭中13頭を占めている。
また、京都開催年の枠順別成績では、1・2枠と8枠の好走が比較的目立つ。
前走成績を見ると、過去10年の3着以内馬30頭中23頭が前走7着以内だった。
したがって、最終予想では、
①人気だけで決めない
②前走内容を重視する
③京都1400mの持続力適性を見る
という3点が重要になりそうだ。
スワンステークス2026の展開予想
逃げ馬が明確に一頭に決まるメンバーではなく、好位から競馬をする馬が多い印象。
前半から極端なハイペースになるより、ある程度流れて3~4コーナーから徐々にペースアップする展開を想定したい。
その場合、狙いたいのはやはり中団~好位から長く脚を使える馬。
本命オフトレイルにとっては、前がある程度流れてくれた方が競馬はしやすい。
一方、ショウナンザナドゥやダイヤモンドノットは、ある程度前目の位置から流れに乗れれば、直線で押し切る形も考えられる。
ミニトランザットやスズハロームは、差しが届く展開になれば一気に馬券圏内まで浮上してくるだろう。
その他の注目馬
ワイドラトゥール
北村友一騎手とのコンビ。
前が止まる展開なら末脚を生かせるだけに、穴候補として押さえておきたい。
マイネルチケット
津村騎手とのコンビ。
前目のポジションからしぶとく運べれば、相手なりに走る可能性がある。
アイサンサン
幸騎手とのコンビ。
前走はスプリンターズSに挑戦しており、今回は1400mへの距離延長。
流れが緩めば巻き返しに注意。
ランフォーヴァウ
石川騎手とのコンビ。
牝馬55kgを生かして、展開がハマれば差し込みまで警戒したい。
現時点の最終評価
現段階では、昨年の覇者オフトレイルを中心に考えたい。
1400m重賞実績ならウインマーベル、3歳55kgならダイヤモンドノット、前走内容ならショウナンザナドゥとミニトランザットが魅力的。
特に本命オフトレイルは、京都芝1400mでの実績がそのまま大きなアドバンテージになる。
最終予想
◎ 1 オフトレイル
○ 11 ショウナンザナドゥ
▲ 3 ダイヤモンドノット
☆ 5 ミニトランザット
△ 2 エリカエクスプレス
△ 6 ウインマーベル
△ 13 スズハローム
△ 12 ワイドラトゥール
△ 7 マイネルチケット
まとめ
2026年のスワンステークスは、昨年の覇者オフトレイルが連覇を狙う一戦。
対抗には前走朱鷺Sを勝っているショウナンザナドゥ、3歳55kgで1400m重賞2勝の実績を持つダイヤモンドノットを評価した。
穴では中京記念2着のミニトランザットに注目。
一方、1400m重賞3勝のウインマーベルは能力だけなら上位だが、約11か月ぶりの実戦が最大のポイントになる。
そしてスワンステークスは、過去10年で6番人気以下からも多くの好走馬が出ているため、人気薄を含めた馬券構成が面白い。
現時点では、
「昨年覇者オフトレイルの連覇」
を最大の軸として考えたい。
最終的には枠順と馬場状態を確認し、京都芝1400mで有利になりそうな位置取りを見極めたいところだ。
買い目予想
本走は毎日無料予想とWIN5対象レースの為、レース当日それぞれ買い目と1着予想を公開いたします。
※本記事の予想と、当日に出す予想は異なる場合があります。


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