
2026年9月22日(火・祝)、金沢競馬場で第46回白山大賞典(JpnIII)が行われます。
舞台は金沢ダート2100m。
今年はJRA勢、兵庫勢、高知勢、金沢勢が顔を揃える12頭立てとなりました。
最大の注目は、名古屋グランプリを制し、前走の帝王賞で2着に入ったアウトレンジ。
対するのが、今年のダイオライト記念を制し、名古屋グランプリではアウトレンジと同タイムの2着だったオディロンです。
さらに、前哨戦のイヌワシ賞を制したダンテバローズ、金沢2100mを経験しているナミダノキス、中央のオープン特別を勝ったクールミラボーなど、相手候補も多彩。
現時点での本命は、
◎アウトレンジ
とします。
白山大賞典2026の出走馬
| 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
|---|---|---|---|
| 1 | アウトレンジ | 牡6 | 松山弘平 |
| 2 | サヴァ | 牡8 | 鈴木太一 |
| 3 | メリークリスマス | 牡4 | 三浦皇成 |
| 4 | クールミラボー | 牡6 | 坂井瑠星 |
| 5 | ウイングランブルー | 牡6 | 甲賀弘隆 |
| 6 | オディロン | 牡7 | 吉村智洋 |
| 7 | オケマル | 牡4 | 下原理 |
| 8 | ダンテバローズ | 牡6 | 小牧太 |
| 9 | シンビリーブ | 牡4 | 戸崎圭太 |
| 10 | ナミダノキス | 牡5 | 望月洵輝 |
| 11 | ユメノホノオ | 牡6 | 吉原寛人 |
| 12 | ホウオウルーレット | 牡7 | 岩田康誠 |
今年の正式な出馬表は12頭。
アウトレンジは1番、オディロンは6番、クールミラボーは4番、ダンテバローズは8番、ユメノホノオは11番、ホウオウルーレットは12番に入りました。
金沢ダート2100mは「先行力+持続力」が重要
白山大賞典を考えるうえで、まず押さえたいのが金沢ダート2100mのコース形態です。
スタート地点は2コーナー付近。
そこから最初のコーナーまでは約350mで、1周1200mの金沢競馬場をほぼ2周します。
つまり、6回のコーナーを通過する長丁場。
最後の直線は約236mと、中央競馬の長い直線に比べれば短めです。
そのため重要になるのが、
- 好位~中団で流れに乗れるか
- コーナーでロスなく立ち回れるか
- 早めに動いて長く脚を使えるか
- 2100mを最後まで持続できるか
という点。
直線だけで一気に差し切る競馬より、3~4コーナーから前との差を詰めている馬を重視したい条件です。
注目馬考察
◎アウトレンジ
本命はアウトレンジ。
今回のメンバーでは、実績面を最も高く評価したい馬です。
2026年は名古屋グランプリ(JpnII)を勝利。
さらに前走の帝王賞ではミッキーファイトから0秒3差の2着に好走しました。
地方競馬情報サイトの近5走を見ると、帝王賞2着、名古屋グランプリ1着、川崎記念3着、東京大賞典3着と、ダート中長距離のトップクラスで安定して上位に入っています。
今回のメンバーを考えれば、実績は明らかに上位。
名古屋グランプリではオディロンと接戦
特に重要なのが5月の名古屋グランプリ。
アウトレンジが1着、オディロンが2着でしたが、その差はなんとタイム差なし。
オディロンも非常に強い内容でしたが、同じ2100mで直接対決を制しているのはアウトレンジです。
59kgは最大の課題
一方、今回は59kg。
オディロンが58kg、クールミラボーやダンテバローズなどが55kgですから、斤量差は小さくありません。
しかも金沢は初めて。
それでも、帝王賞2着まで来ている能力を考えれば、ここは克服可能と判断します。
59kgを背負ってでも中心視したい実績馬です。
○オディロン
対抗はオディロン。
本命アウトレンジとの差はかなり小さいと見ています。
今年3月のダイオライト記念(JpnII)では、セラフィックコールを破って重賞制覇。
その後の名古屋グランプリでもアウトレンジとタイム差なしの2着でした。
さらに、2025年末には高知県知事賞を勝利するなど、2000~2400m前後の長距離ダートで安定しています。
オディロンの魅力は持続力
名古屋グランプリでは道中7-6-5-3と中団から進出。
直線だけに賭けるのではなく、向正面から徐々にポジションを上げていく競馬ができています。
これは金沢2100mとの相性が良いタイプ。
さらに今回は58kg。
アウトレンジより1kg軽いだけですが、55kg組とは3kg差。
実績と斤量のバランスを考えれば、逆転候補筆頭です。
▲クールミラボー
3番手はクールミラボー。
前走の名鉄杯を逃げ切って勝利しています。
2026年の成績を見ると、スレイプニルSで2着、ブリリアントS8着、仁川S3着など、オープンクラスでも実績を残しています。
特に注目したいのが、前走で新しい一面を見せたこと。
これまで差し・先行を中心にしていた馬が、名鉄杯ではハナを切ってそのまま押し切りました。
しかも2着ゼットリアンに0秒6差。
2100m適性も魅力
スレイプニルSは東京ダート2100m。
そこで2着に入っており、距離への不安はありません。
今回は坂井瑠星騎手とのコンビ。
さらに4番枠という好枠を引きました。
アウトレンジが1番枠、クールミラボーが4番枠。
逃げ・先行の形を取るなら、かなり立ち回りやすい枠です。
展開次第では上位2頭に割って入る可能性があります。
☆ダンテバローズ
穴候補の筆頭はダンテバローズ。
今回はかなり面白い存在です。
何より前走が金沢のイヌワシ賞。
白山大賞典のトライアルにあたるこのレースを、1番人気で勝っています。
しかも金沢ダート2000mで、
2分11秒6、2着カイルに0秒1差
という内容でした。
道中3-3-1-1と好位につけ、4コーナーでは先頭。
最後まで粘り込んでいます。
金沢経験は大きな武器
JRA勢にとって金沢は未知のコース。
その一方、ダンテバローズはすでに金沢2000mを経験済み。
しかも勝っています。
今回も小牧太騎手が騎乗予定。
55kgという斤量も魅力です。
もちろんJpnIIIとなって相手は大幅に強化されますが、
「金沢適性+先行力+55kg」
を考えると、馬券圏内なら十分あっていいでしょう。
△ユメノホノオ
地方勢からもう1頭挙げるならユメノホノオ。
高知を代表する実力馬で、通算20勝を挙げています。
今年は名古屋グランプリで4着。
アウトレンジから0秒7差でした。
さらに佐賀記念3着など、ダートグレード競走でも上位に入る実績があります。
名古屋グランプリ4着をどう見るか
前走の名古屋グランプリでは6-7-8-7と中団後方からの競馬。
アウトレンジから0秒7差でした。
今回はそのアウトレンジが59kg、ユメノホノオが55kg。
この4kg差は無視できません。
金沢の短い直線を考えると、あまり後ろに置かれすぎなければ面白い存在です。
△シンビリーブ
4歳馬のシンビリーブも警戒。
前走の三河Sを勝利。
中京ダート1800mで1分53秒1、逃げる形から後続と同タイム差で押し切りました。
今年は小倉1700mの薩摩Sでも2着。
3勝クラスを突破した勢いで、今回は重賞初挑戦となります。
最大のポイントは距離延長。
1800m中心の戦績から2100mへ延びるだけに、最後までスタミナが持つかが鍵。
ただし4歳という若さは魅力。
戸崎圭太騎手とのコンビで、好位~中団からロスなく運べれば上位に食い込む余地があります。
△ナミダノキス
金沢勢ではナミダノキスを高く評価したいところ。
この馬の最大の武器は、もちろん金沢コースへの適性です。
通算成績は9勝2着2回3着3回。
さらに金沢では9勝2着2回3着3回と非常に安定しています。
金沢2100mでも2戦2勝。持ち時計は2分14秒7です。
今年5月の百万石賞でも金沢2100mを勝利。
2着リュウノブレイクに2秒3差をつける圧勝でした。
相手強化が最大の課題
もちろん今回はJpnIII。
これまで戦ってきた金沢勢とは相手関係が違います。
ただ、
「金沢2100mを知り尽くしている」
というのは中央勢にはない強み。
前々で流れに乗れれば、3着争いに食い込む可能性は十分あります。
△メリークリスマス
メリークリスマスは4歳という若さが魅力。
今年は中山1800mで2勝を挙げ、前走のジュライSでも3着。
平安Sでは4着でした。
前走ジュライSでは1分44秒1。
スピード能力は十分です。
ただし今回は2100m。
さらに重賞級の相手が揃っています。
現時点では押さえ評価としますが、展開が流れて持久力勝負になれば浮上する余地があります。
△オケマル
オケマルは非常に戦績が安定しています。
通算9勝2着1回3着0回4着1回。
右回りでは9勝2着1回と、ほぼ崩れていません。
ただし、今年2月の佐賀記念では6着。
2000m前後のダートグレードでは、まだ一線級との力差を見せています。
とはいえ、今回は55kg。
先行力もあるため、展開がハマれば3着候補として残しておきたい馬です。
ホウオウルーレットは実績十分も
ホウオウルーレットは実績だけなら当然上位。
2025年には浦和記念、シリウスSを勝利。
東京大賞典5着、川崎記念4着など、GⅠ級の舞台でも走っています。
しかし今年は、
- 名古屋グランプリ7着
- 川崎記念4着
- 東京大賞典5着
と、昨年ほどの勢いを感じさせる内容ではありません。
しかも今回は58kg。
脚質的にも差し~追い込み型で、短い金沢の直線は決して絶好の条件とは言えません。
能力で上位に来ても不思議ではありませんが、今回は評価を一段下げます。
サヴァは展開の助けが必要
サヴァは8歳馬。
今年は金沢2100mの百万石賞で10着。
ナミダノキスから4秒9差でした。
金沢コースへの経験は豊富ですが、近走内容から今回は強く推しにくいところ。
大きな展開利があればという評価です。
ウイングランブルーは厳しい条件
ウイングランブルーは今年9月の金沢1700mで8着。
その前も園田1870m7着など、近走では苦戦が続いています。
今回はJpnIIIということで、相手強化も大きな課題。
現状では評価を下げます。
白山大賞典2026の展開予想
展開のカギを握るのは、
クールミラボー、ダンテバローズ、オケマル、シンビリーブ
あたりでしょう。
特にクールミラボーは前走で逃げて勝利。
ダンテバローズもイヌワシ賞で3番手から早めに先頭へ進出しています。
そのため、完全なスローペースというより、
好位勢が向正面から徐々にペースを上げるロングスパート戦
を想定します。
アウトレンジは1番枠。
無理に前へ行かなくても、好位~中団のインでロスなく運べるでしょう。
オディロンも中団から早めに進出できるタイプ。
一方、ホウオウルーレットは後方からの競馬になると、金沢の短い直線で届かないリスクがあります。
白山大賞典で重要な「名古屋グランプリ組」
今年の予想で非常に重要なのが、5月の名古屋グランプリです。
このレースでは、
1着アウトレンジ
2着オディロン
という決着。
さらにユメノホノオが4着でした。
アウトレンジとオディロンの差はタイム差なし。
ユメノホノオは0秒7差でした。
今回の斤量は、
アウトレンジ59kg
オディロン58kg
ユメノホノオ55kg
となります。
したがって単純な着順だけではなく、斤量差を含めて評価する必要があります。
それでも、同じ2100mでアウトレンジがオディロンを抑えた実績は大きな材料です。
金沢勢で注目したいナミダノキスとダンテバローズ
中央勢中心のレースになりそうですが、地方勢にも魅力があります。
特に、
ダンテバローズ
ナミダノキス
の2頭。
ダンテバローズは前走のイヌワシ賞を勝利。
ナミダノキスは金沢2100mで2勝。
どちらも今回の舞台への適性をすでに示しています。
白山大賞典は1997年のダートグレード競走化以降、2007年を除いてJRA馬が勝利しています。一方で地方馬も2着などでたびたび健闘しており、コース適性の高さは軽視できません。
白山大賞典2026の最終予想
現時点では以下の印とします。
本命◎アウトレンジ
実績最上位。
名古屋グランプリ勝ち、帝王賞2着という近況は今回のメンバーでは抜けています。
名古屋グランプリではオディロンと接戦ながら先着。
59kgは不安材料ですが、相手関係を考えればここは中心視。
金沢初参戦でも能力で押し切ると予想します。
対抗○オディロン
逆転候補はオディロン。
ダイオライト記念勝ちに加えて、名古屋グランプリではアウトレンジとタイム差なし。
長距離ダートでの安定感は非常に魅力的です。
アウトレンジより1kg軽い58kgもプラス。
展開が少しでもアウトレンジに厳しくなれば、逆転まで警戒したい馬です。
単穴▲クールミラボー
3番手はクールミラボー。
前走名鉄杯を逃げ切った勢いに注目。
東京2100mのスレイプニルSでも2着があり、距離適性も問題ありません。
今回は4番枠。
前に行ければ非常に怖い存在です。
穴☆ダンテバローズ
穴ならダンテバローズ。
前走イヌワシ賞を勝っているため、金沢2000mへの適性は証明済み。
55kgという斤量も魅力。
JpnIIIへの相手強化がポイントですが、先行力を生かして粘り込むシーンには警戒したいです。
白山大賞典2026の注目馬まとめ
今年の白山大賞典は、中央勢の実績馬と地方勢のコース巧者がぶつかる興味深いメンバーになりました。
中心はやはりアウトレンジとオディロン。
5月の名古屋グランプリで直接対決しており、そこではアウトレンジが先着。
一方、オディロンは58kgで、アウトレンジより1kg軽い条件です。
そこに、
- 前走名鉄杯を逃げ切ったクールミラボー
- 金沢のイヌワシ賞を勝ったダンテバローズ
- 名古屋グランプリ4着のユメノホノオ
- 4歳馬シンビリーブ
- 金沢2100m2勝のナミダノキス
が続く構図と見ます。
金沢2100mは6回のコーナーを通過するため、単純な末脚勝負より道中の立ち回りと持続力が重要。
その点でも、好位から早めに動けるアウトレンジ、オディロン、クールミラボーを上位に評価します。
現時点では、
「アウトレンジを軸に、オディロンが逆転候補。クールミラボー、ダンテバローズが相手本線」
という予想です。
なお、白山大賞典は9月22日18時発走予定。正式な出馬表では12頭立てとなっています。
買い目予想
本走は毎日無料予想の対象レースの為、レース当日に買い目予想を公開いたします。
※本記事の予想と、当日に出す予想は異なる場合があります。



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