【第58回 金鯱賞】過去データから見えた買うべき”推奨馬3頭”
中京競馬場 2000メートル(芝)で行われる4歳以上オープン戦
近年では大阪杯がGⅠに昇格した事でその前哨戦として位置づけられるようになった当レース。
過去にスワーヴリチャードなどが、ここを使って大阪杯を勝つなど、新年初戦の古馬中距離GⅠの結果を占う重要な一戦となっている。
今回は過去5年の結果から、当レースの勝ち馬の法則を考察して行きたいと思う。
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1番人気の信頼度が非常に高い
過去5年の1番人気の戦績を見ていくと、1着3頭、2着1頭、3着1頭、4着以下0頭。
と、この様に3着内率100%で勝率も60%にものぼる。
この数字は1番人気の絶対的な信頼度を証明するものに他ならないのではなかろうか。
5番人気以下の伏兵馬にも注目したい
過去5年の結果では、驚く事に5番人気以下から半数以上の8頭もの馬が3着内に入線している。
勝ち馬こそ1頭しかいないが、1着1頭、2着4頭、3着3頭、4着以下32頭。
といった結果が出ており、穴馬が突っ込んでくることも視野に入れて予想に臨んだ方が良さそうだ。
レース間隔に余裕のある馬が強い
過去5年の3着内馬15頭中10頭は、中9週以上からの臨戦馬。
約3カ月~の休養を挟んだ馬が主役となっていた。
この10頭の中から8頭は前走GⅠ組で、前走の単勝人気が2番人気以内であれば、3着内率は85.7%と驚異の数字を叩き出している。
しかし、中8週以内の馬からも脅威の馬券圏内率をたたき出しているローテーションも見逃せない。
それは白富士ステークスからの臨戦馬だ。
こちらは、1着1頭、2着0頭、3着3頭、4着以下1頭と、実に5頭中4頭が3着内に入線しており、3着内率は80%となっている。こちらも無視出来ないデータだ。
中距離実績も必須項目
2000メートル前後のオープンクラス以上のレースで結果を残せていない馬は、馬券に絡む事が難しくなっている。
オープンクラス以上のレースで勝利している馬が、13頭馬券に絡んでいるのに対し、その経験のない馬は0勝、2着2回と振るわない結果となっている。
この内容を見てみるとおわかり頂けるように、中距離での勝ち切る力が必須項目だと言えるだろう。
具体的な距離は2000メートル前後200メートルの距離での実績が欲しいところだ。
補足となるが、JRAのGⅠで4着以内入線したことのある馬が、過去5年全て当レースでの勝利を挙げている事も触れておこう。
この実績があり、且つオープンクラスでの1800~2200メートルでの勝利実績を重視していく事が、勝利への近道になるかもしれない。
以上の内容を踏まえ、当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う。
推奨馬3頭
◎本命 ジャックドール
白富士ステークスからの臨戦馬。
ここまで破竹の4連勝。
プリンシバルで5着となり悔しい思いをしたのか、以降負けなしでここまで勝ち上がり、古馬としの初戦も勝ち重賞初制覇を成し遂げるか。
データ的にも好材料が多数あり、今回一線級との戦いは初となるが、今後の試金石となる事は間違いないだろう。
ここは本命で。
○対抗 ステラリア
前走エリザベス女王杯2着からの臨戦馬。
しっかりと休養を挟んでのレースとなり、ここに向けて準備してきたことが伺える。
相手は強いがこの馬も本命馬と同じく4歳。
過去5年3度4歳馬が戴冠しているレースという事もあり、ここは対抗評価としたい。
▲単穴 アカイイト
前走有馬記念からの臨戦。
前々走では対抗に推したステラリア他を抑え1着。
初の重賞勝ちがGⅠという面白い経歴だ。
実力はある馬なので、前回の負けは度外視して単穴評価としたい。
実力だけで言えば本命視しても構わないとも思えるが、前走の負けを引きずっていないかが不安要素でもあり、評価を落とした。
「アラタ」「レイパパレ」
前者は4歳になり一気に開花し、前走の福島記念まで連勝が止まらないキャリア絶頂期を迎えているのではないかと考えられる。
調子を維持しているのであれば、ここでの勝ち負けは不思議ではない。
ここは△連下評価で。
後者は前走、前々走と不調気味ではあるが、前走は海外、前々走までの負けは全て2200メートル。
今回は国内では負けなしの200メートルなので、過去の実績通りの走りが出来ればこの馬が勝つであろう。
休み明けで良い変化が見られるかが鍵となりそうだ。
ここは☆注意評価で。
以上内容とデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。
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