【第36回 根岸ステークス】過去データから見えた＜買うべき3頭＞
東京競馬場 1400メートル（ダート）で行われる4歳以上オープン戦
当レースはフェブラリーステークスの前哨戦に位置付けとして知られており、2016年のモーニン、2018年のノンコノユメ、2020年のモズアスコットは当レースを使って春のダート王となった。
また、昨年の覇者レッドルゼルは、ドバイゴールデンシャヒーンで2着、JBCスプリントを制覇と、国内外の大舞台で活躍。
今回も過去10年の結果から考察していきたいと思う。
Contents
考察
若い世代が優勢だが…
過去10年の馬齢別成績を見てみよう。
4歳
1着2頭、2着2頭、3着0頭、4着以下9頭
勝率15.4％ 3着内率30.8％
5歳
1着3頭、2着3頭、3着1頭、4着以下22頭
勝率10.3％ 3着内率24.1％
6歳
1着4頭、2着2頭、3着4頭、4着以下35頭
勝率8.9％ 3着内率22.2％
7歳
1着1頭、2着1頭、3着1頭、4着以下30頭
勝率3.0％ 3着内率9.1％
8歳
1着0頭、2着2頭、3着4頭、4着以下8頭
勝率0％ 3着内率25.0％
9歳以上
1着0頭、2着0頭、3着0頭、4着以下13頭
勝率0％ 3着内率0％
年齢が上がるにつれ、好走率が下がっていくのだが8歳馬は要注目。
勝ち馬こそ出てはいないが3着内率は4歳馬に次ぐ好走率を見せている。
勝ち切るまではいかなくとも相手として選ぶには、8歳の実績のある馬は狙い目かもしれない。
ちなみにこの8歳馬はいずれも単勝6番人気以下の入線と馬券的妙味もある。
距離短縮または延長の馬に焦点
前走の距離ダート1500メートル以上であった、距離短縮からの臨戦馬が5勝を挙げている。
前走が芝1600メートルだった一昨年の勝ち馬モズアスコットも含めれば、3着以内馬の半数を距離短縮組が占めている。
また、前走がダート1200メートルの距離延長馬は直近3年は2勝を挙げており勢いがある。
過去10年分の戦績を見ると今一つだが直近の傾向を気にするようであれば、メンバー内で上位実績持ちなら選んでも良いかもしれない。
年明け初戦の馬から買うのが吉か
過去10年の優勝馬はいずれも年明け初戦の馬で、今年1度使っている馬は2着、3着が1回ずつと不振。
ローテーションの感覚が詰まった馬は割引が必要だ。
いかに前走好走していても、勝ち馬が出ていないというデータは無視できない。
上り3Fのタイムが物を言う
過去の当レースの覇者の多くは、当レース出走以前に上り3F最速で勝利した実績が複数回ある馬であった。
切れ味勝負で強い競馬が出来る馬が優勢傾向。
特にJRAダートで最長の直線距離を有す東京競馬場ならではの上り勝負になりやすいからだろう。
末脚勝負で豪脚を見せてくれる馬が狙い目だろう。
昨年のレース
以上の内容から当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う。
推奨馬3頭
◎本命 ソリストサンダー
前走1600メートルの武蔵野Sを勝って、約3ヶ月の休養を挟んでの臨戦。
距離短縮と最速ではなかったが前走の上り3Fの優秀な時計。
そして、これまでの重賞実績と総合的に判断した結果この馬以外に本命馬は見当たらなかった。
○対抗 オメガレインボー
本命に推した「ソリストサンダー」と前々走で直接対決をしており、その時は上り3F最速で0.3秒差の3着。
後方からの一気で差を詰めはしたものの一歩及ばず。
しかし、巻き返しは十分に狙える為ここでは対抗評価としたい。
▲単穴 サクセスエナジー
東京盃jpnⅡを優勝。
前走JBCスプリントからの臨戦馬。
同一距離からの当レースの勝ち馬は2013年まで遡らなければ見当たらないが、8歳馬のデータと照らし合わせた際に、良い穴馬になるのではないかと見込んだ。
相手候補としては面白い一頭になるのではないか。
「ヘリオス」「モジアナフレイバー」
前者は直近の4走では4着以下が一度もなく、内2回は1着という事で非常に危険な存在であると認識している為上記に選定はしなかったが△評価をつけたい。
後者は地方からの臨戦馬で2走前のjpnⅠでの4着含め、過去4走で1着、3着、4着、2着と中央馬の参戦したレースでも大崩れしない。
jpnⅠを除けば全てのレースで掲示板以上その内のほぼ全てが馬券に絡むという戦績で、ここでも上位は必至か。
いかんせん中央での出走経験がほぼない為不気味な存在。
これらの内容を上記のデータと共にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。
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