【第5回 葵ステークス】過去データから見えた買うべき3頭

2022年葵ステークス競馬予想考察

中京競馬場1200メートル(芝)で行われる3歳オープン戦

当レースは2018年の創設から2021年まで(GⅠ・GⅡ・GⅢ)などの格付けがない重賞として開催されていた。
今年になりGⅢの格付けがされる事となった。

重賞に格上げ後もその前も変わらず荒れる傾向が強く、今年も同様に荒れ模様となるのだろうか。
こちらも過去10年の傾向を元に考察していきたいと思う。

主要会場よりもローカル実績に注目

過去10年の3着内馬30頭中16頭はローカル競馬場の1勝クラス以上(オープンレースなども含む)の芝レースで、勝ち星を挙げた事のある馬であった。
※ローカル競馬場とは下記の会場である。※
札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉

上記の経験がある馬は3着内率が33.3%と高水準に達している。

2014年以降の8年に限れば、1着6頭、2着6頭、3着4頭、4着以下25頭と3着内率39.0%と更に好走率が上がっている。

お気づきかもしれないが9年前、10年前の入線はなかったが、8年前からはコンスタントに結果を残しているので、直近の傾向を重視するのであれば主要会場の実績よりも、ローカル競馬場での実績を重要視した方が良さそうだ。

牝馬に注目

まずは下記のデータをご覧頂きたい。

過去6年の性別ごとの成績

牡馬・せん馬の戦績

1着1頭、2着2頭、3着2頭、4着以下39頭
勝率2.3% 3着内率11.4%

牝馬の戦績

1着5頭、2着5頭、3着3頭、4着以下34頭
勝率10.6% 3着内率27.7%

※2018年は2着同着の為、2着の頭数が7頭、3着の頭数が5頭となっている※

この様に過去6年で見ると、牝馬が圧倒的な強さを誇っており、3着内馬全18頭中13頭もの数を占めている。

これが示すように当レースでは牝馬をメインに馬券を構築していく事がセオリーとなりそうだ。
上述のローカル競馬場で1勝クラス以上のレースを勝った牝馬がいれば要注目の一頭となりそうだ。

次に、こちらは更に直近3年分のデータとなるが、前走の立ち回りも見ていきたい。

簡単にいうところ脚質なのだが、前走1走りのみで脚質を断定するのはいかがなものかと思い、立ち回りと表現している。

前走で逃げを打って出た馬や、後方一気など最前線もしくは最後方などの極端な競馬をした馬は割引きたい。
こちらも下記のデータをご覧頂ければと思う。

前走の最終コーナー通過順位1番手の馬の戦績

1着0頭、2着0頭、3着0頭、4着以下8頭
勝率0% 3着内率0%

前走の最終コーナー通過順位2~9番手の馬の戦績

1着3頭、2着3頭、3着3頭、4着以下22頭
勝率9.7% 3着内率29.0%

前走の最終コーナー通過順位10番手以下の馬の戦績

1着0頭、2着0頭、3着0頭、4着以下10頭
勝率0% 3着内率0%

この様に、逃げや後方一気の馬に馬券に絡む余地なしという結果が出ている。
よって、前走好位で競馬を進めていた馬により好走の期待が持てるといったデータが出ている。

以上の内容とデータを元に当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う

推奨馬

◎本命 テイエムスパーダ

前走「フィリーズレビュー」12着からの臨戦馬。

こちらはローカル実績もあり、重賞経験もあり、牝馬という事でデータ上では非の打ち所がない。
今回の相手ならば問題なく勝ち切る事があっても不思議ではない。
ここでは本命で。

〇対抗 コムストックロード

前走「橘ステークス」6着からの臨戦馬。

こちらも本命馬と同様にデータ上では非の打ち所がないのだが、本命馬と比べて見ると実績面などやや見劣りする為、対抗評価としたい。

▲連下 ウラカワノキセキ

前走「1勝クラス」1着からの臨戦馬。

一線級との対戦経験は浅いが、データ上での二番手候補の一角。
ダートからの刺客となるが、先行で粘るいつもの競馬が出来れば何かが起こるかもしれない。

何があってもおかしくないようなレースだからこそ選んでおきたい一頭だ。
ここは単穴で。

「コラリン」「ヴィアドロローサ」

前者は前走「クロッカスステークス」3着からの臨戦馬。

データ上ではこちらも2番手候補だが、人気を集めるだろうと推測される。
対戦相手が他のメンバーと比べ強かったと考えられるため、ここですんなりと勝っても不思議ではない。
ここは△連下評価で。

後者は前走「ファルコンステークス」11着からの臨戦馬。

ここ数戦は低迷しているが、データはそうは言っていない。
人気が中堅下位辺りになりそうではあるが、データに合致する部分もあり怖い一頭かと考える。
ここは☆注意評価で。

基本的に何が来てもおかしくないレースなので、独自の見解で予想されるのも一興かと思う。
選定馬に悩んでいるようであれば、以上の内容とデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。

昨年の葵ステークスのレース映像

葵ステークス過去10年のデータ

昨年の3連単1,454,720円を筆頭に、過去10年の配当を見ても分かる通り荒れるレース。
ゆえに予想が難しい反面、一攫千金も期待できるのではないだろうか。

G3葵S過去データ

あわせて、中京競馬場の特徴も把握しておきたい。

中京競馬場徹底攻略

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