【第31回 アーリントンカップ】過去データから見えた買うべき3頭

アーリントンカップ

考察

出走表

馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 厩舎
1 キングエルメス 牡3 56 坂井 栗東矢作
2 トゥードジボン 牡3 56 福永 栗東四位
3 ジャスパークローネ 牡3 56 岩田康 栗東森
4 アスクコンナモンダ 牡3 56 藤岡佑 栗東中内田
5 ニシノスーベニア 牡3 56 松田 美浦上原博
6 メイケイバートン 牡3 56 幸 栗東中竹
7 デュガ 牡3 56 武豊 栗東森
8 ウナギノボリ 牡3 56 和田竜 栗東音無
9 ディオ 牡3 56 岩田望 栗東辻野
10 ダノンスコーピオン 牡3 56 川田 栗東安田隆
11 ドンフランキー 牡3 56 池添 栗東斉藤崇
12 ジュンブロッサム 牡3 56 吉田隼 栗東友道
13 ヒルノショパン 牡3 56 横山典 栗東昆
14 タイセイディバイン 牡3 56 松若 栗東高野
15 ムーンリットナイト 牡3 56 浜中 栗東加用
16 ストロングウィル 牡3 56 鮫島駿 栗東橋口
17 セルバーグ 牡3 56 古川吉 栗東鈴木孝
18 カワキタレブリー 牡3 56 藤岡康 栗東杉山佳

阪神競馬場 1600メートル（芝）で行われる3歳オープン戦。

当レースは2017年までは春競馬の阪神開催開幕週に行われていたが、2018年に4月の中旬に移設。
名実とともに「NHKマイルC」のトライアルレースとなった。
過去に好走馬を多数輩出しているレースだが、こちらも過去10年の傾向を見て考察していきたいと思う。

かなり極端な結果が出ているが…

基本的には1番人気が肝となっている。
過去10年の結果を見ると、1番人気は1着6頭、4着以下4頭と、「勝つか飛ぶか」と言ったような極端なデータが出ている。

更にややこしいのは、その1番人気が飛んだ4回の内3回は、揃って2番人気と3番人気も馬券から飛んでしまった事だろう。

そして、1～3番人気で12頭しか馬券に絡んでおらず、残り18頭は4番人気以下から出ており、実に全体の6割にも上る。

下記のデータをご覧頂きたい。

波乱の様相
4番人気　　　1着1頭、2着1頭、3着2頭、4着以下6頭
5番人気　　　1着0頭、2着1頭、3着1頭、4着以下8頭
6～9番人気　 1着1頭、2着3頭、3着5頭、4着以下31頭
10番人気以下 1着1頭、2着1頭、3着1頭、4着以下39頭

と、この様に上位から下位人気まで入り乱れるように入線しており、大波乱の様相を見せている。
今回の1番人気が全幅の信頼を寄せる事が出来そうか否かを見極めて頂く事が大事であると予測される。

オープンクラスでの実績にも注目

当レースは「NHKマイルC」の前哨戦に位置づけされる前から、マイルの実績が物を言う傾向にあった。
オープンクラスの芝1600メートルで3着以内の実績のある馬から、7頭の勝ち馬が出ている事からもそれが証明されているのではなかろうか。

ローテーションにも注目したい

「朝日杯フューチュリティ―ステークス」「シンザン記念」からの臨戦馬が好成績を収めており、いずれも3勝ずつを挙げている。

そして、特筆すべき点は前者だ。

4月開催となった2018年以降は3勝0敗と無敗を誇っている。

基本的には芝1600メートルの重賞を使ってから挑んできた馬が強い傾向にある。

マイル実績と適正がかなり重要な内容となるのではなかろうか。
しかし、前走が1勝クラスなど、オープン戦より下のグレードからの臨戦馬は苦戦を強いられている為、世代最前線とまでは言わずとも、一定水準の好成績を収めた実績は欲しい所だ。

以上の内容を元に当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う

過去データから見えた買うべき3頭

◎本命　ダノンスコーピオン

1600メートルのオープンクラスでの3着内の実績馬。

今回は例年の好走臨戦過程とは少し違った内容で、その後にひとつレースを挟んできている馬が多く見受けられる。

その為、こちらは前々走ではあるが、好走条件のひとつである「朝日杯フューチュリティ―ステークス」で3着入線という実績を評価したいと思う。
今回はこちらが本命で。

○対抗　カワキタレブリー

こちらも1600メートルオープンクラスでの3着内の実績馬。

こちらも、前走にひとつ挟んできてはいるものの、前々走が好走条件にある「シンザン記念」だ。

前走も2番手追走で後続に0.1秒差で勝つといった強い内容での勝利を収めているので、ここでも期待したいところだ。
距離の実績は十分にあると考えられるため、ここでは対抗評価で。

▲単穴　キングエルメス

こちらは実績や好走条件のデータには当てはまらないものの、前走「京王杯2歳ステークス」の勝ち馬という事で評価したい。

今回はデータとややかみ合わない傾向にある出走馬が多数おり、混戦模様と見られる。
よって、馬の能力だけで初のマイルもこなして勝ち抜けてもおかしくはないと考える。

ここは単穴評価で。

「ジャスパークローネ」「トゥードジボン」

前者は前々走の「京王杯2歳ステークス」は凡走したものの、それ以外のレースは1着もしくは3着と全て馬券に絡んでいる。
短距離をメインで使われてきたが、忙しい競馬よりも少し落ち着けるマイルの方が合うのであれば逆転があっても不思議ではない。
ここは△連下評価で。

後者は「朝日杯フューチュリティ―ステークス」では9着と振るわなかったが、1600メートルの成績は、1着2回、3着1回と安定している。
今回の相手であれば3着内は難しくないかとも考えられる為、注意しておきたい一頭だと思われる。
ここは☆注意で。

以上の内容とデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。

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