【第66回 大阪杯】過去データから見えた買うべき3頭
阪神競馬場 2000メートル（芝）で行われる4歳以上オープン戦
当レースは直近の2年でも上位の戦績を収めた馬が、以降のGⅠレースで好成績を収めているかなりハイレベルな戦いとなる事が想定される。
昨年の「コントレイル」や「グランアレグリア」、一昨年の「ラッキーライラック」など、その後のGⅠを制した馬が多数出走していたレースでもあり、年明け初のハイレベルな戦いとなっている。
今回は当レースがGⅡ時代の内容も含め、過去10年の傾向より考察していきたいと思う。
Contents
関西馬に要注目
まず下記のデータを見て頂きたい。
関東馬（美浦所属）の直近10年の戦績
1着0頭、2着1頭、3着1頭、4着以下28頭
勝率0％ 3着内率6.7％
関西馬（栗東所属）の直近10年の戦績
1着10頭、2着9頭、3着9頭、4着以下70頭
勝率10.2％ 3着内率28.6％
この様に出走頭数こそ栗東の方が圧倒的に多いが、冒頭でも述べたようにハイレベルなレースとなる為、美浦所属馬が少ない＝言い換えれば美浦の精鋭達がやって来てことごとく返り討ちにされている訳だ。
これは、当レース攻略において最も無視出来ないデータなのではなかろうか。
基本的には関西馬から選ぶのがセオリーとなりそうだ。
枠順にも注意したい
過去10年の勝ち馬の枠番だが下記の様になっている。
2012年 8枠 栗東所属 4歳
2013年 4枠 栗東所属 5歳
2014年 7枠 栗東所属 4歳
2015年 3枠 栗東所属 5歳
2016年 7枠 栗東所属 4歳
2017年 4枠 栗東所属 5歳
2018年 8枠 栗東所属 4歳
2019年 3枠 栗東所属 5歳
2020年 5枠 栗東所属 5歳
2021年 6枠 栗東所属 4歳
ご覧の通り1枠と2枠に勝利がない。
更に10年を遡っても（過去20年）その勝利はなく、2001年にまで遡ってようやく2枠の勝利が見つかった。
この内容から最内枠は勝てないレースとして考えても良いかもしれない。
馬齢にも注目してみよう
基本的には上述の枠順の内容をご覧頂ければおわかりになるかと思うが、5歳以下の馬しか過去10年勝ち馬は存在しない。
その内訳は、4歳～5歳の馬の戦績【1着10頭、2着8頭、3着7頭、4着以下51頭】となっており、実に25頭もの馬が5歳以下から出ている。
よって、若い世代が中心のレースと言えるだろう。
昨年以降のJRA開催のGⅠレースの出走歴と戦績
過去10年の3着内馬30頭中24頭は、昨年以降のJRA・GⅠにて4着以内の入線経験がある馬であった。
この経験のない馬は3着内率8.5%となっており、経験ありの馬42.1％に対して大きく差を付けられている。
大舞台での好走歴がないと厳しい現状、実力がはっきりと結果として表れやすいレースと言えるのではなかろうか。
過去5年間（GⅠ昇格後）
基本的にGⅠ昇格後からは、昨年以降の重賞レース（ハンデ戦以外）にて、好位で最終コーナー7番手以内で競馬した2着以内の馬が全て入線するといった状況にある。
後方一気の馬やハンデ戦でしか連対出来ていない馬は非常に苦しい状況にある。
前走好走馬にも注目
過去5年の3着内馬15頭中10頭は、前走の着順が2着以内であった事も気にかけておきたい。
こちらが3着内率35.7％に対し、この経験のない馬は12.2％と低くなっている。
これらの状況を鑑みて選定馬を見定める必要がありそうだ。
以上の内容を元に当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う。
推奨馬3頭
◎本命 レイパパレ
前走はここに向けての前哨戦。
ここに向けて仕上げて来るであろうことは想定済み。
前回の件で今回も戦う事となる「ジャックドール」の走りは見えたであろう事から、こちらを本命としたい。データ的にも合致しており、文句のつけどころがない馬ではなかろうか。
〇対抗 ジャックドール
前走金鯱賞で圧勝。
圧巻のレコードタイムで勝ち切った。
前走でもまだ余裕があったというなら、この馬は本物の怪物だろう。
しかし、ある程度データは取られたと考え、出走馬はさらに強力になる為、前回の様に上手くいくかは怪しい。
ここではデータ的にも本命に推した「レイパパレ」同様合致しているが、以上の理由で対抗としたい。
▲単穴 エフフォーリア
本来であれば、この馬を本命視すべきなのだろうが、「美浦所属馬」の不振続きがどうにもよろしくない。
データ的には本命に推しても差し支えないと思うが、過去を見ると三冠馬で栗東所属の「コントレイル」ですら3着と勝てずに終わった為、データに照らし合わせた条件面でやや厳しいこちらを本命にする事は難しい為、ここは単穴評価としたい。
他注目馬
「アフリカンゴールド」「キングオブコージ」
前者は高齢馬故の不人気だったのか前走13頭立ての11番人気で勝利。
実績だけで見れば軽視されるような馬ではないのだが、過度な人気にならないのであれば、お勧めの一頭になるのではないかと思う。
ここは△連下評価で。
後者は「アメリカンジョッキークラブカップ」からの臨戦馬。
こちらはデータとは然程合致してはいないのだが、戦績を見る限りここでも馬券に絡んでくる可能性は非常に高いのではないかと思う。
戦績も安定しており風穴を開ける一頭として考えても面白いのではないかと考える。
ここでは☆注意評価で。
以上の内容とデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。
阪神競馬場攻略
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