【G1】第83回 菊花賞 過去10年のデータで見えた、買いたい馬はコレだ!

菊花賞予想考察過去データ

阪神競馬場 3000メートル(芝)で行われる3歳オープン戦

牡馬クラシック最終戦。3歳世代では未知の距離で予想が非常に困難なレースとして知られている。
今回も昨年に続き阪神競馬場3000メートルで開催されるが、過去10年の結果を元に好走馬を探っていきたいと思う。

注目ポイント

主役は前走重賞組

過去10年の3着内馬30頭中15頭は前走「神戸新聞杯」からの臨戦馬であった。

それに続くのは「セントライト記念」からの臨戦馬で7頭が3着内入線となっている。
3着以内馬の過半数がトライアルレースから臨んできた馬となっている。

その他にも、2勝クラスからの臨戦馬は3着が5回と2着1回で軸としては頼りないが、ヒモとして選ぶ分には悪くなさそうだ。
1~2着の連対だけで言うと、前走重賞組が20分の19と圧倒的ではあるが、ヒモ荒れを想定するのであれば2勝クラスからの臨戦馬にも目を光らせた方が良さそうだ。

前走3着以内の馬

過去10年の前走の着順別成績を見てみると、3着内馬30頭中26頭が前走で3着内入線の実績があった。

昨年は異例ではあるが「タイトルホルダー」が前走13着からの巻き返し勝利で幕を閉じていたが、基本的には前走で4着以下に敗れていた馬は過去10年で1着1頭、2着1頭、3着2頭、4着以下75頭で3着内率5.1%という苦しい結果が出ている。

それに対し、前走3着内の馬は1着9頭、2着9頭、3着8頭、4着以下75頭で3着内率25.7%となっており、こちらを重視する方が良さそうだ。

単勝オッズ

過去10年1番人気馬が5勝を挙げており、3着内率も70.0%と人気に応えられているケースが多い。
しかし、2番人気は2着2回のみで、3着内率も20.0%と低く不安定な結果を残している所が気になる。

3番人気、5番人気が共に3着内率40.0%となっており、4番人気が3着内率30.0%という結果が出ている。
2番人気以外は勝ち星を挙げており、基本上位5番人気までで2頭は馬券に絡んでくると考えて良さそうな結果が出ている。

10番人気以下からは90頭出走中3頭のみの3着内入線という事であまり期待できない為、ヒモ選びも9番人気以内までに留めておいた方が良さそうだ。

三冠レースの実績

「皐月賞」「日本ダービー」のいずれかで5着以内入線の馬は、6勝を挙げており、3着内率も35.3%と高水準となっている

6着以下までの馬は2着3回にとどまっており、3着内率も5.3%と苦しい結果が出ている。

春のクラシック三冠レース見出走の馬から15頭の3着内馬が出ている事から、クラシック三冠レースで掲示板圏内に入線出来なかった馬は切り筆頭候補と見て良さそうだ。

よって、クラシック二冠の上位5頭に入線経験のある馬と、クラシック初挑戦の馬から上手く馬券を構築すると良さそうだ。

前走レースと単勝オッズ

こちらは、過去6年のデータとなるが、2016年以降の勝ち馬の全ては前走重賞出走で、そこでの単勝オッズが3番人気以内であった。
勝ち馬を探す際に有効になるかもしれないので、こちらもデータとして抑えておくと良いかもしれない。

以上の内容とデータを元に当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う

推奨馬

◎本命 アスクビクターモア

前走「セントライト記念」2着からの臨戦馬。

クラシック二冠は獲れなかったものの、5着、3着と着順上位。持ち前の先行力でそのままゴール板を駆け抜ける可能性も大いにあり得る。
前走2着も勝ち馬とタイム差なしの2着なので悲観する内容でもなく、ここが本番と考えれば、調整的な意味合いも込めて良い前哨戦となったのではなかろうか。ここは本命で。

〇対抗 ジャスティンパレス

前走「神戸新聞杯」1着からの臨戦馬。

デビュー時から能力の高さは折り紙付き。前走勝って力を証明したと考えて良さそうだ。
ここで勝ってクラシック最後の一つを戴冠できるか?クラシック三冠では9着2回となっているが前走実績を評価してここは対抗としたい。

▲単穴 ガイアフォース

前走「セントライト記念」1着からの臨戦馬。

未勝利を0.7秒差の大差で勝った後、1勝クラスで1敗北を喫したものの続く2戦目の1勝クラスでは1.1秒差の圧勝劇。
その後重賞でも一線級と五分の戦いを制し勝ち切ったのは本物の証だろう。
ここで勝利を掴んでもなんら不思議ではない。
ここは単穴評価で。

「プラダリア」「マイネルトルファン」

前者は前走「神戸新聞杯」8着からの臨戦馬。
「ダービー」では5着と好走していた為、前走の結果で評価を落とすのは危険と判断したため、ここは△連下評価としたい。

後者は前走「富良野特別」1着からの臨戦馬。
まだ3戦しかは強いておらずその結果も1着2回2着1回と優秀。特に気になるのが全てのレースがタイム差0.0秒差というところだ。
これは相手なりに走るとも取れ、今回の相手でも3着に食い込んでくる可能性が大いにあり得る。
穴としては面白い馬ではなかろうか?
ここは☆注意評価で。

以上の内容とデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。

>>菊花賞の過去データ

>>阪神競馬場データ

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