【第26回 シリウスステークス】過去10年のデータで見えた、買いたい馬はコレだ！
中京競馬場 1900メートル（ダート）で行われる3歳以上オープンハンデ戦
冬季競馬のダート路線ビッグレースに向けしのぎを削る古馬ダート重賞として知られている。
12月の「東京大賞典」や、翌年2月の「フェブラリーステークス」を控えた歴戦の古馬や、新進気鋭の新たな勢力がぶつかりあう秋の見どころダート戦線だ。
こちらも阪神競馬場開催の2019年以前を含む過去10年の結果より好走馬の共通点を探っていきたいと思う。
Contents
注目ポイント
脚質
過去10年の3着内馬30頭中22頭は、前走の最終コーナー通過順位が6番手以内であった。
こちらの3着内率が26.5％に対し、7番手以下の馬の3着内率は12.5％と苦戦傾向にある。
数字に比例して前者から勝ち馬7頭後者から3頭となっており、2着も同じく前者から7頭、後者から3頭となっている。
3着馬に関しては前者8頭、後者2頭と更に差は広がる。
この様に先行気味の競馬で勝負してきた馬が好相性と言えるだろう。
直近の戦績
過去10年の3着内馬30頭中26頭は前走の着順が1着、または2着以下で勝ち馬とのタイム差が0.9秒以内であった。
前走1.0秒以上の差を付けられて敗北した馬は評価を下げざるを得ない。
こちらは3着内率が前者の28.0％に対し、7.4％とかなり苦しい数字が出ている。
54頭出走して4頭しか馬券に絡めていない事を考えれば、大敗直後の馬への過度な期待はしない方が良さそうだ。
大敗馬に関しては、前走が重賞で中11週以内のローテーションで臨んできた場合は、僅かな望みを持っても良さそうだ。
このローテーションの馬は3着内率30.0％と前者の数値とほぼ同数で期待値も同等くらいと見て良さそうだ。
通算出走数
まずは下記のデータをご覧頂きたい。
過去10年の通算出走数13戦以内の馬の戦績
1着7頭、2着1頭、3着2頭、4着以下14頭
勝率29.2％ 3着内率41.7％
過去10年の通算出走数14戦以上の馬の戦績
1着3頭、2着9頭、3着8頭、4着以下103頭
勝率2.4％ 3着内率16.3％
この様に、出走頭数や3着内の頭数は少ないが、キャリア13戦以内の馬の戦績が圧倒的だ。
特に勝ち馬の数だけで見ると大きな差がある。
キャリアの浅い有力馬要チェックだろう。
また、14戦以上で3着内入線の20頭中13頭は過去に芝レース出走経験があり、2着以内入線の経験があった。
キャリア14戦以上の馬で芝のレースで好走経験のある馬がいればそちらも要チェックだ。
今年の戦績
過去4年に限った話ではあるが、3着内馬12頭中10頭は同年のJRAのレースで最終コーナー通過順位4番手以内で1着入線の経験がある馬であった。
この経験がある馬の3着内率は37.0％と高水準であるが、経験のない馬は3着内率5.7％と好走率が激減している。
より直近の傾向を重要視するのであれば、年内のレースでのパフォーマンスにも目を配りたいところだ。
以上の内容とデータを元に当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う
推奨馬
◎本命 バーデンヴァイラー
前走「マーキュリーカップ（JpnⅢ）」1着からの臨戦馬。
芝のレース2着経験こそないが3着1回、4着1回と大崩れはしていない。
その他の好走例には合致しており、今回騎乗の「福永祐一騎手」とは5度目。過去4回コンビを組んだ際は3勝、3着1回と好相性な部分も見逃せない。
ここも勝って今後のダート戦線をリードする存在となるか。
ここは本命で。
〇対抗 ハピ
前走「レパードステークス」3着からの臨戦馬。
好走例からは少し外れるが、メンバー内で見るとキャリアが極端に少ない3歳馬。
前走からの間隔も申し分なく、同じ3歳の「ハセドン」よりもデータに合致する。
軽斤量を活かしてここでも好走する可能性は十二分にあるだろう。
ここは対抗評価で。
▲単穴 ジュンライトボルト
前走「ＢＳＮ賞」1着からの臨戦馬。
条件的に最も合致すると言っても過言ではない馬。
過去に芝のレースで勝った経験もあり、間隔や前走のコーナー通過順位も申し分なく、キャリア数以外にケチのつけどころがない。
上記2頭は現状の勢いや実績などを加味して選定しているが、単純にデータのみで選ぶとこの馬を本命にしても差し支えないが、以上の理由でここは単穴評価としたい。
「ハヤブサナンデクン」「アルドーレ」
前者は前走「三宮ステークス」1着からの臨戦馬。
データ的に見るとボチボチ合うといった所だろうか。
直近の戦績の安定度や通算で見ての安定度も高く、ここで好走してもなんら不思議でない。
単純に馬の実力を評価してここは△連下評価としたい。
後者は前走「プロキオンステークス」10着からの臨戦馬。
大敗馬は来ないという先入観を捨てたいがために、大敗馬の中でもデータ的に合致する部分のある当馬を選定した。
他にも合致する馬はいたが、今回はローテーションを重視してこちらを選ぶ形にした。
その他の条件で見れば「サンライズホープ」なども良さそうではあるが、ここは「アルドーレ」を選ばせて頂きたい。
ここは☆注意評価で。
以上の内容とデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。
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