【G3】第57回 日刊スポーツ賞 シンザン記念 過去10年のデータで見えた、買いたい馬はコレだ!
中京競馬場 1600メートル(芝)で行われる3歳オープン戦
クラシックや短距離路線の有力馬を数多く輩出している当レース。
戦後初の三冠馬「シンザン」を記念して創設された重賞レースだ。
過去に「スプリンターズステークス」を制した「ピクシーナイト」や牝馬三冠を果たした「アーモンドアイ」などが当レースに出走していた。
京都競馬場の工事の為、今年も中京開催となるが過去10年の結果より好走馬の傾向を探っていきたいと思う。
Contents
注目ポイント
人気中位の馬が狙い目か
過去10年の上位人気3頭の好走率がやや低くなっており、対して4番人気から9番人気に甘んじた馬の好走が目立つ。
というのも連対馬の半数以上が後者か出ている為だ。
連対馬20頭中11頭が4番人気から9番人気から。20頭中8頭が1番人気から3番人気から。
残り1頭が10番人気以下から(2着)。という結果が出ているからだ。
中でも注目すべきは4番人気の馬で、過去6年に絞ると、1着3頭、2着1頭、3着1頭、4着以下1頭と3着内率83.3%の驚異の数値を叩き出している。
また、8番人気、9番人気の馬が過去10年で3頭ずつ計6頭が3着内入線と好走傾向にある事も覚えておきたい。
前走出走レース
過去10年で「新馬」組「未勝利」組の中で1番人気に推された馬が4頭居たが3頭が馬券圏外(7着2頭、14着1頭)と信頼度が低くなっている。
それに対して、前走が「1勝クラス」組「重賞」組が好走傾向にあり、3着内馬30頭中23頭と3着内入線馬の過半数以上の数を占めている。
よって、前走が「1勝クラス」組「重賞」組の好走馬を軸に考えて馬券を組んだ方が良さそうだ。
前走距離
クラシックや3歳マイル路線に挑戦する事を視野に入れた馬の出走が多く、前走でも同距離以上(1600メートルから1800メートル)を使われていた馬が有力だ。
この距離で使われていた馬達で1着、2着は9頭ずつ入線しており全体の9割に及ぶ。
それに次ぐのが1400メートルからの臨戦馬で、12000メートルや2000メートルからの臨戦馬は3着に1頭ずつ入線と成不振傾向にあるので、前走1600メートルから1800メートルを使ってきた馬に焦点を当てるのが得策だろう。
直近では2021年の勝ち馬「ピクシーナイト」が前走芝1400メートルからの臨戦馬で、2022年の勝ち馬「マテンロウオリオン」も前走芝1400メートルからと2連勝中。
1400組の中でも有力馬が居た時はチェックしておきたい。
通算勝利数
過去10年の当レースの結果では、当レースに臨むまでに2勝以上挙げていた馬の3着内率が36.7%と最も安定している。
1着流し(マルチ含む)などの馬券の軸にするなら2勝以上の馬から選定したい。
また、勝ち馬の数だけ見ると1勝馬の数が最も多く頭固定奈でのフォーメーションを組むのであれば1勝馬から馬券を組むのが良さそうだ。
最低着順と末脚
こちらは直近5年の当レースの結果からのデータだが、過去5年の勝ち馬は4着以下に敗れた事のない馬であった。
また、この5頭は前走での上がり3ハロンタイムが1番手もしくは2番手と、早い上りの末脚を見せていた。
ここまで、3着内率100%の切れる末脚を持った馬から選ぶのが無難だろう。
以上の内容とデータを元に当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う
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推奨馬
◎本命 トーホウガレオン
前走「未勝利」からの臨戦馬。
メンバー内唯一の3着内率、連対率共に100%。
今回2勝馬は不在で、また前走「1勝クラス」「重賞」からの臨戦馬でも、負け過ぎな馬も幾らか見当たる為予想が非常に困難だ。
相手なりに走るといった所を見ると、この馬の3着内率が最も高いのではないかと考えられる。
頭を固定するよりも軸馬として連複系の流しにすると仮定するならこの馬は大本命にしても良さそうだ。
〇対抗 ライトクオンタム
前走「新馬戦(牝馬限定)」1着からの臨戦馬。
前走1600メートルの新馬上がりの馬だが、0.4秒差と圧倒的な強さで勝っている。
逃げて上り3ハロンも2番手の速さという事で、申し分のない成績を誇っている。
また、メンバー内の1600メートルの持ちタイムが最も早く、カタログスペックだけ見るとこの馬が頭と考えても良さそうだ。
しかし、冒頭でお伝えした通り新馬上がりの馬が期待外れのパフォーマンスを見せる事が多く、ここでは2番手候補に甘んじる形とさせて頂きたい。
ここは対抗評価で。
▲単穴 クファシル
前走「新馬戦」1着からの臨戦馬。
4着以下に敗れた馬が多く過去5年の1着馬の条件に当てはまる馬を3頭並べた際に、この馬の優先順位が最も低かったためこの位置に甘んじる事となった。
今回鞍上が木曜日の正月開催の中央競馬で調子が良さそうな「D.イーガン騎手」が手綱を取る事で少し期待値を上昇させたいと考える。
消去法でこの選定となったが何か度肝を抜く一発を見せて欲しい所だ。
ここは単穴で。
「ペースセッティング」「サンライズピース」
前者は前走「万両賞」2着からの臨戦馬。
負けたとはいえ0.0秒差のタイム差なし。
上記の一部データを除いてはある程度合致している為、この馬を本命とする方も多数いるのではなかろうか。
1着馬の法則から漏れた為、この位置に甘んじる事となったが実績はメンバー内でも最上位と見ても良さそうだ。
ここで勝つことは何ら不思議ではなく、上記3頭とこの馬で1~4着を独占する事もありそうだ。
ここは△連下評価で。
後者は前走「万両賞」5着からの臨戦馬。
正直他に選びたい馬もいないのだが、強いて言えばといった所で前者と0.2秒差の巻き返し可能な範囲の勝負をした当馬を選定した。
半数以上が逃げ、先行の馬の為、展開が向けばこの馬にもチャンスは向いてくるかもしれない。
出走頭数が少ない為そこまでのハイペースにはならなさそうではあるが、上手く後方から差し切る展開になれば。
ここは☆注意評価で。
以上の内容とデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。
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