【第24回京都ハイジャンプ】過去データから見えた買うべき3頭

当レースは「中山グランドジャンプ」が行われた直後の障害重賞として知られている。

「中山グランドジャンプ」にて障害レースの有力馬が出走した事もあり、例年有力馬不在で行われる傾向が非常に強くなっている。

今回も京都競馬場の工事の影響で中京開催となるが、有力馬不在という事もあって難解なレースとなる事が想定される。
こちらも過去10年の傾向から考察していきたいと思う。

単勝人気に注目

過去10年の3着内馬30頭中14頭が単勝人気4～9番人気であった。

過去10年で昨年を除く9回馬券に絡むなど好走率が非常に高くなっている。
また、1番人気、2番人気、3番人気が揃って馬券を外した事はなく、いずれかは必ず馬券に絡んでいるという事から、1～3番人気を軸に据えるのが良さそうだ。

中でも3番人気は過去10年6回馬券に絡んでおり、それに対して1番人気、2番人気は5回ずつと言う結果になっている。

昨年は1～3番人気での決着となったが、冒頭で述べたように、4～9番人気が過去10年中昨年を除く全てで馬券に絡んでいる事から軽視は禁物だろう。

軸に据えるのであれば、1～3番人気から
相手を選ぶには、1～9番人気から

と、言った所だろうか。

前走ローテにも注目

過去10年の3着内馬30頭中17頭が、前走障害オープンレースからの臨戦馬となっている。
中でも「三木ホースランドジャンプステークス」または、福島や新潟の障害レースを使ってきた馬の好走が目立つ。

出走馬の前走がどこで使われていたかも一つの選定の指標になるだろう。

脚質にも注目

基本的には例に漏れず先行勢が有利。

「逃げ馬」が過去10年で6勝を挙げており、ハナを切った馬が逃げ切り勝ちをする傾向が非常に強くなっている。

基本的に前にいなければ勝負にならない障害レースの特性上当たり前と言ってはなんだが、力のある馬が前で勝ち切る事は至極当然の流れであると考えられるので、「逃げ」「先行」脚質で強い勝ち方をした経験のある馬から選んでいきたいところだ。

枠番にも注目

過去10年で外枠から6勝を挙げるなど、外有利傾向が見て取れる。
（京都開催9年分の為参考になるかは疑問ではあるが）

昨年も6枠が1着、8枠が3着と好走している為、今回も同様のケースになる可能性は多いにある。
参考までに昨年の中京開催の上位着順6頭をご紹介したい。

と、この様に外枠の馬が3分の2を占めている。
この事から、京都開催と同様外枠の好走が見込めるかもしれない。

馬体重の増減についても触れておきたい

特に気にしたいのが、前走から馬体重が-3キログラムから+9キログラムの馬だ。

ここから1着7頭、2着4頭、3着7頭、4着以下50頭という結果が出ており、過半数の3着内入線を占めている。

レース当日に馬体重の増減が、-3キログラムから+9キログラムの馬がいた際は積極的に狙っていきたいデータだ。

所属についても気にしておきたい

過去10年で栗東所属の馬が9勝を挙げるなど、破竹の勢いの勝利を飾っている。

対して、美浦所属の馬は1着1頭、2着1頭、3着2頭、4着以下19頭と苦境に立たされている。
基本的には栗東所属馬から選んでいき、美浦所属で気になる馬が居れば、馬券に組み込んでみるといった形がベターであろう。

以上の内容を元に当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う。

推奨馬３頭

◎本命　タガノエスプレッソ

栗東所属のメンバー内屈指の実力馬。

高齢馬ではあるが、障害レースでは8歳前後の馬が活躍するケースが多く、馬齢は気にしなくても良いだろう。
今回のレースでは相手も弱化している為、ローテーションなどはデータに当てはまらないが最有力候補の一角とみて良いだろう。
ここは本命で。

〇対抗　エコロドリーム

前走「三木ホースランドジャンプステークス」5着からの臨戦馬。

勝ち馬とのタイム差も0.7秒と障害レースでは然程大きな着差ではなく、実力を十分に発揮できればチャンスはあるのではなかろうか。
今回然程先行勢もいない為、まくり傾向の強い当馬でも勝負になりそうだ。
ここは対抗で。

▲単穴　ホシルミエール

前走「福島障害オープン」4着からの臨戦馬。

こちらも十分に巻き返しのチャンスのある馬だ。
頭は厳しくとも普通に走れば3着内に食い込む事も十二分に考えられる馬だ。
相手も今回然程強い馬は多くないので、ここで重賞好走経験を持っておきたいのではなかろうか。
ここは単穴評価で。

「セデックカズマ」「ワーウルフ」

前者は前走「阪神障害オープン」2着からの臨戦馬。

直近4走では全てオープン戦。2着2回、4着1回、7着1回となかなか勝ち切れずにはいるが安定度は高い。
ここもその安定感のある走りで、掲示板は確保してくるだろう。
ここは△連下評価で。

後者は「三木ホースランドジャンプステークス」10着からの臨戦馬。

着順こそ悪いもののタイム差は1.4秒と位置取り次第ではどうにでもなりそうな範囲の着差だ。
今回のレース展開次第では馬券圏内もあり得る為、ここは☆注意評価で。

以上の内容とでデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。

過去10年のレース結果と3連単払戻

昨年の京都ハイジャンプのレース映像

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