【東京スポーツ杯2歳ステークス2021】買うべき馬は?考察・推奨馬

東京競馬場 1800メートル(芝)で行われる2歳オープン戦

今年になり当レースはGⅡに格上げされた。

そして、過去2年の当レースの覇者はホープフルステークスを勝利している為、今回も年末の2歳GⅠの傾向を占うにあたって大事な一戦となりそうだ。

また、昨年無敗での三冠を獲得したコントレイルや、過去にディープブリランテ、ワグネリアンなど当レースの勝利馬がダービーを勝といった功績もあるので見逃せないレースとなるだろう。
今回も過去10年の結果を元に考察していきたいと思う。

≪引用元:昭和男児≫

過去の傾向を見るとしっかりと休養を挟んだ馬が強い。
まずは下記のデータを見ていただきたい。

データ

過去10年の中4週以内の臨戦馬の戦績

1着3頭、2着2頭、3着5頭、4着53頭
勝率4.8% 3着内率15.9%

過去10年の中5週以上の臨戦馬の戦績

1着7頭、2着8頭、3着5頭、4着37頭
勝率12.3% 3着内率35.1%

この様に過去10年の戦績別に見てみると、3着内の馬は中5週以上の馬から20頭出ている。
30頭中20頭と抜けた印象だ。
特に2016年以降にこの傾向が顕著に表れている為、直近のデータを参考にするのであればここは注目した方が良いだろう。

前走の距離別経験値

過去10年の優勝馬の9割が前走1800メートルからの臨戦馬からだ。

1600メートルからの臨戦馬が次いで1頭優勝している。
3着内率に至っては1600~2000メートルからの臨戦馬からしか出ていない。
こちらも目視しやすいように下記のデータをご覧頂きたい。

前走1600メートルからの臨戦馬

1着1頭、2着2頭、3着4頭
前走1800メートルからの臨戦馬

1着9頭、2着4頭、3着6頭
前走2000メートルからの臨戦馬

1着0頭、2着4頭、3着0頭

その他の距離は全て4着以下なので割愛する。

この様に1800メートルを中心に前後200メートル(1600~2000メートル)からの臨戦馬以外はデータ上、馬券に入れる必要がなさそうだ。

最後に前走がオープン戦であった馬

この条件に当てはまる馬は、前走の着順で大きく明暗がわかれそうな気配がある。

昨年、一昨年の覇者はコントレイル、ダノンザキッドこの二頭は共に新馬戦勝利からの臨戦馬。

過去10年を見ても、前走新馬組は9頭が3着内に入っており、前走オープン戦組、重賞組と遜色ない、もしくはそれ以上の成績を収めている。

逆に、前走重賞組やオープン特別組に関しては、そのレースで1着であれば3着内率が50.0%と非常に優秀。
2着馬も35.7%とまずまずの形だ。

しかし、連対のない馬が3着内に入線出来たのは1頭のみと非常に苦しい傾向にある。
前走がオープン戦以上の臨戦馬は連対している事が好走条件のひとつになりそうだ。

以上のデータを踏まえて当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う。

推奨馬

◎本命 レッドベルアーム

レッドベルアームの詳細はコチラ

馬格がありメンバー内の前走走破タイムでも期待出来る。
新馬戦1800メートルからの臨戦馬で、6月以来のレースとなる。

しっかり休養を挟みここに向けて準備をしてきたと考える。
過去のデータに全て合致する。
また、鞍上もここ最近の新馬にめっぽう強い福永騎手というのも追い風か。
ここは、この馬を本命として推したいと思う。

○対抗 イクイノックス

イクイノックスの詳細はコチラ

僅差でこちらを対抗とした。
こちらもデータ的に全て合致し、前走の2着馬に1.0秒の大差をつけて勝ち星を挙げた実力馬。

しかし、今回本命馬が左回りもこなせた場合、若干あちらに分があるのかと思える部分がある。
正直本命にする馬の意見は割れるだろうが、可能性を考えこちらを対抗とする。

▲単穴 アルナシーム

アルナシームの詳細はコチラ

こちらも上記二頭同様にデータには合致している。
単純に走破タイムで見劣りする為こちらは単穴候補とした。

しかし、今回の会場は函館の芝とは訳が違うので、この馬が勝ってもなんら不思議ではない。
本命、対抗、単穴全て筆者の見解では僅差である為、難しいところだが、ここは単穴候補として置いておく。

上記のデータに当てはまる馬は「スカイフォール」もそうだが、ほぼ同条件の「アルナシーム」よりも走破タイムが1秒も遅いため選外とした。

しかし、新馬上がりなので評価を決定するには時期尚早だ。
こちらも注意して然るべき馬ではないかと思う。
上記をご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。

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