【第40回ニュージーランドトロフィー】過去データから見えた買うべき3頭

　

中山競馬場 1600メートル（芝）で行われる牡馬・牝馬 3歳オープン戦

中山マイルで行われるＮＨＫマイル（ＧⅠ）のトライアル。

3着までに優先出走権が与えられ、過去を見ても混戦模様のレースで高額配当も飛び出し、春のＧⅠ前哨戦を賑わす一戦となっている。

こちらも過去10年の結果より考察していきたいと思う。

出走表

馬体減の馬にチャンス到来

過去10年の傾向を見ると3着内入線の30頭中18頭は、前走出走時より馬体の絞れている馬が、好成績を収めている傾向にある。

これらの内容から、馬体増や変化なしの馬よりも絞ってきた馬の方を優先して選んでいきたいと思う。こちらは全体の半数以上の結果が出ているので無視できないデータとなっている。

前走の戦績が肝になってくる

過去10年の勝ち馬の共通項として、前走6着以内の馬に好走条件が揃っている。
前走が7着以下の着順であった馬にはかなり苦しいデータだ。

実に、過去10年の3着内馬30頭中27頭が前者の条件に当てはまっている。

後者の条件では3頭しか馬券に食い込めず、割引が必要だろう。

前走の着差に限らずタイム差も見ていきたい

前走の勝ち馬もしくは0.9秒以内での負けは許容範囲。

1秒を超える負けは頂けない。
前者でこちらは28頭の馬が馬券に絡んでおり、後者は2頭しか馬券に絡む事が出来ていない。

実に馬券圏内の全体の9割以上が前者から出ている為、このデータは非常に重要なのではなかろうか。

好走条件の一つとして勝ち鞍の数も見ていきたい

1勝馬と2勝馬と4勝馬から勝ち馬が出ている。

4勝馬は1頭のみの出走なので今回はここをなしにして、1勝馬と2勝馬のみを見ていきたい。
4勝馬の1勝を除く9勝はこの2つの条件からでしか出ていない。

未勝利の馬や3勝馬にはノーチャンスという不思議な現象が起こっている。
基本的には、この辺りから馬券構築をしていく事が良いかもしれない。

重賞実績ありの馬にも注目

過去10年で重賞3着内入線経験のある馬が、当レースの3着内率も大きくリードしている。

過去にハイレベルなレースを経験すいている馬にチャンス有といった所なのだろうか。

次いで、重賞見出走の馬だ。重賞未勝利または不発の馬よりもこちらの方が期待値が高い事も覚えておきたい。
馬の取捨選択において、迷ったらこういった部分も注視してみると良さそうだ。

以上の内容を元に当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う。

推奨馬３頭

◎本命　マテンロウオリオン

今回、出走馬の中で最もデータと合致する馬がこの馬だ。

実力、実績共に申し分なく、ここで勝ってマイル戦線の主役に踊りだす事を視野に入れているのではなかろうか。
ＮＨＫマイルに照準をあわせ100％の仕上がりでは来ないかもしれないが、ここはケチのつけどころがない為、本命としたい。

〇対抗　エンペザー

未勝利で多少もたついたものの、その後は連勝でここに挑んできた。

当レースは上り馬にもチャンスありなので、ここでは対抗評価としたい。
阪神2着の実績もあり、右回りや坂も問題ないと見て、ここでは良い勝負が出来るのではないかと考える。

▲単穴　サーマルウインド

中山1600メートルを二度使ってきている。

今回、データに合致する重賞実績馬が一頭しか居ない為、ここでは上り馬をメインで見ていく必要がありそうだ。

そこで白羽の矢が立ったのがこの馬。
データ的にも申し分なく、走っているコースなので安定感のある走りで好勝負を見せてくれるのではなかろうか。
ここでは単穴評価で。

「アバンチュリエ」「ティーガーデン」

前者は単穴に推した「サーマルウインド」とどちらか悩んだが、走破タイムを見てこちらを一段階下に落とすことにした。
前者の方が道悪の状態で好タイムを出していた事から、こちらを△連下評価としたい。

後者は、前走馬場状態が悪く今回は降水確率0％と良馬場開催が想定される為、改めて評価したいと思う。
実力はある馬だと思うので、多少データとはずれる部分はあるが、前走の結果は距離も違う為、度外視という事で☆注意評価としたい。

以上の内容とデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。

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