【ホープフルステークス】過去データから見る買うべき馬、推奨馬

中山競馬場 2000メートル(芝)で行われる2歳オープン戦

当レースは前身レ-スであるラジオNIKKEI杯2歳Sの頃から、翌年の3歳クラシックで活躍する馬が多数出走していた。

ポピュラーとなった種牡馬に名を連ねる馬や、三冠馬等を排出した年末最後のビッグレース。
今回はGⅠに昇格した過去4年のデータを元に考察して行きたいと思う。

1番人気が強い

GⅠに昇格された2017年以降は、1番人気の馬が連勝中

2着は2番人気から4番人気の馬だった。

5番人気以下の馬が3着内に入線したのは2017年の一度だけ。
以降は3連単が60倍未満のガチガチの決着となっている。

騎手にも注目

基本的に乗り替わりは好ましくない。

テン乗り(初騎乗)で臨んだ馬は過去4年間で2着1回と非常に苦戦している。

基本的には同一騎手での連戦。
または2走前に乗っていた騎手でないと信頼度は低いかもしれない。

主戦騎手で勝ち続けている馬はある程度の信頼がおけるだろう。

中距離実績の有無もチェック

過去4年の3着内の馬12頭中8頭は、当レースに臨むまでに1800メートル以上のレースを2勝していたとい実績がある。

この条件のある馬は、昨年、一昨年と3着内を独占するといった圧倒的なパフォーマンスを見せている。

ここまでの3着内率も47.1%と高水準である事もデータの信憑性を後押ししている。

これらの経験のない馬で3着内に食い込んだのは、2017年のジャンダルム1頭のみ。これも非常に注意したいデータだ。

現時点での安定度が評価基準

レース経験の少ない2歳馬だからこそ、特に重視したい部分だ。現時点では生まれ持った能力でカタがついてしまう、といった事は珍しくない。

ここまでの戦績で安定して馬券圏内に入線している馬から馬券を構築していきたい。

その中でも成績上位で組んでいけば、冒頭で述べた通り堅く決まる傾向の強い当レースでは鉄板とも言える選定が出来るのではなかろうか。

過去4年の戦績で見ても3着内馬はキャリア4戦以下で、3着内に漏れたことのない馬だけが入線している。
これだけで十分な説得力があるのではなかろうか。

連勝馬に注目

過去4年の戦績から2017年のタイムフライヤー以外の勝ち馬は、デビュー戦から無敗の連勝馬のみ。

3年連続無敗の戴冠という事で、無敗の連勝馬は要チェック。

上述のデータに当てはまる馬で無敗馬がいれば積極的に選定していきたい。

前走レース

前走が新馬や未勝利、1勝クラスの馬は軽視。当レースがGⅠに昇格してからは、メンバーのレベルが上がった為か、新馬上がりや未勝利馬の出る幕がないといった結果が続いている。

オープン特別、重賞組から9頭入線馬が出ており、1着はこのいずれかからしか出ていない。

2着もオープン特別、重賞組から3頭と圧倒的強さを見せている。
1勝クラス以下は良くて単穴までくらいの評価が良さそうだ。

以上の内容を元に当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う。

推奨馬

◎本命 コマンドライン

前走重賞勝利。2連勝且つ、キャリア4戦以下。
1800メートル以上の経験がないのが気になるが、その他の条件は全てクリアしている為、本命に推したい。

○対抗 オニャンコポン

前走重賞組という条件以外は全て満たしている。
距離的な問題はなく、本命に推しても良いのではないかとも考える。
選定は個人差があるかと思うが、鞍上の実力も加味してこちらを対抗としたい。

▲単穴 ジャスティンパレス

テン乗りが評価を大きく下げる要因となっているが、鞍上は絶好調のCデムーロ騎手。

データの常識を覆してきてもおかしくはない。
ここに挙げている3頭はどれも本命に推したい馬だが、データ重視した結果こちらを単穴とする。

マテンロウレオ」「タイラーテソーロ」こちら新馬上がりではあるが抑えておきたい。

今回の出走馬は過去の勝ち馬データに当てはまらない馬も多く、何が起こるかわからない。
新馬上がりの2頭から連対や馬券圏内に食い込んでも不思議ではない。

上述のデータとあわせてご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。

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