【ファルコンステークス2022】過去データから見えた買うべき3頭

ファルコンステークス2022競馬予想

中京競馬場 1400メートル(芝)で行われる3歳オープン戦

2012年の中京競馬場リニューアルのタイミングで、1200メートルから1400メートルに距離が延長され、NHKマイルの前哨戦という位置づけの意味合いが色濃くなった。

NHKマイルの活躍馬のみならず、高松宮記念の勝ち馬も輩出している事から、未来の短距離からマイル戦線の主役級を占う大事な一戦となった。
こちらも過去10年の結果より考察をしていきたいと思う。

ここまで1400メートル以上のレースを勝った馬が優勢

過去10年の3着内馬30頭中23頭は、1400メートル以上のレースで勝ち鞍のあった馬であった。
また、1200メートルなどからの距離延長の馬は3着内率2.4%と絶望的な数字が出ていた。

短距離路線からの馬はこのレースではかなり厳しい立ち位置にいるという事がおわかり頂けるのではなかろうか。
距離適性の重要さがここでは顕著に現れる事を意識した方が良さそうだ。

スタミナ、パワー型の血統が強い。

意外かもしれないが、ここではスタミナとパワーを持ち合わせた種牡馬を持つ馬の勝ちが非常に多い。
種牡馬の例を挙げると下記の様になる。

2012年 フジキセキ産駒
2013年 クロフネ産駒
2014年 キングカメハメハ産駒
2015年 バゴ産駒
2016年 アンライバルド産駒
2017年 ヴィクトワールピサ産駒
2018年 Scat Daddy産駒
2019年 ハービンジャー産駒
2020年 オルフェーブル産駒
2021年 モーリス産駒

この様に中距離以上、もしくはダートの重賞で活躍した馬を種牡馬に持つ馬で占めている。

距離的に???と、感じてしまうかもしれないが、これが現実だ。
よって、1400メートル前後の距離に強い血統より、この辺りを重視すべきではなかろうか。

これに伴い、前述でも少し触れたが、距離延長の馬は歓迎されず、距離短縮の馬が結果を残している。

1600メートル戦線からの臨戦馬が非常に良い結果を残しているという事になる。

前走1600メートルからの臨戦馬且つ、前走が重賞(GⅡ組除く)は共に3着内率が35%前後となっており非常に期待値が高い戦績を残している。

特に気にしたいのが、この条件を持つ馬であれば、前走が2ケタ着順の大敗後でも好成績を残している事だ。

過去に2018年2着の「アサクサゲンキ」などは、前走朝日杯フューチュリティ―ステークス10着と大敗直後にも関わらず、ここでは連帯してきている。
この事から、主戦場としている距離が重要な事がわかってくる。

また、前走1勝クラス以上~オープン特別のレースに出走していた馬は、11頭馬券に絡んでいたのだが、その中でも前走で1着を取っていた馬に関しては、11頭中8頭馬券に絡んでおり、実にこの条件から入線した馬全体の72.7%もの馬が馬券に絡んでいる。

よって、1勝クラス以上~オープン特別出走の馬は、勝っていれば買い。
2着以下なら切りの候補となるだろう。

以上の内容から当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う。

推奨馬3頭
◎本命 トウシンマカオ

前走クロッカスステークスで先行策からの0.2秒差で完璧な勝利。

今回も同様のレース運びが出来れば、勝ち負けは必至。
若い世代なので、急成長なども見込めるが、現時点ではこのレースでは主役級の実力を秘めているのではなかろうか。
ここは本命で。

○対抗 ティーガーデン

こちらも前走勝ちからの出走。

データ的にも完璧ではあるものの、新馬戦での1400メートルの負けが気になる。
東京で完勝している事もあり、適正は左回りの直線の長いコースかもしれない。
先行策で長く良い脚を使えるのであれば、ここでも勝ち負けの戦いになるのではないか。
ここは対抗で。

▲単穴 レディバランタイン

新馬勝ちから1勝クラスを勝つのに3戦を要したが、前走の勝ちは積極的な先行策からの勝利。

この距離であれば、この年代であれば先行して最後まで良い位置取りをしていく事で結果はついてくるかと思われる。
鞍上も前走に引き続き「C.ルメール騎手」で、ここも勝利し次につなげてくれそうな雰囲気はある。
実績的な面でここは単穴としたい。

「オタルエバー」「ベルウッドブラボー」

前者は昨年の朝日杯フューチュリティーステークスからの直行。

しっかりと休養を挟んで大敗前の調子で走ればここも問題なく切り抜けられるかと思う。
一度大負けしたことで崩れないかそこだけが不安要素。
ここは△連下評価で。

後者は前々走で手厳しい負け方はしたものの、年明け1戦目は2着と好走。
データとはかみ合わないが、OP勝ちを既にしている、この馬の実力を見せてくれれば。
ここは☆注意評価で。
これらの内容を上記のデータと共にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか