【G3】中日新聞杯 2023 予想 過去10年のデータで見えた、買いたい馬はコレだ!
中京競馬場2000メートル(芝)で行われる3歳以上オープンハンデ戦
どんなレース?
2023年12月9日 (土) 15:25
中京競馬場 芝2000m
当レースは開催時期がよく変更される重賞レース。
直近でみると2012年から2016年までは3月に行われていたが、「大阪杯」がGⅠに昇格したことを機に、当時12月に行われていたGⅡ 「金鯱賞」がステップレースとして3月に移り、それに伴い、入れ替わる形で「中日新聞杯」が12月のこの時期に施行される様になった重賞である。
この時期の中距離重賞(芝)は先週行われた「チャレンジカップ」(阪神競馬場芝2000メートル)もあるが、「チャレンジカップ」は別定戦なので比較的実力で決まりやすい事が多い。
しかしながら、「中日新聞杯」はハンデ戦に指定されており実績馬より昇級初戦の馬や、人気薄の軽量馬が飛び込んで来る傾向もあり、比較的荒れやすい重賞となっている。
今回も過去10年のレース(2012年から2016年の3月開催も含む)結果から好走馬の傾向を探って行きたいと思う。
出馬表
枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 厩舎 | 想定オッズ | 想定人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ユニコーンライオン | 牡7 | 58.5 | 国分優 | 栗東矢作 | 22.1 | 11 |
1 | 2 | カントル | 牡7 | 57 | Hドイル | 栗東藤原 | 20.5 | 9 |
2 | 3 | ドルチェモア | 牡3 | 57 | 団野 | 美浦上原佑 | 23 | 12 |
2 | 4 | シュヴァリエローズ | 牡5 | 56 | 佐々木 | 栗東清水久 | 16.6 | 8 |
3 | 5 | サトノエルドール | 牡7 | 56 | 荻野極 | 美浦国枝 | 137.6 | 17 |
3 | 6 | マイネルファンロン | 牡8 | 56 | 丸山 | 美浦手塚 | 115.4 | 15 |
4 | 7 | ヤマニンサルバム | 牡4 | 57 | 三浦 | 栗東中村 | 5.7 | 3 |
4 | 8 | ホウオウビスケッツ | 牡3 | 56 | 丸田 | 美浦奥村武 | 4.5 | 1 |
5 | 9 | ユーキャンスマイル | 牡8 | 58 | モリス | 栗東友道 | 20.5 | 10 |
5 | 10 | リューベック | 牡4 | 57 | 吉田隼 | 栗東須貝 | 5.5 | 2 |
6 | 11 | ハヤヤッコ | 牡7 | 58.5 | 幸 | 美浦国枝 | 30.9 | 13 |
6 | 12 | キラーアビリティ | 牡4 | 59 | ムルザバエ | 栗東斉藤崇 | 13.4 | 7 |
7 | 13 | カレンルシェルブル | 牡5 | 57 | 斎藤 | 栗東安田翔 | 12.1 | 5 |
7 | 14 | ジャンカズマ | 牡5 | 54 | 小沢 | 栗東小栗 | 131.9 | 16 |
8 | 15 | ピンハイ | 牝4 | 54 | 高倉 | 栗東田中克 | 8 | 4 |
8 | 16 | スパイダーゴールド | 牡4 | 56 | 鮫島駿 | 美浦鹿戸 | 12.8 | 6 |
8 | 17 | ワンダフルタウン | 牡5 | 57 | 和田竜 | 栗東高橋忠 | 55.3 | 14 |
注目ポイント
人気別戦績
まずは下記のデータをご覧頂きたい。
過去10年の1番人気の戦績
1着2頭、2着2頭、3着1頭、4着以下5頭
勝率20.0% 3着内率50.0%
過去10年の2番人気の戦績
1着2頭、2着1頭、3着1頭、4着以下6頭
勝率20.0% 3着内率40.0%
過去10年の3番人気の戦績
1着0頭、2着2頭、3着1頭、4着以下7頭
勝率0% 3着内率30.0%
過去10年の4番人気から6番人気の戦績
1着3頭、2着1頭、3着3頭、4着以下23頭
勝率10.0% 3着内率23.3%
過去10年の7番人気から9番人気の戦績
1着2頭、2着2頭、3着1頭、4着以下25頭
勝率6.7% 3着内率16.7%
過去10年の10番人気以下の戦績
1着1頭、2着2頭、3着3頭、4着以下77頭
勝率1.2% 3着内率7.8%
上記のデータでもわかるように、1番人気、2番人気の3着内率は40.0%超と他の重賞に比べるとやや低水準な戦績になっている。
対して4番人気から9番人気の馬は5勝しており、3着内率でも期待値が高く、馬券的妙味を考慮して買い目構成を考える際は、4番人気から9番人気の馬から狙って見るのも一つの手だと言える。
血統別の戦績
こちらもまずは下記のデータをご覧頂きたい。
過去10年の「ディープインパクト産駒」の戦績
1着6頭、2着1頭、3着0頭、4着以下23頭
勝率20.0% 3着内率23.3%
過去10年の「キングカメハメハ産駒」の戦績
1着1頭、2着2頭、3着1頭、4着以下12頭
勝率6.3% 3着内率25.0%
過去10年の「ステイゴールド産駒」の戦績
1着0頭、2着2頭、3着1頭、4着以下7頭
勝率0% 3着内率30.0%
過去10年の「ダイワメジャー産駒」の戦績
1着0頭、2着1頭、3着2頭、4着以下4頭
勝率0% 3着内率42.9%
過去10年の「ハービンジャー産駒」の戦績
1着0頭、2着0頭、3着0頭、4着以下5頭
勝率0% 3着内率0%
上記の通り「ディープインパクト産駒」の好走率が高く、勝ち馬を6頭輩出していることから、「ディープインパクト産駒」で人気を集める馬が出走していれば積極的に狙って行きたい。
「ダイワメジャー産駒」は出走頭数こそ少ないながらも、3着内率40.0%と優秀な戦績を残しているため、出走してきた際はチェックしておきたい。
対して、「ハービンジャー産駒」は過去10年、一頭も馬券内に好走していないため、軽視しても良い血統と言えるだろう。
馬齢別の成績
当レースは年齢が若い馬が中心になっており、3歳から5歳馬を中心に勝ち馬がでている。
その中でも3歳馬は9頭中4頭が馬券に絡んでおり、3着内率44.0%と高水準の戦績を残しており、それに続くのが4歳馬で3着内率は23.0%となっている。
5歳から6歳馬も5頭勝ち馬を出しており、このことから3歳馬から6歳馬を中心に馬券を構築していきたい。
対して7歳馬以上になると2着が3頭と結果が出ておらず、 高齢馬は軽視して馬券を組み立てて行くのがベターだろう。
前走距離別成績
こちらもまずは下記のデータをご覧頂きたい。
過去10年の前走距離別成績
過去10年の前走2600メートルからの臨戦馬
1着0頭、2着0頭、3着0頭、4着以下7頭
勝率0% 3着内率0%
過去10年の前走2500メートルからの臨戦馬
1着1頭、2着0頭、3着2頭、4着以下10頭
勝率7.7% 3着内率23.1%
過去10年の前走2400メートルからの臨戦馬
1着1頭、2着0頭、3着1頭、4着以下3頭
勝率20.0% 3着内率40.0%
過去10年の前走2200メートルからの臨戦馬
1着4頭、2着1頭、3着0頭、4着以下20頭
勝率16.0% 3着内率20.0%
過去10年の前走2000メートルからの臨戦馬
1着1頭、2着8頭、3着4頭、4着以下69頭
勝率1.2% 15.9%
過去10年の前走1800メートルからの臨戦馬
1着2頭、2着1頭、3着3頭、4着以下24頭
勝率6.7% 3着内率20.0%
過去10年の前走1600メートルからの臨戦馬
1着1頭、2着0頭、3着0頭、4着以下10頭
勝率9.1% 3着内率9.1%
上記のデータの通り、当レースでは前走が2200メートル以上からの距離短縮組は、6勝含む10頭馬券に絡んでおり高水準の成績を残している。
対して、前走が2600メートル以上の馬は7頭出走していたが、馬券内の馬はおらず極端に長い距離からの距離短縮馬は厳しい結果になっている。
一方で勝ち馬こそ少ないが、1800メートルから2000メートルの距離延長組が好調で、2着9頭、3着7頭を輩出しており馬券を組み立てる際は2着、3着付けで選びたい。
基本軸は2200メートル組から、距離短縮組を相手に馬券を構築することがベターな選択だといえるだろうと良さそうだ。
以上の内容とデータを元に当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う。
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推奨馬
◎本命 ホウオウビスケッツ
前走「日本ダービー」6着からの臨戦馬。
前走負けはしたが、先行して粘り強い末脚で強い内容の競馬だった。
古馬とは初対戦にはなるが、データ面でもほぼパーフェクトでここは来年に向けての試金石の一戦。
ここは勝ち負けまであるとみて本命に推したい。
〇対抗 ヤマニンサルバム
前走「オクトーバーステークス」1着からの臨戦馬。
前走は、重馬場で2着馬を0.2秒突き離して逃げ切る展開は強い内容の競馬だった。
データ面もほぼクリアしており、スタートを決めて逃げる競馬ができれば本命視しても良いと言える馬だ。
ここは対抗評価で。
▲単穴 ピンハイ
前走「カシオペアステークス」2着からの臨戦馬。
前走は半年ぶりのレースだったが、鋭い末脚は健在で勝ち馬に迫る競馬はとても強い内容だった。
クラシックでも好走した経験からここは善戦しておかしくない一頭。
しかしながら、1800メートルまでしか好走経験がないのが、唯一の懸念点のためここは単穴評価にしたい。
「キラーアビリティ」、「リューベック」
前者は前走「富士ステークス」12着からの臨戦馬。
前年の当レースの勝ち馬。近走は思った通りの競馬ができておらず大敗が続いているが、得意の「中京競馬場」に戻ることと、相手も1枚落ちるためここでは期待できる1戦。
トップハンデを克服して、得意の末脚を活かせる競馬ができれば馬券内もあると見て△連下評価としたい。
後者は前走「中山記念」6着からの臨戦馬。
前走は不利な外枠から直線だけで鋭く伸びた末脚は評価できる内容だった。
懸念点は前走から10ヶ月の休み明けになる1戦で、どこまで力を出し切ることができるか。と言った所だろう。
ここは☆注意評価までとしたい。
以上の内容とデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。
中京新聞杯2023予想
予想印はレース当日朝10時までに当ブログで公開します。
※AI予想ですので、本記事の印とは異なります。
是非馬券購入の参考にしてください。