【フェブラリーステークス2022】過去データで見えた買うべき推奨馬3頭

東京競馬場 1600メートル(ダート)で行われる4歳以上オープン戦

年明け最初のGⅠレース。

元々はGⅢのハンデ戦であったが、1997年にGⅠに昇格した。
以降ダート界の活躍馬が多数出走したダートの今年一年を占う至高の一戦。

こちらも過去10年の結果から傾向分析をしていきたいと思う。

大型馬が強い

過去10年で馬体重が500キログラム以上の馬が8勝を挙げている。
中でも520~539キログラムの馬(3着内率29.3%)で5勝と過去10年1着の半分を占めている。

500~519キログラムの馬(3着内率21.7%)からも3勝と非常に強い
逆に499キログラム以下の馬からは好走率が下がり、冬場の完走したダートではパワー重視の傾向が見られ、大型馬に分があると言えるのだろう。

しかし、540キロオーバーの馬は好走率がガクンと下がり、3着1頭となっている事にも注意したい。

また、前走より馬体重増での前述の馬体重であれば尚好走率が高くなるので、当日は特に注意して見ていきたいところだ。

細かく説明を入れると、馬体重が500キログラム以上の馬が前走よりプラスの体重で出走してきた際の3着内率は前述のパーセンテージより(34.1%)と高くなっている為だ。

4歳~6歳から馬券を組むのが吉

過去10年で好走例が多く見られるのは4歳~6歳の馬であった。
7歳以上の馬の好走率はやや下り坂。当レースがGⅠに昇格した1997年以降を見ると、7歳以上の馬が勝った事は一度もなかった。

前走どこで使われたかも重要

これは、過去10年の前走別成績を見てみると5つに絞られる事がわかる。

「チャンピオンズC」「東京大賞典」「川崎記念」「東海S」「根岸S」からの臨戦馬だ。
当レース3着内の馬30頭中28頭が、この5レースいずれかからの臨戦馬であった。

この5レースで1着入線した馬は3着内率が57.9%と破格の数値を叩き出している為、軸として据えるのも良いかもしれない。
これら以外からの臨戦馬が居た際は割引が必要になってくるだろう。

前走2着以内の馬が好走しやすい

前走で2着以内に入っていた馬と、そうでない馬では好走率に大きな差があった。
過去10年で前走2着以内の馬が連対しなかったのは昨年のみである。

この事から上記の内容も踏まえつつ、前走2着以内の該当馬から馬券を組んでいきたいところだ。

パワーも去ることながら切れ味も重要視したい

当レースはJRAのダートコースの中でも直線距離が最長で501.6メートルある。長い直線である事から、末脚勝負の展開になりやすい所もチェックしておきたい。

ここで、前走の上り3Fのタイムごとの勝ち馬の傾向を見ていきたい。

上り3F速度3番手以内の馬の戦績

1着7頭、2着5頭、3着4頭、4着以下28頭
勝率15.9% 3着内率36.4%

上り3F速度4番手以下の馬の戦績

1着3頭、2着1頭、3着3頭、4着以下68頭
勝率4.0% 3着内率9.3%

※前走が地方または海外出走の馬は除外している

この内容を見てもおわかり頂けるように、前走で切れ味の良い末脚を見せている馬の方が好走率は高い。

その中でも上記の3番手以内の上がりを見せて、且つ1着であった馬の好走率は1着6頭、2着2頭、3着3頭、4着12頭と非常に優秀であった。

重賞勝ち経験のある馬に注目(過去1年以内)

冒頭でも触れたが、GⅠ昇格以降の当レースの勝ち馬は全て4歳から6歳の馬であった。

過去10年の勝ち馬の共通点として、1400~2000メートルのダート重賞(過去1年以内)で優勝の経験があった。
こういった部分も悩んだ際の選定要素となるかもしれないので、注意して見ていくと良いだろう。

以上の内容を元に当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う

推奨馬3頭

◎本命 テイエムサウスダン

馬格が大きい所が気になるが、馬齢やその他のデータ面でこの馬が一番しっくり来ると感じた。

内をつくのが上手い岩田康誠騎手(乗り方に賛否はあるが)が鞍上という事もあり、最終コーナーから直線に入る際、上手く内をついてロスなく直線を突き抜けて勝ち切る競馬もあるのではなかろうか。

かなり対戦相手を見ても博打な感は否めないが、データを信じてここは本命で。

○対抗 テオレーマ

ここまで、6着→2着→1着→1着とjpnⅠも勝っており、非常に期待出来るのではないか。
クラス問わず安定した走りをデビュー当時からしており、大崩れする事は稀。

上記のローテーションからははずれるが、今回出走相手が条件面の合うあわないがまばら過ぎるため、こちらを対抗馬に選定した。

▲単穴 レッドルゼル

昨年の当レースでは4着と惜しい結果ではあったが、その後ドバイGS(GⅠ)で2着、東京杯(jpnⅡ)で3着、そして前走悲願のjpnⅠをJBCスプリントで勝ち、ここでは実績だけで見れば最有力候補の一角ではなかろうか。この馬もデビュー当初からクラス問わず安定しており、崩れる心配はなさそうだ。データ的にもマッチする部分はあるが、ここは単穴評価で。

アルクトス」「ミューチャリー

前者は高齢馬ではあるが、さきたま杯(jpnⅡ)MCS南部杯(jpnⅠ)を連勝しての臨戦。
気になるのはJRA開催のGⅠでの成績不振だがそろそろ一発あってもおかしくはないのではないか、と考えられる。
軽視している時に限って針の穴を突いたかのように入線してきそうな怖い一頭だ。
ここは△連下で。

後者は地方競馬ではお馴染みの御神本訓史騎手騎乗の馬。
こちらも地方馬でありながら、JBCクラシックでオメガパフュームを破っての1着など昨年は強い競馬を見せている。
2000メートルは散々走り慣れた距離。この馬の良さを発揮出来るのではなかろうか。

以上の内容とデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。

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