【第57回 テレビ西日本賞北九州記念】過去10年のデータで見えてきた、ぜひ買いたい推奨馬は?

北九州記念ステークス予想考察過去データ

小倉競馬場 1200メートル(芝)3歳以上オープンハンデ戦

2012年以降サマースプリントシリーズが全6戦となり、その中でも当レースの覇者が4度シリーズのチャンピオンホースとなっている重要な一戦。

1番人気の信頼度が壊滅的に低い事でも知られている。

過去10年の勝ち馬のうち7頭は6番人気以下という波乱含みのレース。
ちなみに1番人気は現在13連敗。

過去10年より更に4年遡らないと勝ち星はない。
直近10年で二度も100万馬券が飛び出すようなレースである事から、普通の予想ではなかなか的中させるのは難しそうだ。

今回も過去10年の結果から好走馬を探っていきたいと思う。

距離適性に注目

過去10年の勝ち馬10頭中8頭は、いずれもJRA重賞(1200メートル・芝)にて3着内に入線した経験があった。

この実績のある6番人気から9番人気の馬から6頭の勝ち馬と2頭の3着馬が出ている。
勝率が28.6%、3着内率が38.1%と異様に強い。

また、直近4年では人気は度外視するが、JRA重賞(1200メートル・芝)にて3着内に入線した経験がある馬から、1着4頭、2着3頭、3着3頭、4着以下24頭と3着内の馬12頭中10頭と8割以上を占めている。

この事から1200メートルの実績を重要視してみるのも面白そうだ。

性別にも注目

過去10年の3着内馬30頭中17頭は牝馬であった。

その中でも目を引くのが55キログラム以上を背負って走った牝馬だ。

1着2頭、2着3頭、3着2頭、4着以下10頭といった結果で、3着内率は41.2%と高水準。
全体を通しても見ても牡馬・せん馬の3着内率13.8%に対し、牝馬の3着内率は22.4%と圧倒している。

よって、ハンデの重さ=実績馬と考えて、実績のある牝馬は優先して選んでいきたい。

また、その逆に3歳牝馬が参戦してきた場合は、斤量が軽くなるが直近4年で1着1頭、2着1頭、3着1頭、4着以下4頭で3着内率が42.9%と好相性。
ここも抑えておきたいポイントだ。

ローテーションにも注目したい

過去10年の3着内馬30頭中15頭は、シリーズ対象レースの「アイビスサマーダッシュ」もしくは「CBC賞」であった。

サマースプリント4戦目ということで、同シリーズからの臨戦馬の活躍が目立つ形だ。

また、目を見張るのが2勝クラスや3勝クラスからの臨戦馬。出走頭数こそ少ないものの2勝クラスからの臨戦馬は、1着1頭、2着1頭、3着0頭、4着以下0頭と、勝率50%、3着内率100%と馬券に必ず絡んでいる。

また、3勝クラスでは「佐世保ステークス」組が好相性で、1着1頭、2着1頭、3着1頭、4着以下4頭と勝率14.3%、3着内率42.9%となっている。

いずれも1200メートルからの臨戦馬であるので、その辺りにも注視していくのが良いだろう。
2勝クラスからの臨戦馬2頭はいずれも小倉1200メートルからの参戦であった。

注目したいローテーション
小倉1200メートル(2勝クラス)
佐世保ステークス(3勝クラス)
アイビスサマーダッシュ(シリーズ対象レース)
CBC賞(シリーズ対象レース)

以上の内容とデータを元に当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う

推奨馬

◎本命 テイエムスパーダ

前走「CBC賞」1着からの臨戦馬。

デビュー以降重賞初挑戦まではとんとん拍子に駆け上がるかの勢いはあったが、躓いてしまい二桁着順を二戦連続と言う苦汁を味わったが、それ以降連勝で重賞初制覇。

その勢いのまま当レースへ参戦という事で、ローテーション的にも実績的にも問題なく、軽斤量の恩恵に預かれる3歳ならではの好材料が揃っている。
ここで主役級の活躍をしてスプリント界の主役に上り詰めるかの試金石のレースだろう。
ここは本命で。

〇対抗 ディヴィナシオン

前走「佐世保ステークス」1着からの臨戦馬。

前走「佐世保ステークス」組の好相性は上述の通り。
今回相手は強くなるが、過去のケースを見ても同じこと。

力でそれをねじ伏せる事が出来るか。古馬になって力を見せ始めたか、前々走こそこけてしまったが、ここで意地を見せたいところ。
ハンデも54キログラムと重くない。

ここで一発があっても不思議ではないだろう。
高額馬券が過去に幾度も飛び出しているだけに期待しても良い一頭ではなかろうか。
ここは対抗で。

▲単穴 タイセイビジョン

前走「CBC賞」2着からの臨戦馬。

鞍上は対抗馬で前走と3走前に勝っているが、こちらに乗るというのが不気味なところだ。
ローテーション的にも不安材料はなく、こちらの方が勝てると見込んで鞍上の判断であれば、この馬に期待しない訳にはいかない。
実績上位でマイル以下では大きく崩れる事はないと考えられるため、ここは単穴評価で。

「シンシティ」「ナムラクレア」

前者は前走「アイビスサマーダッシュ」2着からの臨戦馬。

前走では内と外で大きく分かれた集団で外側の先頭で駆け抜け、2着まで逃げ粘るという強い競馬を見せてくれた。
今回は直線コースではない為、展開に大きな違いが生まれるであろうが、前走の様な粘り強い競馬を見せてくればもしくは?といった所だろう。
ここは△連下評価で。

後者は前走「函館スプリントステークス」1着からの臨戦馬。

前走最軽量ハンデとは言え圧巻の走りで人気に応える結果を見せてくれた。
世代屈指の素質馬で本来の適正はスプリントなのだろうが、桜花賞3着まで能力だけで食い込んできた感がある。
本来の適正がこの距離であれば、古馬混合の当レースでも実力を如何なく発揮出来るのではなかろうか。

「アネゴハダ」と悩んだが、上述の好走ローテ以外の臨戦馬も選んでおきたいという部分で「ナムラクレア」を選定した。
ここは☆注意で。

以上の内容とデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。

G3北九州記念過去データ

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