【ステイヤーズステークス】最終考察、展望、推奨馬

中山競馬場 3600メートル(芝)で行われる3歳以上オープン戦

JRA平地最長距離のGⅡレース。スタミナ勝負になる当レース。ステイヤーたちの名勝負繰り広げられる名物競争。こちらも過去10年のデータからレース傾向を探っていきたいと思う。

過去10年で面白いデータがある。これまでとは趣向の違うデータをひとつ紹介したい。

これまでに得意競馬場などそういったものはあったが、キャリア別の騎手成績に着目したい。まずは下記のデータをご覧頂きたい。

キャリア10年以下の騎手戦績

1着1回、2着0回、3着2回、4着以下26回
勝率3.4% 3着内率10.3%

キャリア11~20年の騎手戦績

1着1回、2着6回、3着3回、4着以下37回
勝率2.1% 3着内率21.3%

キャリア21年以上の騎手戦績

1着4回、2着2回、3着3回、4着以下41回
勝率8.0% 3着内率18.0%

※C.ルメール騎手はフランスでデビューしてからの通算キャリアで、戦績はJRAの通年免許取得後の戦績のみを記載。地方出身騎手は地方でのデビューからの通算キャリアで計算している。

今年は横山騎手の息子など、若手騎手の台頭が目覚ましいが、過去10年の当レースの戦績では、キャリアのある騎手が好成績を残している。

そして、昨年はコロナ渦で来日のなかった外国人騎手。

過去10年で1着4回、2着2回、3着2回と、61.5%もの3着内率をマークしている。

短期免許取得で来日している外国人騎手が騎乗する場合は、騎乗する馬を問わず注意が必要だ。
それというのも、中山の長距離を走り慣れている横山典弘騎手(3勝をあげている)など、関東のリーディング上位であった美浦のベテラン勢が好走条件にも当てはまり、過去の実績上勝っている騎手から選べば問題ないと言っても過言ではない結果が出ているからだ。

また、同年の天皇賞(春)に出走していた馬にも注意したい。

当レース同様に長距離の格式の高いレースとして知られる、JRA・GⅠ最長距離となる天皇賞(春)。
2011年から2017年にかけては同年の天皇賞(春)出走馬が6勝と無双状態。

過去10年の戦績を見ても、同年の天皇賞(春)出走馬の当レースにおける成績は1着6頭、2着2頭、3着2頭、4着以下15頭と、勝率が24.0%、3着内率も40.0%と非常に好走率も高い結果が出ている。

直近3年は上記の条件に当てはまる馬が3着以内に入っていないが、長距離戦線ではこういった事が起こる事も想定して、天皇賞(春)出走馬は着順問わず警戒したいところだ。

そして、もうひとつ直近(前走)の戦績は気にしなくても良いといった点も見逃せない。

アルゼンチン共和国杯、京都大賞典、丹頂ステークスなどからの臨戦馬を見かける事となるだろうが、これらのレースからの臨戦馬は前走の結果が6~9着でも、過去に幾度も当レースで連対している結果が出ている事から、前走のレース結果はあてにならない。

前述のレースからの出走馬と、上述の騎手など総合的な判断材料が豊富に揃っている為取捨選択はある程度可能だろう。

決め手はこちら

過去10年の1着馬は全て前走で2400メートル以上の距離を使われていたという事だ。

前走が2400メートル未満のレースだった馬の優勝は1996年まで遡らないと見当たらない。
近年は前走2400メートル以上だった馬が24連勝中といったデータが出ている。

よって上述のアルゼンチン共和国杯(芝2500メートル)、京都大賞典(芝2400メートル)、丹頂ステークス(芝2600メートル)からの臨戦馬に分があるといった答えになる。
この三つのレースからの出走馬で9勝を上げており、データ的にも非常に信頼度の高いものと言えるだろう。

これらを踏まえて、当レースの推奨馬を挙げていきたい。

推奨馬

◎本命 アドマイヤアルバ

過去3走凡走が続いているが、出走馬にとっても未知の距離となるケースが多く、上述の美浦のベテラン騎乗とこれまでの出走傾向から、ここは本命に推したいと思う。
正直な話データ抜きに考えれば対抗馬もしくは「アイアンバローズ」もしくは「ディバインフォース」を本命に推したい気持ちもあったが、ここはデータ重視で。

○対抗 カウディーリョ

丹頂ステークス1着からの臨戦馬。ここは本命でも良いかと考えたが、美穂のベテランの勝率を軽視しない判断をした為、ここは対抗評価。
勢いだけで言えば本命として申し分のない一頭。
ここはどういったレース展開になるかが運命の分かれ目となるのではないか。

▲単穴 シルヴァーソニック

今年2月の松籟ステークス(芝3200メートル)で3着の実績があり。
その後2400メートルで3着と1着、更に2000メートルと距離を短縮した結果、5着という結果であった。この馬にとっては2400メートル以上の方があう生粋のステイヤーなのではないか?という考察の元、単穴候補に選定した。
こちらも、勝ち負けの戦いを見せてくれるのではないか?と、考えているので、本命から単穴までの馬は筆者の中では僅差と考えている。
当馬を含む三頭をボックス買いにしても良さそうだ。

上述の「アイアンバローズ」や「ディバインフォース」を本命に推したい気持ちもあったが、ここはデータを重視し美浦勢のベテランに期待を寄せたいと思う。
その他、対抗馬の選定理由は上述の通りだ。
今回はデータ的にもやや難しくなっているので、荒れる可能性は高いと思われる。
上記のデータをご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。

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