【第72回 東京新聞杯】過去データで見えた買うべき推奨馬3頭
東京競馬場 1600メートル(芝)で行われる4歳以上オープン戦
当レースは上位人気の不振が続く難解なレースになる傾向が非常に強い結果が続いている。
2000年以降22年間に渡って、1番人気からは3頭、2番人気からは2頭の勝ち馬しか出ていない。
波乱傾向にある当レースを過去10年の結果から考察していきたいと思う。
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牝馬が優勢か
過去10年の牡馬・牝馬別の成績を見てると、牝馬が3着内率43.8%と優秀。
2014年以降の過去8年に限ると1着4頭、2着2頭、3着1頭、4着以下6頭と3着内率53.8%と、非常に好走率が高い事がわかる。
牝馬が出走してきた場合は要注目としたいところだ。
6歳以上の馬は厳しい
過去10年の3着内の馬30頭中24頭は、馬齢が5歳以下であった。
6歳以上の馬は3着内率8.7%と厳しい現実を突きつけられているうえに、2017年以降の過去5年に限ってみると、30頭出走中1頭も馬券圏内に入線出来ておらず3着内率0%と絶望的な数字が出ている。
5歳以下の若い世代の馬を重要視した方が吉と出るのではなかろうか。
前走好走馬が今回も強い
過去10年の3着内の馬30頭中24頭は、前走の着順が1着、または2着以下に敗れていたと場合でも、1着馬とのタイム差0.6秒以内での決着。
前走1着とのタイム差が0.7秒以上の馬は3着内率10.0%とやや苦戦傾向にある。
基本的には前走で勝ち馬と遜色のない走りが出来ていた負けても評価を落とすことのない馬が強いレースと言えそうだ。
後者の前走1着とのタイム差が0.7秒以上の馬で、前走がGⅠ以外の出走馬は3着内率6.5%と更に苦戦している。
前走がGⅠ以外出走の好走歴のない馬は、上位に食い込む可能性が低いとみても良いだろう。
近年は前走の出走頭数も重要かもしれない
過去5年の3着の内馬15頭中11頭は、前走の出走頭数が当レースより多かった。
しかし、今回と同じか今回より少なかった馬は3着内率11.1%と苦戦傾向。
前走の方が当レースより出走頭数が多いケースの馬は評価しても良いかもしれない。
最後に枠順にも注目したい
過去10年の勝ち馬10頭は全て枠番が1枠から5枠であった。
枠番が6枠より外の馬で優勝したのは、2011年の勝ち馬である「スマイルジャック」(8枠15番)が最後。
外枠に入った馬は評価を下げざるを得ない結果だ。
そして、冒頭に述べた10頭は馬齢が6歳以下だった点も共通している。
更に言ってしまえば、2017年以降は4歳と5歳馬しか勝っていない為、6歳以上の馬は割引が必要になってくるだろう。
以上を踏まえて当レースの推奨馬を挙げていきたい。
推奨馬
◎本命 ファインルージュ
全ての項目で合致している。
4歳牝馬、前走GⅠ2着、タイム差0.1、4枠6番と好材料が全て揃っている。
実績も十二分にある為、ここは本命としたい。
桜花賞3着と一線級相手でもマイルで力は出せる事は証明済み。
データを無視したとしても本命に挙げたであろう一頭の為これ以上何もいう事はない。
○対抗 ホウオウアマゾン
データ的に見れば枠はよろしくないが、その他の面で優秀な結果を残している為無視できない一頭。
2走前のマイルCS5着(タイム差0.4秒)や前走阪神カップはフルゲートで2着(タイム差0.3秒)総合的に見ても内枠の有力馬よりも強いと判断出来るため、ここは対抗として推したい。
▲単穴 ワールドバローズ
2勝クラス、3勝クラスと共に2着→1着と2ステップで上げてきている。
上り馬の勢いを見せてくれるのではないだろうか。
前走の出走頭数こそ少ないもののここまで阪神→中京と使っており、2着→1着と左回り適正を見せている。
内枠2番という事で枠の優位性を活かして馬券圏内に食い込んでくるのではなかろうか。
当レースは順当に決まりづらい傾向にあるので、ここは一発を期待したい。
よって、単穴候補として推したいと思う。
「アオイクレアトール」「カテドラル」前者はオープンクラスに上がってきたばかり。
前走3着と好走しており、1着とのタイム差も0.3秒。過去4走東京3回新潟1回と、左回りで1着を2回共に東京とコース相性も良さそうだ。
ここは△連下としたい。
後者は京成杯での勝ち馬。
対抗に推した「ホウオウアマゾン」と同レースであるマイルCSに出走し「グランアレグリア」の9着と着順だけ見れば大負けしているが、タイム差は0.6秒と大敗した訳ではない。
ここは☆注意をつけておきたい。
以上の内容を上記のデータと合わせてご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。
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