【第71回 ラジオNIKKEI賞】過去10年のデータから見えた、買いたい馬
福島競馬場 1800メートル(芝)で行われる3歳オープンハンデ戦
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出走表
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 厩舎 | オッズ更新 |
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1 | サトノヘリオス | 牡3 | 55 | 岩田望 | 栗東友道 | 7 |
2 | ホウオウノーサイド | 牡3 | 53 | 永野 | 美浦斎藤誠 | 28.3 |
3 | フェーングロッテン | 牡3 | 55 | 松若 | 栗東宮本 | 8.8 |
4 | オウケンボルト | 牡3 | 52 | Mデムーロ | 美浦土田 | 16.4 |
5 | クロスマジェスティ | 牝3 | 53 | 三浦 | 美浦水野 | 19.2 |
6 | ボーンディスウェイ | 牡3 | 55 | 石橋脩 | 美浦牧 | 5.5 |
7 | ショウナンマグマ | 牡3 | 53 | 菅原明 | 美浦尾関 | 9.5 |
8 | タガノフィナーレ | 牝3 | 51 | 吉田豊 | 栗東中村 | 35.1 |
9 | ベジャール | 牡3 | 56 | 戸崎圭 | 美浦田中博 | 7.6 |
10 | ミッキーブンブン | 牡3 | 52 | 菊沢 | 美浦菊沢 | 35.2 |
11 | ソネットフレーズ | 牝3 | 54 | 津村 | 美浦手塚 | 8.9 |
12 | グランディア | 牡3 | 54 | 坂井 | 栗東中内田 | 9.2 |
13 | ゴーゴーユタカ | 牡3 | 54 | 田辺 | 美浦武井 | 6.4 |
過去4年を見ると面白い傾向にある事がわかる一戦。
当レースの勝ち馬3頭が「菊花賞」前に使われており、2018年2着の「フィエールマン」はその後「菊花賞」でGⅠ勝ちを収めるなど、今後の動向に向けて面白い一戦となりそうだ。
今回も過去10年の傾向を見ながら考察していきたいと思う。
デビュー戦の着順が肝となるか
過去10年の出走馬のデビュー戦の成績を見ると、1着馬と6着から9着馬の好走率が非常に高くなっている。
デビュー時から如何なくその実力を発揮してい馬や、徐々に巻き返し成長してきた馬からも目が離せない。
着実に実力をつけてきている馬か、元から素質が非常に高い馬の好走率を期待したいレースとなっている。
過去10年のデビュー戦1着馬の戦績
1着6頭、2着4頭、3着5頭、4着以下34頭
勝率12.2% 3着内率30.6%
過去10年のデビュー戦2着から5着馬の戦績
1着2頭、2着3頭、3着3頭、4着以下68頭
勝率2.6% 3着内率10.5%
過去10年のデビュー戦6着から9着馬の戦績
1着2頭、2着3頭、3着2頭、4着以下14頭
勝率9.5% 3着内率33.3%
過去10年のデビュー戦10着以下の馬の戦績
1着0頭、2着0頭、3着0頭、4着以下3頭
勝率0% 3着内率0%
この様な結果が出ている。
2着から5着馬に関しては、過半数が2着馬からなので、デビュー戦2着馬ならば選んでも良いかもしれない。
前走最終コーナー通過順位にも注目
過去10年の出走馬を見てみると、前走の最終コーナー通過順位が1番手の馬と4番手以下の馬からしか勝ち馬がなく、特筆すべき点は1番手と10番手以下の馬にあった。
1番手の馬は3着内率33.3%とその他と比べ単独1位。
それに続くのが10番手以下の馬だ。
こちらは勝率、連対率が17.2%と24.1%と単独トップ。
3着内率も1位の1番手に迫る27.6%となっていた。
よって、極端な逃げか追い込みが決まりやすい傾向が強い。
この事から、「逃げ馬」か「追い込み馬」をメインに考えた方が良さそうだ。
不人気馬の台頭が怖いレースでもある
過去10年の単勝人気別成績で5番人気以内と6番人気以下の入線頭数が15頭ずつと半数ずつ分け合っている。
この事から、不人気馬の入線も念頭において予想した方が良さそうだ。
しかし1着馬は5番人気以内から8頭出ており、軸として据えるには上位人気が良さそうだ。
1番人気は連対率、3着内率共に50.0%とそれなりの信頼度がある。
不人気の馬が馬券に絡む前提で、上位人気の有力どころを2~3頭抑えつつ選定するのが良さそうだ。
オープンクラスの芝2000メートル以上の実績を見ていきたい
上記は3歳以降のもの限定として考えていきたいのだが、2015年以降の勝ち馬7頭のうち5頭は3歳以降のGⅠを除くオープンクラス・芝2000メートル以上のレースで6着以内の入線経験があった。
その他の2頭に関しては3歳以降無敗という共通点があった。
よって、このいずれかの条件を満たす馬がいれば最優先で考えてみるのも良さそうだ。
以上の内容とデータを元に当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う
推奨馬
◎本命 グランディア
前走「プリンシパルステークス」5着からの臨戦馬。
この馬のみマイナス要素がひとつもなく、突出してデータに合致しているという訳ではないが、全てに一部合致する為、ここは本命視しても良いのではないかと考える。
「プリンシパルステークス」を使っている事からクラシックを目指していただけに素質は十二分にあると判断し、ここは本命としたい。
〇対抗 タガノフィナーレ
前走1勝クラス1着からの臨戦馬。
こちらはオープンクラス実績のデータ内容以外は、完全に合致しており、データ上では上位の一角である。
序盤に使っていた短距離よりも距離が長い方が良さそうなので、今回の距離もプラスに働くのではなかろうか。
ベテランジョッキーを背に51キログラムの軽斤量も魅力。
ここは対抗評価で。
▲単穴 ホウオウノーサイド
こちらも、対抗馬とほぼ同じ評価ではあるが、ここまでデビュー戦のマイル以外は1200メートルから1400メートルでしか使われていない。
よって、この距離にいきなり対応が出来るかの疑問も残るが、データ上では最上位の評価を出した3頭のうちの1頭という事で単穴評価としたい。
「ショウナンマグマ」「ゴーゴーユタカ」
前者は前走「プリンシパルステークス」11着からの臨戦馬。
こちらはある程度データに合致しており、△連下評価として推したい。
特に目立ったマイナス要素もなく、斤量も軽めなので、何かしらの一発があっても良さそうだ。
後者はどのデータもまずまずな感じではあるが、新馬から昇格後のレースまで常に安定しており、ここまで連対をはずした事がない。
ここでも相手なりに走って掲示板確保なども十二分に考えられ、連勝もしくは2着確保などの可能性もある。
ここでは☆注意評価としたい。
後は、当日オッズで「ボーンディスウェイ」「クロスマジェスティ」「ソネットフレーズ」辺りの人気が1番人気もしくは4番人気なら選んでも良いかといったところだろう。
以上の内容とデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。