【G3】第63回 京成杯 過去10年のデータで見えた、買いたい馬はコレだ!

京成杯考察、予想

中山競馬場 2000メートル(芝)で行われる3歳オープン戦

皐月賞と同舞台で行われる3歳限定戦。
以降のレースに繋がるレースとして知られている。

昨年は三連単32万3010円と高配当が飛び出したが、基本的には堅く収まりがちなレースだ。
こちらも過去10年の傾向より好走馬の共通点を探っていきたいと思う。

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    馬争の頂

    • 9月29日

      中山9R

      68万1,030円獲得

注目ポイント

前走好走した馬から選ぶのが吉か

過去10年の3着内馬30頭中28頭は前走の着順が1着、または2着以下の馬で勝ち馬とのタイム差が0.3秒以内の馬であった。

対して、前走の着順が2着以下且つ勝ち馬とのタイム差が0.4秒以上の馬は3着内率が3.7%と厳しい
但し、前走がGⅠ出走の馬は2着以下で0.4秒差以上であっても馬券に絡む可能性がある為、軽視は禁物だろう。

その他の路線からの臨戦馬は冒頭に挙げた条件に合致していなければ切りでも問題なさそうだ。

前走距離

まずは下記のデータをご覧頂きたい。

過去10年の前走1800メートル以下のレースからの臨戦馬の戦績

1着4頭、2着1頭、3着2頭、4着以下50頭
勝率7.0% 3着内率12.3%

過去10年の前走1800メートル以上のレースからの臨戦馬の戦績

1着6頭、2着9頭、3着8頭、4着以下62頭
勝率7.1% 3着内率27.1%

この様に、勝率こそ大差はないものの、1800メートル超のレースからの臨戦馬の方が3着内率で圧倒しており、期待値が高い事がわかる。

また、1800メートル以下のレースからの臨戦馬にも好走条件があり、前走レースで上り3ハロンタイムが、メンバー内で1番手もしくは2番手の馬であることが重要条件であった。

1800メートル以下のレースからの臨戦馬で3着内入線した7頭中6頭がこの条件を満たしていた。

キャリアにも注目したい

こちらは過去5年のデータとなるが、通算出走数別成績を調べると、キャリアが浅い馬の方が3着内率が高かった。

4戦以上の馬はこの5年間1度も馬券に絡んでおらず、直近の傾向をより重視するのであれば、キャリア3戦までの馬から馬券を組むのが良さそうだ。

レース間隔

こちらも過去5年のデータだが、3着内馬15頭中11頭は前走との間隔が「中6週以内」であった。
対して「中7週以上」の臨戦馬は3着内率が前者の30.6%に対し12.9%と苦戦傾向にある。

また「中7週以上」の馬でも前走1着または、2着以下で勝ち馬とのタイム差が0.1秒以内の馬であれば3着内率が30.8%まで跳ね上がる為、その点は注意して見ていきたいところだ。

美浦所属の馬が優勢か

直近5年の勝ち馬は全て美浦所属の馬であった。
単勝オッズが6番人気以内の美浦所属の馬が5連勝中なので、その辺りも気にしておくと良いだろう。

以上の内容とデータを元に当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う

推奨馬

◎本命 ソールオリエンス

前走「新馬戦」1着からの臨戦馬。
前走1800メートルのレースからの臨戦馬ではあるが、全ての条件に合致しており、上り3ハロンタイムも33.3秒と優秀だ。
今回のメンバー内でも持ちタイム等加味した上で馬の地力は上位と見ても良さそうだ。
データ完全一致のこの馬が新馬戦からの連勝という結果をもたらしても何ら不思議ではない。
ここは本命で。

〇対抗 セブンマジシャン

前走「ホープフルステークス」6着からの臨戦馬。

上項で述べた通り前走GⅠからの臨戦馬であれば負けていても悲観する事はない。
前走で負けるまでは2連勝と現時点での馬自体の能力は高いと考えられる。
1800メートル、2000メートルで勝利を収めており距離的な不安もない為、ここは対抗評価としたい。

▲単穴 サヴォーナ

前走「未勝利」1着からの臨戦馬。

前々走の走破タイムがメンバー内でも1800メートル最速クラスである事を評価したい。
前々走で敗れた「オメガリッチマン」も当レースへ出走するが、キャリア4戦以上という事で一度も馬券に絡んでいない条件がぶつかってしまった為、こちらの評価を上げさせて頂いた。
ここは単穴評価で。

「シーウィザード」「シャンパンカラー」
前者は前走「ホープフルステークス」9着からの臨戦馬。
前走GⅠ出走馬は2頭で、片割れは対抗に推させて頂いているが、こちらも数少ない前走2000メートルの距離からの臨戦馬で、データ的にも入線の雰囲気はある。
しかし、この馬もキャリア4戦以上という事で評価を落とす形となった。
今回は△連下評価で。

後者は前走「ベゴニア賞」1着からの臨戦馬。
無傷の2連勝で臨む当レースではあるが、前走距離が1600メートルという事と、キャリア2戦馬に勝利経験がない事を踏まえて、2.3着入線は距離を延長しても問題なくこの馬の力が通用すればあり得ると仮定して選定させて頂いた。
不確定要素もあるが安易に切る訳にも行かずここは☆注意評価としたい。

以上の内容とデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。

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