【第39回 エプソムカップ】過去データから見えた買うべき推奨馬
東京競馬場 1800メートル(芝)で行われる3歳以上オープン戦
創設時から上半期後半の東京開催で一貫したレースとなっている。
秋のGⅠ戦線に向け賞金を加算しておきたい馬が出走してくる傾向が強い為、GⅢではあるが比較的名の知れた馬が出走して来ることが多い。
今回も過去10年の傾向を探って考察していきたいと思う。
Contents
騎手の所属に注目
栗東所属騎手が非常に強い傾向にある。
基本的に東京競馬場で行われる為、美浦所属の騎手が多く参戦するレースとなるが、栗東所属の騎手の方が圧倒的に成績が良い。
下記のデータをご覧頂きたい。
美浦所属騎手の戦績
1着4頭、2着2頭、3着5頭、4着以下105頭
勝率12.2% 3着内率9.5%
栗東所属騎手の戦績
1着5頭、2着8頭、3着5頭、4着以下23頭
勝率3.4% 3着内率43.9%
海外所属騎手の戦績
1着1頭、2着0頭、3着0頭、4着以下5頭
勝率16.7% 3着内率16.7%
この様に、栗東所属騎手の3着内率が半数近くを占めている。
この事から遠征騎手が好走しやすいレースと言えるだろう。
海外所属騎手に関してはデータが少ない為、有力馬に乗っている歳は注意といった所か。
基本的には栗東所属騎手中心に考えた方が良さそうだ。
若い世代が優秀
過去10年の連対馬は全て4歳から6歳の馬であった。
その中でも特に目を引くのが4歳馬である。
何故なら過去10年中4回も4歳馬が1,2着独占しているからだ。
2012年~2013年、2015年、2019年が4歳馬が全て連対を独占した都市である事から、近年含め状況はあまり変わっていないように見受けられる。
その4歳馬の3着内率は45.7%となっており、こちらも非常に高水準で期待出来る結果が出ているのではなかろうか。
キャリアにも注目したい
若い世代に注目して頂きたいと言った為、当然の事かもしれないが過去10年の連対は全てキャリア25戦以内の馬であった。
4歳から6歳までのみが連対と言ったが、6歳馬ともなるとキャリア26戦を超える馬も出てくるため、そういった馬は評価を落とした方が良いかもしれない。
26戦以上の馬は過去10年で3頭のみ3着入線という形で、3着内率4.3%と非常に好走率が低くなっている。
それらも踏まえてキャリアの浅い馬から選定していくのが吉となるであろう。
ローテーションにも注視
GⅡからの臨戦馬が期待大。
昨年も例に漏れず「毎日王冠(GⅡ)」からの「ザダル」が1着。
2着も「金鯱賞(GⅡ)」からの「サトノフラッグ」であったように直近でもその傾向は崩れていない。
過去10年の3着内率も36.0%と高い数値を叩き出している為、前走GⅡ組は重要視した方が良さそうだ。
また、オープン特別組も「メイステークス」「都大路ステークス」この2レースからの臨戦馬に注目したい。
オープン特別組は過去10年で全73頭出走しており、その内1着4頭、2着3頭、3着1頭、4着以下65頭という戦績なのだが、前述の2レースから1着が2頭ずつの4頭、2着2頭、3着1頭が出ており、3着内入線の8頭中7頭がこの2レースから出ており、その他オープン特別からの臨戦馬は1頭しか馬券に絡めていない。
よって、ローテーションにも注視した方が良さそうだ。
極端な穴馬はノーチャンス
過去10年の結果を見てみると、単勝オッズ19.9倍以下の馬でほぼ勝敗は決している。
全体の9割が19.9倍以下という事で、20倍以上の穴馬が突っ込んでくる可能性が低くなっている事がわかる。
基本的には19.9倍以下の馬で固めて、最後に追加で20倍以上の馬も入れてみるといった組み込み方がベターかもしれない。
人気と過去実績にも注目
過去10年の勝ち馬10頭中9頭は、「5番人気以内」「4歳馬もしくは5歳馬」「オープンクラスで過去1年以内に2着以内の実績有」という条件が当てはまった。
2020年の勝ち馬「ダイワキャグニー」に関しては馬齢と単勝オッズが条件外であったが、実績は満たしていた。
頭を選ぶ際にはこれらのデータもひとつの目安になりそうだ。
以上の内容とデータを元に当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う
推奨馬
◎本命 タイムトゥヘヴン
前走「京王杯スプリングカップ」3着からの臨戦馬。
データに最も合致する馬で前々走の重賞勝ちから、好走が続いておりっここでも十二分に力を発揮出来るのでないかと考えられる。
鞍上もC.ルメール騎手と勝ちに来ている様な感が伝わってくる。
ここは本命としたい。
〇対抗 ダーリントンホール
前走「ダービー卿チャレンジトロフィー」3着からの臨戦馬。
本命馬に前走0.2秒差で負けているものの、その時は斤量が当馬の方が1キロ重かった。
1キロの斤量で0.2秒の差が生まれると言われている為、ここでは差のない競馬になるのではないかと考えられる。
ここで巻き返しの重賞勝ちが見られるか。
ここは対抗評価で。
▲単穴 ザダル
前走「ダービー卿チャレンジトロフィー」10着からの臨戦馬。
この馬は安定感に欠ける部分があるが崩れてからの巻き返しが過去に何度もある為、前走の大敗はさほど気にしなくても良いだろう。
この馬が気持ちよく走れば上位争いは必至といった力はあると考える。
データ的にも対抗馬と遜色のない合致率であり、ここで頭で突っ込んで来ても何ら不思議ではないと考える。
ここは▲連下評価で。
「ジャスティンカフェ」「ノースブリッジ」
前者は前走「湘南ステークス」1着からの臨戦馬。
安田記念出走予定ではあったが出走が叶わずこちらに。
GⅠに向けた仕上がり状態を維持してきた事から、ここでは怖い存在になり得るだろう。
人気サイドの一角になりそうではあるが、重賞実績は皆無の為過度な期待はしないでおきたいと言うのが本音だ。
しかし、馬自体の能力は非常に高いものを持っているかと思われるので、ここは△連下評価で。
後者は前走「アメジストステークス」1着からの臨戦馬。
東京競馬場2000メートルを軽く逃げ切り後続を寄せ付けない勝ち方には感銘を受ける。
前回同様の力を出せればここでも勝ち負けがあっても不思議ではない一頭ではないか。
データ的にも合致する部分もあり、条件的には悪くない。
穴馬として選ぶのであればこの馬が良いのではなかろうか。
ここは☆注意評価で。
以上の内容とデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。
エプソムカップの過去データ
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