【第36回フラワーカップ】過去データから見えた買うべき3頭

フラワーカップ2022競馬予想

中山競馬場 1800メートル(芝)で行われる3歳オープン牝馬限定戦

当レースは牝馬三歳クラシック戦線の前哨戦として行われる事で有名なレース。
荒れるイメージが非常に強い難解なレースとして知られる。
今回も過去10年の結果を元に考察していきたいと思う。

枠順傾向

過去10年の傾向から見ると中枠から外枠がやや有利傾向に見える。
簡単にまとめてみたので下記をご覧頂きたい。

1~3枠の戦績
1着3頭、2着2頭、3着1頭、4着以下41頭
勝率6.4% 3着内率12.7%

4枠~5枠の戦績
1着3頭、2着5頭、3着3頭、4着以下29頭
勝率7.5% 3着内率27.5%

6枠~8枠の戦績
1着4頭、2着4頭、3着5頭、4着以下47頭
勝率6.7% 3着内率21.6%

※6枠の3着内率が極端に悪い為、数字が下がっているが、7,8枠に絞ると下記の勝率・3着内率となる。

7枠~8枠の戦績
1着4頭、2着3頭、3着3頭、4着以下30頭
勝率10.0% 3着内率25.0%

特に馬番で言うと、7・9・13番が3着内率4割という結果を残しているので、ややオカルトじみた内容にはなるが、その辺も最後の最後で悩んだ際に決断する材料として覚えておいても良さそうだ。

前走着順が1着の馬に注目
過去10年の前走別成績を見てみると、3着内馬30頭中19頭は前走で1着であった。
勝率が12.5%、3着内率が29.7%と非常に高水準であった。

内訳は新馬・未勝利勝ちの馬が8頭、1勝クラス勝ちの馬が11頭となっていた。
前走1着馬から、当レースの勝ち馬8頭が出ており、非常に優秀な結果を残していると言える。

この条件に当てはまらなかった勝ち馬の2頭は、共に前走が重賞の馬であった。

前走レベルと、前走のレベル問わず1着であったかが勝ち馬を見極める重要な要素となるのではなかろうか。

出走馬の新馬戦の成績も注意して見ていきたい

過去10年デビュー時のレースで4着以内の馬が好走していた。
1着の馬と3着の馬が特に好走率が高く注目したい。
この時期の馬はまだまだ基本性能だけで勝負がつきがちなので、デビュー初戦から結果を出している馬が勝利する傾向にあるのだろう。

最後に年明け以降のレースに注目したい

年明け以降のレースで、2着以上の経験しかない馬が当レースの勝ち馬として名乗りを挙げている。

こちらは過去9年の結果だが、例外なく全ての勝ち馬が過去9年間では、当レースまでのレースで1着ないし2着入線を果たしていた。
結果を残している馬から行くのがセオリーだろう。

以上の内容から当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う。

◎本命 シンティレーション

前走、若竹賞1着からの臨戦馬。

今回と同距離のレースで勝ち切っている事を評価したい。
今回も前回同様の走りを見せられれば勝利は難しくないのではないかと考えられる。
鞍上も前回同様、今最も勢いのある横山武騎手騎乗という事もあり、大いに期待しても良さそうだ。
ここは本命で。

○対抗 ティズグロリアス

前走、新馬勝ちからの臨戦。
こちらも鞍上は変わらずで、しっかりと休養を挟んできたことで、調教による上積みも期待出来る。

ここで一気に3歳の主役級に躍り出るかの試金石となるレースだろう。ここは対抗評価で。

▲単穴 スタニングローズ

前走、こぶし賞の勝ち馬。

少頭数のレースではあったがしっかり勝ちきっている所を評価したい。
重賞でもしっかりと掲示板は確保しており、ここでも十分に通用すると思われる。
このレースの結果次第では、今後のローテーションが大きく変わってくる可能性もあり、負けられない一戦だろう。
ここは単穴で。

「コルベイユ」「ダイム」

前者はデビュー3戦目にしての未勝利勝ちからの臨戦馬。
データ的にはあまり思わしくない形ではあるが、1400、1200と使って1800メートルでようやく結果を出せた。
この距離が適正距離であれば、ここでも良い勝負をしてくれるのではないか。
期待感も込めて△連下評価で。

後者は新馬・未勝利とも2000メートルで使い、前走勝ち切って、当レースに参戦。
距離的な不安要素はなく、しっかりと実力を出せば勝ち切れるのではないかと思われる。
前走が重馬場であった事もあり、良馬場ではこの世代ではかなり早いタイムも期待出来そうな数字であった為、ここは☆注意としたい。

これらの内容を上記のデータと共にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。