【G3】第27回 KBS京都賞 ファンタジーステークス 過去10年のデータで見えた、買いたい馬はコレだ!
阪神競馬場 1400メートル(芝)で行われる2歳オープン牝馬戦
近年、当レースの勝ち馬から【JRA最優秀2歳牝馬】のタイトルを獲得した馬を二頭輩出している。
2019年の「レシステンシア」や2018年の「ダノンファンタジー」などがそれに該当する。
また、直近2年では「ウォーターナビレラ」「ナムラクレア」など優秀な牝馬が当レースでの勝利を足掛かりにステップアップしていっている事から、年末の2歳牝馬GⅠや3歳クラシックなどの有力候補が垣間見えるのではなかろうか。
今回も過去10年の結果より好走馬の傾向を探っていきたいと思う。
Contents
注目ポイント
前走の最終コーナー通過順位
過去10年の3着内馬30頭中27頭は前走最終コーナーの通過順位が2番手以下であった。
前走でハナを切って逃げた馬の3着内率は11.5%で、1着1頭、2着2頭、3着0頭、4着以下23頭となっている。
直近4年に絞ると3着内率は0%と1頭も馬券に絡んでいない事がわかる。
よって、ハナを切って逃げるタイプにとっては相性が悪いレースと言えるだろう。
ローテーション
過去10年の3着内馬30頭中25頭は前走間隔が中4週以上であった。
中3週以内の馬は3着内率が10.6%と苦戦傾向にある。
前者の3着内率30.5%に対し3分の1の割合となっているので、出走間隔が狭い馬は割引が必要だろう。
前走好走していた馬が中心
こちらは過去7年のデータとなるが、前走着順4着以内の馬から全体の95.2%となる3着内入線率が結果として出ており、前走5着以下の馬はノーチャンスと言っても過言ではないだろう。
ここを切って良いとなると選択肢も狭められて選定が容易になる場合があるかもしれない。
前走距離
こちら過去6年のデータとなるが、前走距離1400メートル以上のレースを使ってきた馬の3着内率45.0%と非常に高水準。
次いで1400メートルを使ってきた馬の24.0%。1400メートル未満のレースからの臨戦馬は3着内率11.5%と苦境に立たされている事も覚えておきたい。
1400メートル以下(1400メートル含む)のレースを使ってきた馬の中でも好走率が高いのは、馬体重が450キログラム以上の比較的馬格のある馬であった。
450キログラム未満の3着内率が3.7%であったのに対し、450キログラム以上の馬の3着内率は33.3%と一気に跳ね上がる事も覚えておきたい。
以上の内容とデータを元に当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う
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推奨馬
◎本命 ブトンドール
前走「函館2歳ステークス」1着からの臨戦馬。
新馬勝ちからの2連勝。
馬格もあり最終コーナー通過順位などデータ的にも好走条件は揃っている。
前走距離が1200メートルではあるが前述の通り478キロとメンバー内最大サイズの馬格でフォローも出来ており、出走間隔も7月からしっかりと休養を挟んで盤石だ。
ここは本命で。
〇対抗 バレリーナ
前走「小倉2歳ステークス」2着からの臨戦馬。
こちらも本命馬とほぼ同じ評価であるものの前走2着、馬体重456キログラムと当日450キログラムを割るきわどい馬格であり、実績的には本命馬と差はないが諸々を加味して対抗評価としたい。
▲単穴 レッドヒルシューズ
前走「新馬戦」1着からの臨戦馬。
こちらは1600メートルを使っており、上記2頭と違いマイルでも前で競馬出来る強みがある。
今回も前走勝ち切った内容通りの競馬が出来れば無傷の重賞勝ちを果たしても不思議ではない。
また、18頭の多頭数で勝利している部分も高く評価したいところだ。
ここは単穴評価で。
「アロマデローサ」「サラサハウプリティ」
前者は前走「ききょうステークス」1着からの臨戦馬。
デビュー戦1200メートル、前走1400メートル共に0.2秒差の中団前めからの差し切り勝ち。
今回も同様のレース運びをすれば勝利の可能性も高いだろう。
ここは△連下評価で。
後者は前走「サフラン賞」2着からの臨戦馬。
デビュー戦1500メートルで勝利を収めており、続く2戦目でも2着と好走している。
距離が短い方が良いのであれば今回逆転Vの可能性も大いにあり得るのではなかろうか。
ここは☆注意評価で。
以上の内容とデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。
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