【カペラステークス】買うべき馬は?展望・考察・推奨馬
中山競馬場 1200メートル(ダート)で行われる3歳以上オープン戦
当レースは今後のダート短距離の主役級の活躍を見せるであろう馬が出走する重要な一戦。
昨年2着のレッドルゼルがJBCスプリント(JpnⅠ)を制するなど、新星登場も期待出来る。
今回は当レースの過去10年の傾向を探りつつ考察していきたいと思う。
まずは、近年の出走馬の馬齢に注目したい。
直近の5年では5歳以上の馬が一勝も挙げられず不振。
4歳以下の馬が優勢である事は間違いないだろう。
そして、4歳以下の優勝馬の全てが牡馬・せん馬であった事も注目しておきたい。
前述の補足だが、当レースは牝馬が不振。
過去10年の3着内馬の30頭中28頭が牡馬・せん馬であった。
そもそも牝馬の出走頭数自体が少ないが、3着内率9.5%という数字は頂けない。
約6倍の出走頭数の牡馬・せん馬の3着内率が20.4%と考えると猶更だ。
しかし、その3着内の1頭は勝ち星を挙げている為、過信は禁物だがメンバー内で最上位クラスに信頼できる馬であれば考えても良いだろう。
前走の調子にも注目したい。
過去10年の3着内馬の30頭中26頭は、前走の着順が9着以内であった。
しかし、10着以下または競走中止となった馬は3着内率9.1%と苦戦。2016年以降の過去5年に絞ると3着1頭と3着内率4.0%と更に厳しい状況となる。
前走で10着以下の敗退馬は評価出来ない結果が出ている。
また、2016年以降の出走馬の内、前走が海外出走の馬を除いた馬で、前走の最終コーナーの通過順位別の戦績を見てみると、3着内馬15頭は全て前走の最終コーナー通過順位が10番手以内という所もひとつのポイントになるだろう。
オープンクラスでの勝利した際の脚質も重要
過去5年に限るが、JRAのオープンクラスのレースにて、1着且つ上がり3ハロンの順位が3位以内となった経験のある馬に注目したい。
この条件に該当する馬は、3着内率が34.5%と非常に優秀。
末脚勝負の競馬でオープンクラスのレースを勝利した経験のある馬は評価出来るポイントだ。
最後にローテーションも見ていこう。
過去5年の3着内馬15頭中12頭は、前走出走との間隔が中3週以上。しかし、中2週以内の馬は3着内率10.3%と苦戦傾向にある。臨戦過程に余裕がある馬から馬券を組むのが吉か。
以上のデータを踏まえ、当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う。
推奨馬
◎本命 デュアリスト
唯一、上述のデータに合致する馬。
3歳と未知数ではあるが、過去の傾向から勝利しても不思議ではない。
しかし、相手は実績最上位クラスの歴戦の古馬も参戦する為、非常に難しい。
ここはデータを重視して本命に。
○対抗 モズスーパーフレア
言わずと知れたGⅠ馬。
高松宮記念勝利後、芝のレースで不調の為か、ダートを使うようになってきた。
JBCスプリントに2年連続出走中で、4着→3着と成果をあげてきている。
最強の対抗馬として当馬を選定。
▲単穴 オメガレインボー
オープンクラスの常連。
GⅢなどでもよく見かける当馬。
春先から始動し、冬に調子を落とすことが懸念材料ではあるが、ここまで直近のレースでは馬券圏内をはずしておらず、相手候補として申し分はないだろう。
ここは単穴で。
「リュウノユキナ」「ミスズグランドオー」前者は実績上位、後者はオープンクラスを戦ってはいないが好調の為、連下と注意評価としたい。
今回の出走馬は上述の条件に当てはまる馬が少ない為、このような選定となった。
上記のデータと合わせてご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。
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