【中日新聞杯】買うべき馬は?展望・推奨馬

中京競馬場 2000メートル(芝)で行われる3歳オープンハンデ戦

2017年に現行のレースとなり、初年度は単勝1番人気、2番人気の連対という堅い決着となったが、2018年以降は8番人気以下の馬が、毎年連対するなどハンデ戦ならではの難解なレースに様変わりしてきている。
今回は現行レースと同条件の過去4年のデータより考察していきたいと思う。

3歳馬・4歳馬が中心。

過去4年の連対を見ても1,2着計8頭のうち7頭が3歳と4歳から出ている。
5歳以上の勝利はなく、7歳以上の馬が1度だけ連対している程度。

その中でも特に目を見張るのが4歳馬だ。
3着内に入った12頭中8頭と全体の66.6%にものぼる数値だ。
ここは5歳以上の馬は一度考えずに馬券を組んだ方が懸命なレースになりそうだ。

また、牝馬も出走数が少ないながら2頭連対している。
「サトノガーネット」や「シゲルピンクダイヤ」などが人気薄で好走していた為、上記の年齢で牝馬の出走がある際は注目してみるのも良いだろう。

前走から距離を変更してきた馬が好結果を出している。

当レースと同様の2000メートルからの出走馬は、0勝と苦戦してはいるもの、2着3頭、3着3頭と好走率は非常に高い。
しかしながら、1着候補にするのはあまり好ましくない事を覚えておきたい。

そして、1800メートルからの臨戦馬は3着内率37.5%と最高値を叩き出している。

1~3着まで1頭ずつ入っており、連対率も25.0%と悪くない。
また2200メートルからの臨戦馬は2勝しているものの、2着3着はゼロ。

このデータから頭に据えるべきは距離変更してきた馬と、相手馬に2000メートルからの臨戦馬で有力な馬を狙っていくのが良いかと思われる。

最後に斤量にも注目したい。

当レースでは55キロ以上のハンデを背負った馬が、過去四年間で1着3回、2着2回、3着3回と好走している。

軽ハンデの馬よりは地力のある負担重量多めの有力馬から馬券を組むのがセオリーとなりそうだ。
しかし、54キロ以下の軽ハンデも見逃せない。
何故なら軽ハンデを背負った8番人気以下の馬が3頭連対しているからである。

ここはハンデという事も相まって、特に馬格の小さな馬などは追い風になるのではないかと思う。

以上の内容を元に、当レースの推奨馬を挙げていきたい。

推奨馬

◎本命 アドマイヤビルゴ

データ的に一番合致している当馬。鞍上も武豊騎手とベテラン。
現状紹介したデータではこの馬が最も勝利に近いと思われる為、本命に推す。

○対抗 ディアマンミノル

前走は>アルゼンチン共和国杯(2500メートル)からの臨戦馬。
直近2戦は距離を長めのレースを使っていたが、ここに来て2000メートルの主戦場に戻してきたという事は…?
そして、今回メンバー内でも負担重量の軽い54キロ。
馬格も然程大きくないので軽ハンデがプラスに出ると想定される。ここは対抗で。

▲単穴 プレシャスブルー

7歳と高齢馬だが、ここから過去勝利馬が2頭出ている。

戦績も2着、3着と直近だけで見てもほとんどが掲示板圏内。
馬格の小さな馬だがメンバー内では負担重量が軽い方。
これも追い風となるか。ここは単穴候補で。

キングオブコージ」「ラーゴム」なども気になるが、あくまでデータ重視。
後者はデータ的に入れても良かったのだが、僅差で上記の単穴候補に及ばないと判断したため、こちらに記すこととした。
上記のデータとあわせて、ご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。

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