【第17回 キーンランドカップ】過去10年のデータで見えてきた、ぜひ買いたい推奨馬は？

札幌競馬場 1200メートル（芝）で行われる3歳以上オープン戦

サマースプリントシリーズの第5戦目として知られる当レース。

また、「スプリンターズステークス」の前哨戦に位置づけられているという別の顔もあわせもつ重賞だ。
今回は函館開催の2013年含め過去10年の結果より好走馬の共通項を探って行きたいと思う。

単勝オッズに注目

過去10年の3着内馬30頭中22頭は5番人気以内であった。

下位人気の台頭は難しく過去に2017年の「エポワス」（12番人気）の1着1回のみ。
その他は6～9番人気の馬が7頭3着内に入線している。

基本的には1番人気から9番人気の馬で上手く馬券構築をしていく事で勝率が上がりそうな傾向が強く出ている。
以降のデータと照らし合わせて、レース当日にそういった部分を意識すると良いかもしれない。

性別にも注目

過去10年の性別成績は牝馬が優勢な結果が出ている。
まずは下記のデータをご覧頂きたい。

過去10年の牡馬・せん馬の戦績

1着3頭、2着5頭、3着4頭、4着以下77頭
勝率3.4％　3着内率13.5％

過去10年の牝馬の戦績

1着7頭、2着5頭、3着6頭、4着以下46頭
勝率10.9％　3着内率28.1％

と、この様に牡馬・せん馬の出走数が大いにも関わらず、全てにおいて牝馬がリードする形となっている。
牝馬の有力どころから馬券を組むことが勝利の秘訣になるのではなかろうか。

馬齢にも注目

過去10年の3着内馬30頭中25頭は5歳以下の馬であった。

更に連対馬に絞ると20頭中18頭と全体の9割にも及ぶ。
6歳以上での勝ち星は冒頭に挙げた2017年の「エポワス」（12番人気）のみという事で、単勝オッズごとの勝率など含め異例中の異例だったのだろう。

基本的には軸にするのは5歳以下の馬からがベターだろう。

馬番にも気を付けたい

こちらは2013年の函館開催を除く9回で調べてみたものだが、外枠に行くほど好走率が上がる傾向にある。
一覧にしてみたので下記をご覧頂く方がわかりやすいだろう。

1番～3番

1着1頭、2着0頭、3着0頭、4着以下26頭
勝率3.7％　3着内率3.7％

4番～6番

1着0頭、2着2頭、3着2頭、4着以下23頭
勝率0％　3着内率14.8％

7番～9番

1着2頭、2着3頭、3着1頭、4着以下21頭
勝率7.4％　3着内率22.2％

10番～12番

1着2頭、2着2頭、3着3頭、4着以下20頭
勝率7.4％　3着内率25.9％

13番～16番

1着4頭、2着2頭、3着3頭、4着以下20頭
勝率13.8％　3着内率31.0％

と、この様な結果になっている。
内よりも外が優勢傾向にあるので、上記のデータに合致する馬が外枠にいた際には選んでみても良いかもしれない。

以上の内容とデータを元に当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う

推奨馬

◎本命　レイハリア

前走「函館スプリントステークス」4着からの臨戦馬。

年明けは不甲斐ないレースをしていたが、前走から復調気配が見られる。
馬齢や性別、馬番も好材料となって、復活の追い風になっている。

元々重賞を勝つだけの力は持っているので、古馬になってから足踏みした感はあるが、ここで一皮むけてもおかしくはない。
ここは本命で。

〇対抗　ジュビリーヘッド

前走「青函ステークス」2着からの臨戦馬。

前々走の「函館スプリントステークス」では本命に推した「レイハリア」に先着しており、重賞勝ちの実績はないものの、直近の出来ではこちらの方が安定感があると言っても過言ではない。

過去に大崩れしたのは15着の一回のみで、その他は悪くとも真ん中辺りの着順にはおり、3着内率も非常に高いのでここでも好走するのではなかろうか。
ここは対抗で。

▲単穴　ウインマーベル

前走「葵ステークス」1着からの臨戦馬。

前走0.4秒差の圧勝の勢いで挑んできた当馬。
古馬とぶつかる事でどういった走りを見せてくれるかが肝になってくるだろう。
前走と変わらず高パフォーマンスを見せる事が出来るのであれば、一発があってもおかしくはない。
ここは未知数な部分もあるので単穴評価で。

「エイティーンガール」「トウシンマカオ」

前者は前走「高松宮記念」8着からの臨戦馬。

近年短距離GⅠでお馴染みの当馬だが成績は安定せずむらっけが多い。
しかし、2年連続1着、2着と連対している実績は侮れない。
相性の良い当レースで何かを起こす可能性がある6歳以上の馬はこの馬だけではないかと思い、ここは△連下評価として抑えておきたい。

後者は前走「ＮＨＫマイル」8着からの臨戦馬。

1400メートルから1600メートルを主戦場として戦ってきたが、今回初の1200メートル。
基本前につけて走る事が多く上手く立ち回れば短距離の方がその先行力を活かせるかもしれない。

この馬の展開になれば馬券圏内に食い込んでくることもあるかもしれない。
ここは☆注意評価で。

以上の内容とデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。

G3キーンランドカップ過去データ

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