【凱旋門賞2022】出走表、予想時の注目点、過去データ、推奨馬

コラム 2022.09.27 2022.09.30

今年もやってくる。
世界最高峰のG1レース凱旋門賞が、10月2日（日）日本時間23時5分発走、フランス・パリロンシャン競馬場で開催される。

上位人気が想定される、ルクセンブルク・アルピニスタ・ヴァデニで決まるのか？
そして日本馬はここに割って入れるのか？

様々な角度から注目を集めそうな2022凱旋門賞ですが、当ブログの推奨馬は？

どんなレース？

日程	10月2日（日）23時5分発走　※日本時間
開催地	フランス　パリロンシャン競馬場
距離	芝2,400メートル
条件	3歳以上
斤量	3歳牡馬56.5kg、4歳以上牡馬59.5kg、牝馬-1.5kg

賞金は、1着1,714,200ユーロ、賞金総額　300万ユーロとなっている。

昨年度の凱旋門賞＜引用元：小梅さん＞

TV・ラジオ中継

2022凱旋門賞の中継は下記放送でチェックできます！

テレビ

フジテレビ「Mr.サンデー×S-PARK　超合体SP」
10月2日（日曜）　22時00分から24時40分（予定）

グリーンチャンネル

「2022凱旋門賞中継」
10月2日（日曜）　22時00分から24時00分

ラジオNIKKEI第1

「凱旋門賞実況中継」
10月2日（日曜）　22時30分から23時30分（予定）

出走予定の日本馬

馬名	騎手	前走
タイトルホルダー	横山和生	宝塚記念1着
ディープボンド	川田将雅	宝塚記念4着
ドウデュース	武豊	ニエル賞4着
ステイフーリッシュ	C.ルメール	ドーヴィル大賞2着

2022年の凱旋門賞、日本馬は4頭出走予定です。

ここまで凱旋門賞における日本馬の最高着順は
1999年　エルコンドルパサー（蛯名騎手）
2010年　ナカヤマフェスタ（蛯名騎手）
2012年　オルフェーヴル（C.スミヨン騎手）
2013年　オルフェーヴル（C.スミヨン騎手）
と、すべて2着。

過去に日本馬も幾度と挑戦したが、勝利を確信したかの様な走りを見せた「オルフェーブル」でさえも2着までという苦汁を味わう結果が続いている。
今年の「タイトルホルダー」の圧巻の走りに期待を寄せずにはいられないところだ。
今年は兄の「横山和生騎手」が絶好調で、昨年の弟の「横山武騎手」以上のビッグタイトルを獲得出来るか。
といった所だろう。

日本馬よ、今年こそ悲願達成を！

過去配当

年	単勝	馬連	三連複	三連単
2021	11,050円	20,960円	16,780円	246,370円
2020	1,220円	4,530円	10,330円	101,080円
2019	3,440円	1,560円	2,490円	32,990円
2018	170円	590円	5,050円	10,850円
2017	180円	1,550円	3,550円	10,600円
2016	780円	13,800円	55,290円	380,060円

上の表は、JRAで凱旋門賞の馬券が発売開始された2016年以降の主な券種の配当です。
6度の発売のうち、実に3度も10万円以上の馬券が出ているあたり、予想の難しさがうかがえる。

出走表

ゲート	馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	厩舎
1	10	メンドシーノ	牡4	59.5	ピーヒュ	海外シュタイ
2	15	ヴァデニ	牡3	56.5	スミヨン	海外ルジェ
3	19	ドウデュース	牡3	56.5	武豊	栗東友道康夫
4	16	アルハキーム	牡3	56.5	Ｃ．デム	海外ルジェ
5	6	ディープボンド	牡5	59.5	川田将雅	栗東大久保龍
6	14	アルピニスタ	牝5	58	モリス	海外プレスコ
7	18	ウエストオーバー	牡3	56.5	ホーンビ	海外ベケット
8	20	ルクセンブルク	牡3	56.5	ムーア	海外オブライ
9	13	グランドグローリー	牝6	58	ギュイヨ	海外ビエトリ
10	11	タイトルホルダー	牡4	59.5	横山和生	美浦栗田徹
11	17	オネスト	牡3	56.5	パスキエ	海外シャペ
12	5	アレンカー	牡4	59.5	マーカン	海外ハガス
13	12	バブルギフト	牡4	59.5	ペリエ	海外デルザン
14	7	ブルーム	牡6	59.5	ローダン	海外オブライ
15	4	シリウェイ	牡4	59.5	バルザロ	海外グラファ
16	9	モスターダフ	牡4	59.5	クローリ	海外ゴスデン
17	1	ミシュリフ	牡5	59.5	ビュイッ	海外ゴスデン
18	2	トルカータータッソ	牡5	59.5	デットー	海外ヴァイス
19	3	マレオーストラリス	牡5	59.5	ムルザバ	海外ファーブ
20	8	ステイフーリッシュ	牡7	59.5	ルメール	栗東矢作芳人

予想時注目ポイント

①馬齢

凱旋門賞は3歳馬の斤量が圧倒的に軽く有利な傾向にあるレースだ。
しかしながら、実は4歳馬の方が有利傾向にあるレースである事を覚えておきたい。

過去10年の3歳馬の戦績

1着4頭、2着1頭、3着7頭、4着以下60頭
勝率5.6％　3着内率16.7％

過去10年の4歳馬の戦績

1着5頭、2着5頭、3着2頭、4着以下45頭
勝率8.8％　3着内率21.1％

過去10年の5歳馬の戦績

1着1頭、2着4頭、3着1頭、4着以下28頭
勝率2.9％　3着内率17.6％

過去10年の6歳以上の馬の戦績

1着0頭、2着0頭、3着0頭、4着以下7頭
勝率0％　3着内率0％

直近10年の結果ではこういった形ではあるが、ここまで100回開催の60勝は3歳馬から出ているので、その辺りも踏まえて考えた方が良いかもしれない事も覚えておこう。

②性別

こちらも牝馬が斤量の恩恵もあり直近のデータでは非常に強い。

過去10年の牡馬の戦績

1着4頭、2着7頭、3着8頭、4着以下111頭
勝率3.1％　3着内率14.6％

過去10年の牝馬の戦績

1着6頭、2着3頭、3着2頭、4着以下29頭
勝率15.0％　3着内率27.5％

過去10年ではこう言った結果になるが、全100回で牝馬の勝利は24回となっており、勝利数は牡馬の方が圧倒的に多い事も覚えておきたい。

③前走着順

過去10年の結果を見ると前走1着馬は1着5頭、2着5頭、3着7頭と全体の半数以上の馬券圏内率を誇っている。
それに続くのが前走2着馬の1着1頭、2着4頭、3着3頭となっており、前走2着までの馬で馬券圏内をほぼ独占している為、前走成績で連対を外している馬は軽視しても良さそうだ。

※但し、アイルランドチャンピオンステークス（GⅠ）のみ上記に限らず巻き返しも可能であると覚えておこう。

血統知識

「ガリデイン」と言われるヨーロッパの配合理論の一つであるGalileo系とデインヒル系の配合馬が多く3着内に入線しているかと思いきや、然程多くもなくこれらの配合理論も直仔や孫の世代へと変遷を遂げる時期に来ており変革が起こり始めているかもしれない。

2019年3着、2020年の勝ち馬「ソットサス」がこの配合理論に基づいており父の母父がデインヒル、母父がGalileoとなっている。
この血統を持つ馬を選びつつ、日本馬を応援して見るのも面白いかもしれない。

当ブログ推奨馬

ルクセンブルク

2歳時に「フューチュリティトロフィー（GⅠ）」を制覇し「イギリスダービー（GⅠ）」の最有力候補と見られていたが、出遅れや脚部不安などで3着敗退。

出走回避に見舞われたが、復帰戦の「ロイヤルホイップステークス（GⅢ）」を勝利。前走の「アイルランドチャンピオンステークス（GⅠ）」ではフランスダービー馬である「ヴァデニ」、「パリ大賞（GⅠ）」の勝ち馬「オネスト」を下し実力を証明し、満を持しての出走という事もあり現在一番人気に推されている。（執筆時）

トルカータータッソ

昨年の覇者で直近のGⅠでも2着2回と好走している。
連覇の可能性は大いにあるだろう。

2年連続馬券に絡む事も珍しくなく、「エネイブル」の連覇や我らが日本馬「オルフェーブル」2着2回など馬券圏内に同じ顔ぶれが並ぶことも珍しくない。
上述の「ソットサス」なども3着、1着と2年連続馬券圏内に入っている為、この馬も要チェックの1頭だろう。

タイトルホルダー

この馬の日本での近走のパフォーマンスは異次元のもので、この馬の適正距離では国内に敵はいないのではないか？といった様なパフォーマンスを連発している為、期待せざるを得ない。
これまで、日本馬が勝てない「凱旋門賞」を勝利に導く可能性を秘めているのではなかろうか。
「オルフェーブル」以来の期待感を筆者は抱いているが結果は果たしてどうなるだろうか。

以上の内容とデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。