【G3】第18回 夕刊フジ賞 オーシャンステークス 過去10年のデータで見えた、買いたい馬はコレだ!

中山競馬場 1200メートル(芝)で行われる4歳以上オープン戦
穴馬の台頭目覚ましい「高松宮記念」の前哨戦。
昨年は3番人気以内の馬が全て着外に沈み、8番人気の「ナランフレグ」が勝利を収め、3着には17番人気の「キルロード」が突っ込んでくるなどで波乱の決着となった。
この2頭は「オーシャンステークス」からの臨戦馬でローテーションにも注目したい。
今回も過去10年の結果より好走馬の傾向を探っていきたいと思う。
Contents
注目ポイント
適正
前走が中山競馬場の1200メートル芝(オープン特別)からの臨戦馬が活躍中。
過去10年の3着内馬30頭中19頭は、中山競馬場の1200メートル芝開催のオープンクラスのレースにて3着内入線経験のある馬であった。
更に、この条件に合致する馬が単勝人気が2番人気以内に推されていた際は、1着5頭、2着4頭、3着1頭、4着以下2頭で3着内率が83.3%となっており、全幅の信頼を寄せても良さそうな結果を残している。
よって、中山競馬場1200メートル芝のオープンクラスの実績は要チェックかもしれない。
馬格のある馬にも注目したい
過去10年の馬体重別で成績を調べたところ、馬体重が重たい馬ほど3着内率が高くなっていた。
520キログラム以上の馬に勝ち星はないが、全12頭出走中8頭が3着内入線と、3着内率が66.7%と非常に期待値が高い。
また、単勝人気が6番人気以下の馬が過去10年で9頭馬券に絡んでいるが、その内7頭の馬体重が500キログラム以上であった。
馬格のある馬から伏兵馬の台頭が目立つため、その辺りも頭に入れておくと良さそうだ。
ローテーション
過去10年の前走別成績を見たところ、海外GⅠ組は2020年の勝ち馬「ダノンスマッシュ」など全3頭出走し、2頭が3着内入線していた。
JRAのGⅠ組は勝ち星こそないが、「スプリンターズステークス」からの臨戦馬は1着0頭、2着1頭、3着2頭、4着以下3頭で3着内率は50.0%となっていた。
3着内の頭数だけで言えば、GⅢ組が最多となっており、中でも「シルクロードステークス」組がGⅢ組の3着内馬全13頭中8頭と大部分を占めている。
目を見張るのは「シルクロードステークス」が中京競馬場で開催された直近2年は1着2頭、2着1頭、3着1頭、4着以下3頭で3着内率が57.1%と高水準。
また、前走がオープン特別組は以下の条件に当てはまれば期待値が高い。
前走が中山競馬場開催の1200メートル芝で連対していた馬。
特に「カーバンクルステークス」「ラピスラズリステークス」からの臨戦馬は勝率が30.8%と全ローテーション中最高の数値を叩き出している。
以上の内容とデータを元に当レースの推奨馬を挙げていきたいと思う
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推奨馬
◎本命 ジュビリーヘッド
前走「カーバンクルステークス」1着からの臨戦馬。
データ的に最も勝率が高くなっており、3着内率で見ても57.1%のデータが示す通り、軸としての信頼度は高そうだ。
今年もデータ通りの結果となるのであれば1着の可能性、3着内の可能性を見てもトップクラスの水準となっている為、文句なしの本命としたい。
〇対抗 ナランフレグ
前走「香港スプリント」10着からの臨戦馬。
海外GⅠからの臨戦馬は過去3頭中2頭馬券に絡んでおり、当馬は昨年の覇者でもあり無視できない存在となっている。
今回も年齢を一つ重ね、円熟期を迎えての参戦となり、多少の劣化は見られるかもしれないが、直近の国内実績的にこの距離では十二分に勝ち負けの戦いが出来るのではなかろうか。
ここは対抗評価で。
▲単穴 マリアズハート
前走「シルクロードステークス」5着からの臨戦馬。
ここまで直近4走では、馬券圏内入線はないが、掲示板2回確保や前回の「スプリンターズステークス」で8着(タイム差0.5秒)とまずまずの結果を残している。
臨戦過程のデータ等と照らし合わせ好走の可能性はありそうだ。
GⅢ組の成績が思わしくないメンバーばかりの中、当馬が一番可能性を見いだせる内容の為ここは単穴評価で。
「キミワクイーン」「ヴェントヴォーチェ」
前者は前走「サンライズステークス」1着からの臨戦馬。
3勝クラスからの臨戦馬ではあるが、ここ数戦連対をはずしておらず、3勝クラスからも1勝含む3着内馬は過去に2頭存在しており、一定の期待値は持っても良さそうだ。
上記3頭と比べデータ的にも実績的にも弱い為、ここは△連下評価としたい。
後者は前走「スプリンターズステークス」11着からの臨戦馬。
前走国内GⅠ組は勝ち切れてはいないものの3着内率は非常に高い。
前々走の「キーンランドカップ」1着以外は成績が安定せず凡走が続いているが、ここで何か起こす可能性は無きにしも非ず。
注意したい一頭という事で☆注意評価としたい。
以上の内容とデータを元にご自身の予想の参考にしてみてはいかがだろうか。
2022年度のオーシャンステークスレース映像
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